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シティーリーグ大阪エクストラ準優勝 パンプジンダストダス

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いわゆる投げ銭スタイルです。ここでの収入は全額Skypeポケカ大会つきのひかり杯の景品代に充当します。

皆様初めまして!普段は奈良県近辺でBW7からポケカをしているひぐらしと申します!

この度、シティーリーグ大阪エクストラで「パンプジンダストダス」という独自構築で準優勝することが出来たので、備忘録目的+エクストラ布教目的で対戦レポを書いていこうと思います。
「エクストラなんて全く知らねぇよ!」って方が読んでもよくわかるように、詳しくテキストやデッキの説明をしたつもりです。

エクストラに参入するにあたって知っておきたいデッキや、僕がこのシティーリーグで対戦したデッキについては簡単に解説しているので、参考にしていただければと思います!

太字のカードは下に画像載せておくので、知らなかったらスクロールしてくださいね。

※僕はまだまだ未熟者です故、間違った考察をしている場合があります。気づいたことがあればTwitterでこっそり教えてください。

こういう方におすすめです。
・この地雷デッキの詳細を知りたいエクストラ勢
・エクストラに興味のあるスタンダードonly勢
・構築を教えて欲しいとDMをくれたアニキ達
・PTCGOでエクストラを何握ろうか迷ってる方

自分でも引くくらい長くなったので、読者さんそれぞれの目的に合わせてルートを作りましたのでこれを参考にしながら読み進めて行ってください。

①エクストラを熟知していて、レシピが気になる方
2章→3章→4章→8章
②エクストラをある程度理解していて、どのように回したか等も知りたい方
2章→3章→4章→5章→8章
③エクストラをそこそこ理解しているが、もっとエクストラを知りたい方
2章→3章→4章→5章→7章→8章
④エクストラの知識がほとんどない方で、エクストラに興味のある方
7章→1章→3章→2章→4章→6章→8章
⑤エクストラの知識がなく、興味もない方
2章→8章
⑥エクストラの知識があり、全部読むつもりの物好きなアニキ・アネキ
1章→2章→3章→4章→5章→6章→7章→8章
⑦エクストラの知識がない、全部読むつもりの物好きなアニキ・アネキ
7章→1章→3章→2章→4章→5章→6章→8章

目次
1章.環境予想
2章.デッキレシピ&基本パターン
3章.各カード採用理由&解説
4章.不採用カード解説
5章.当日のマッチアップ
6章.他の候補デッキ
7章.知っておきたいエクストラデッキ
8章.さいごに

1章.環境予想

エクストラの環境をよむ時の参考資料が限りなく少なく、かなり苦労しました。シティーリーグエクストラ第3シーズン・CL千葉・トレーナーズリーグくらいしかないのです...
それで、僕なりに環境読みをした結果、以下の画像のようになりました。※めっちゃ雑なので画像修正版鋭意作成中。

ハンデスが脅威すぎて、進化デッキを使う人は少なくなると考え、それに伴いゾロアークGXやゲッコウガBreakも少なくなると予想しました。
よって、この三すくみにある程度有利を取れる構築で、かつハンデス相手に先行を取った時に現実的に捲る手段のあるデッキを考えたところ、パンプジンダストダスという結論に行きつきました。

2章.デッキレシピ&基本パターン

これが今回僕が握った構築になります。
EX・GX以上の相手にはどくさいみん光線(後述)→パンプジン「ソウルスクリーム」で1発KOを狙います。必要なパーツはセンパイとコウハイ・時のパズルでサーチ出来るため、要求枚数が多い割には成功しやすいです。
非GX相手にはダストダス「ごみなだれ」で殴りに行きます。「よるのこうしん偽装」(3章.パンプジンラインを参照)が成功すると、ごみなだれダストダスを無警戒でグッズをいっぱい使ってくれるので、基本的に非GXをワンパン出来ないことはないでしょう。
基本的なパターンはこれだけです。そんなに難しいことはしていません。
各デッキに対する特殊な立ち回りはカード採用理由でお話しますね。

3章.各カード採用理由&解説


パンプジンライン3-3
vsTAG Teamの生命線かつデッキコンセプト。
カウンターエネルギー1エネのみで、どくさいみん光線と合わせて「ソウルスクリーム」を撃つと非GX~TAG teamまで全てワンパン出来る優秀な子。
闘タイプデッキにはきあいのタスキが採用されていることが多いため「ぶきみなうたごえ」もよく撃つ。
個人的には3-2で良いと思ったが、思ったよりパンプジンをアララギ博士(後述)で切ったり、サイド落ちしたりすることが多く、不安に感じたため厚めに3投。
バケッチャは初手スタートすると、「よるのこうしん偽装」(※)が出来るので行進バケッチャを採用。

※「よるのこうしん」というXY時代の有名な構築があり、そのデッキに偽装して相手を惑わせること。初手バケッチャスタートしてヤブクロンが見えてない状態だと相手は「よるのこうしん」だと騙されてグッズをいっぱい使ってくれる。
「よるのこうしん」について詳しくは割愛。

ダストダスライン3-3
vs非GXへの生命線かつハンデスデッキへの唯一の抵抗カード。いらない試合はない。
最初は4-3だったが、メタモン◇がいることと、レスキュータンカ2枚採用で足りなくなることはほぼないので3-3で十分。
TAG Team1体をパンプジンで処理して、残りサイド3枚をダストダスで後ろのサブアタッカーやシステムポケモンを潰すという試合も大いにあり得る。
ヤブクロンのアシッドボムを連打してた方が強い局面もたまに起こるのでノータイムでダストダスに進化させないよう注意。
ハンデスデッキ相手には基本的にダストダスが一度ごみなだれを撃つことが出来れば勝ちなので全力で展開すること。

マーシャドー(リセットホール)1
スタジアムがないデッキなのでスタジアムを割る手段として重宝する。
特にこいつがいないとワンダーラビリンス◇のせいでvsサーナイト&ニンフィアデッキが怪しくなる。
また、マッシダストデッキ相手にはアタッカーとしても出勤出来ることを忘れてはいけない。
サイレントラボはマーシャドー自体が止まるためトラッシュ出来ない。

マーシャドー(やぶれかぶれ)1
初手にサポートが来なかった時や欲しいカードが1枚要求の場合は無理矢理引きにいける。
サイレントラボを貼らないハンデスデッキにはミステリートレジャーからマーシャドーで強引に立て直したり出来る点も優秀。
ほぼ毎試合使ったので2枚欲しい。

ミュウ1
バリヤードとの択。共にピカチュウ&ゼクロム・コイキング&ホエルオー・サンダー&ファイヤー&フリーザー(以下:三鳥)のベンチ狙撃から守る役割。
バリヤードはミュウよりHPが10高いが、ミュウは1エネで3点バラ撒いてきあいのタスキを潰したり、どくさいみん光線(後述)の撃ち損ない「ソウルスクリーム」でHPが10になって、ベンチに引っ込んだポケモンを狙撃したり、三鳥デッキに入っているヒンバスを潰してテンポを遅らせたりと色々役割を持つミュウの方を採用した。

ヤレユータン2
終盤のN(後述)やサイレントラボを貼らないハンデスデッキへの対策札。こちらが撃ったNからの復帰も出来るので優秀。

メタモン◇1
メタモン◇に超1エネルギーをつけておけば、どちらに進化してもワンパンが狙えるという状況になりやすい。雑に強い。

ミステリートレジャー4・ハイパーボール2
ミステリートレジャーは脳死で4。
ハイパーボールはネストボール等と択になるが、パンプジンとダストダスの供給に安定感を出したかったのでハイパーボールを2投した。
3投でもよいが、5,6枚目のボール系がほぼ腐る傾向にあるので増やさなくてよい。初手の事故が怖いので抜いてはいけない。
バトルサーチャー(後述)があるので、手札の切るカードに迷ったらとりあえずサポートを落とすということが出来る。

レスキュータンカ2
上手い人なら1枚で十分。
後述のバトルコンプレッサー(後述)でポケモンを落としておくと、山にある好きなポケモンをレスキュータンカで引っ張ってこれることを覚えておきたい。

改造ハンマー2
かなりのパワーカード。
エクストラでは特殊エネルギーがかなり横行していて、特にレインボーエネルギー・ダブル無色エネルギー・ストロングエネルギーダブルドラゴンエネルギーワンダーエネルギーミステリーエネルギーはよく見るので覚えておきたい。
特にワンダーエネルギーを割るのが目的で、ワンダーエネルギーを割らないとパンプジンの「ソウルスクリーム」が通らないのでサーナイト&ニンフィアデッキに勝てなくなる。

バトルコンプレッサー2
入れ替え候補。バトルサーチャー(後述)用にサポートを落としたり、レスキュータンカとのコンボだったり、使わないカードをトラッシュに送ってデッキ圧縮する等強いことは出来るが、必須ではないためサポートを増やした方が強いとも感じた。
LO系統のデッキ相手にはトラッシュに送ると弱い場合がある(5章予選3戦目参照)。

バトルサーチャー4
説明不要の超パワーカード。ほとんどのデッキに4枚入る。
一度使ったサポートや、バトルコンプレッサー・ハイパーボール等でトラッシュに送ったサポートを再利用出来る。
センパイとコウハイ(後述)のおかげで、バトルサーチャー1枚が好きなカード2枚に化ける。弱いわけがない。脳死4投。

どくさいみん光線4
今回のコンセプトのコンボパーツ。パンプジンの「ソウルスクリーム」を撃つ前にこのカードを撃つのを忘れずに。
vsTAG戦以外にもきあいのタスキを潰せたり、手札が事故した場合はねむりで時間稼ぎが出来る。
撃ちたいときに無いと困るため4投。

時のパズル4
1枚使用と2枚使用で効果が違う。どちらもめちゃくちゃ強い。基本的に2枚使用が多いが、手札事故の時に1枚使用がかなり役立つ。
手札に時のパズル1枚の状態でセンパイとコウハイ(後述)を使用して、1枚時のパズルを選び、もう1枚好きなカードを選ぶと、好きなカード3枚に変換出来るので、1枚使用を乱用してはいけない。
センパイとコウハイで時のパズル2枚持ってくるということも多々ある。

パソコン通信1
ACE SPEC枠。ACE SPECのカードはデッキに1枚しか入れられない。プリズムスターとは違い、全ACE SPECのカードから1枚しか入れられない。
山から好きなカード1枚は説明不要のチートクラス。時のパズルで回収することが多い。

アララギ博士(プラターヌ博士)4
BW,XY時代の最強ドローソース。新しく手札7枚をリフレッシュ出来る。
パーツがトラッシュに落ちたとしてもバトルサーチャー・時のパズル・レスキュータンカ等トラッシュから回収出来るカードが多いため連発して問題ないことがほとんど。
3枚に減らしてN(後述)を増やしても良いと思った。
アララギ博士とプラターヌ博士はテキストは同じだが合計4枚以下でもデッキに両方同時に入れられないので注意。

シロナ1
バトルサーチャー・時のパズル・エネルギー等捨てにくいカードが手札にダボついた時かつ、N(後述)を撃ったら不利になる時はアララギではなくシロナを使う。事前にバトルコンプレッサー等でトラッシュに送っておく。入れ替え候補。

N1
「エクストラはNゲー」と言われているのを聞くくらいには強い。スタンダードで言えばリセットスタンプのようなもので、自分の手札もリフレッシュするというメリットであり、デメリットがついている。
終盤に撃つサポートに迷ったらNを撃っておけば相手が事故って試合を拾えることも多々ある。

センパイとコウハイ2
山札から2枚も好きなカードを持ってこれるカードが弱いわけがない。パンプジンの「ソウルスクリーム」でワンパンを狙う時の要求札が少し多いため、確定サーチカードは必須。
時のパズルを持ってくるのがめちゃくちゃ強い。

グズマ2
使わない試合が多いが、無いなら無いで困る場面がちらほら。安定をとって2枚入れた。

基本超エネルギー4 カウンターエネルギー3
要調整箇所。カウンターエネルギーを増やす必要は感じられないが、基本超はもう数枚あってもよい。パンプジンに超2エネを貼って技を撃つこともあるので、「カウンターエネルギーでソウルスクリームを撃つことを前提にして、超エネルギーをとりあえずダストダスに貼る」というプレイングは綱渡り。

4章.不採用カード解説

バケッチャ
この技の効果も強いのだが、行進偽装出来る方が数倍強いので不採用。

ダストダス
ポケモンの道具を入れなかったので不採用。
ポケモンの道具を入れて、このダストダスを入れればルガゾロデッキ・ロンゾロデッキにも勝てる可能性が広がる。

バリヤード
ミュウの採用理由で説明した通りミュウとの選択。

ギラティナ
このポケモンを抜いてしまったため決勝ではどうにもならなかった。このカードを入れると、ゲッコウガBreakデッキやオーロットBreakデッキ相手にワンチャンが生まれる。

タマタマ
ミステリートレジャーやハイパーボールを使う時にタマタマをトラッシュから持ってきてコストにする動きが強い。しかし、このデッキでコストに困ることはほぼない。不採用。

ウソッキー
ゾロアーク系統・白レックデッキへの対策札。ハンデスデッキの横行によってゾロアーク系統は数を減らすと踏んでいたのでゾロアークの対策を切っている。白レックはそもそも居るとは思っていない。不採用。

カプ・テテフGX
50回1人回しをして、初ターンにサポートを撃てなかったのが1回しかなかった。
場に出さずトラッシュに送ったとしても、数戦に1回はターゲットホイッスルで呼び出されるのがストレスでしかない。
終盤のグズマはバトルサーチャー経由で十分事足りる。以上より不採用。

シェイミEX・デデンネGX
入れても良い。欲しいカードを無理やり引きに行けるのは強いが、こいつらへのサーチカードが乏しいのがネック。また、前述通りターゲットホイッスルがウザすぎて僕は採用したくなかった。

ネストボール
ハイパーボール採用理由にもあった通り、パンプジンとダストダスの供給に全力を注ぎたいので不採用。

かるいし
出来れば欲しいカードNo.1。カウンターキャッチャー等で呼ばれたヤレユータンやマーシャドー等を貴重なエネルギーをコストにせず逃げられるので、コントロールデッキ相手にかなり強くなる。パンプジンとダストダスをスイッチしたいときがたくさんあるので非常に便利。

フィールドブロアー
相手についているポケモンの道具を落として「ごみなだれ」の威力をあげる。あると有効な時もあるが、5,6戦に1度有るか無いかなので不採用。

ちからのはちまき
ごみなだれの威力が20点足りないというのは上のフィールドブロアーで書いた通り、5,6戦に1度有るか無いかである。かるいしを入れた方が強い。不採用。

すごいつりざお
レスキュータンカと択を取るが、エネルギーに困ることは少ないし、ポケモンが即復活出来る方が強いと感じた。
エネルギー困ったら、時のパズルで1枚回収すればたいてい間に合う。

リセットスタンプ
サポート権を使わず疑似的にNが撃てる。強いのだが、序盤邪魔になりやすいのと、トラッシュに送ってしまったら回収が面倒なのでNを増やした方が良い。

いのちのしずく
ACE SPEC枠第2候補。非GXとの殴り合いに重宝する。こちらは毎ターンワンパンされる前提で動くので、このカードが仕事をする機会は大いにあるが、他にポケモンの道具が入っていないので、相手がフィールドブロアーを温めていることが多い。折角のACE SPEC枠を無駄にしたくないので不採用。

スクランブルスイッチ
ACE SPEC枠第3候補。超1エネルギーダストダスからパンプジンにスイッチしてもう1枚超エネルギーを貼ってソウルスクリームを撃つのも強いが、前述の通りこちらが毎ターンワンパンされる前提で動くので不採用。


アクロマ
シロナとの入れ替え候補。自分のベンチにポケモンをいっぱい並べるプレイングをしないため不採用。裏を返せば、いっぱいベンチに並べるプレイングをしたらアクロマの方が強い。お好みで。

ゲーチス
先行初手でこいつを撃てればハンデスデッキにかなりの有利が取れる。ハンデスデッキ以外にも事故が期待できる。
僕自身がじゃんけんに弱いのと、このデッキにはカプ・テテフGXが入っていないため初手に好きなサポートを狙って撃つことが出来ないため不採用。

オカルトマニア
出来れば欲しいカードNo.2
このデッキが特性に依存する部分はかなり少ないので、全てのポケモンの特性が止まるのは非常に強い。しかし、ゾロアークGX系統を切っていたり、先行でハンデスデッキへ確定で撃てるわけでもないし、デッキの特性上、相手の展開を妨害するのがとてつもなく強いわけでもない。よって優先度は低くなり、不採用となった。

フラダリ
自分のポケモンを逃がす手段が無いのは困るためグズマを採用。



戒めの祠
5枚目以降の疑似どくさいみん光線。戒めの祠+ソウルスクリームでGX以上はワンパン出来る。ただ、どくさいみん光線4枚で95%足りるので不採用。

ミステリーエネルギー
ヤブクロン・バケッチャ・パンプジン・マーシャドー・ミュウが逃げエネ0になる。
採用したいのは山々だが、エネルギーの枚数が少ないため、改造ハンマーで割られるのが痛すぎる。泣く泣く不採用。

5章.当日のマッチアップ

予選1戦目vsとーしんスペシャル後6-4○
コロコロイチバンのプロモカードであるレジロックを主軸としたデッキ。
ストロングエネルギー等の効果により、ノーリスクで120~160ダメージくらいは安定して繰り出せる。Ωバリアにより、きあいのタスキがフィールドブロアー等でトラッシュされないため、毎ターンきずぐすり・ポケモンセンターのお姉さん等で全回復出来ればきあいのたすきの供給が切れるまで永遠にきぜつしない。
エネルギーが重いように見えるが、グズマが効かないため、みがわりロボを盾にしている間に安全にエネルギーをつけられる。
→つおい

レジロックのΩバリアにより、どくさいみん光線・改造ハンマー・グズマが腐る。手札にあっても得しないのでどんどん切っていく(トレーナーズの効果を受けないだけなので使えるのは使える)。
レジロックにきあいのタスキが付いたが、パンプジンの上技でばらまいて、その後はダストに切り替えてごみなだれ連打で勝利。パンプジン上技2回で、きずぐすり1枚じゃ全回復出来ないのが強い。
改造ハンマー1枚目を使った後にΩバリアの存在に気づいたのは内緒。
余談だが、これが僕が人生で初めてトロピカルビーチとプレーヤーズセレモニーを使った試合となった。
※トロピカルビーチとは、WCS2011・2012会場限定プロモカードで日本語版は100枚前後しかない超貴重カード。

2戦目vsケケンカニ先5-4○
スタンダードでもおなじみのファイトアローンのケケンカニを主軸としたデッキ。
スタンダードとは違って、魅惑のポフレ・ターゲットホイッスル等があるため相手とのベンチ差を作りやすい。
また、スペシャルチャージ・時のパズルによって、ダブル無色エネルギーも問題なく供給できる。
→つおい

この日唯一の先行スタート。
「よるのこうしん偽装」が成功し、後1でグッズを4枚捨ててくれる。ケケンカニの弱点は超タイプなので、グッズ4枚でダストダスのごみなだれでワンパンしていける。
その後はこちらはダストダスを大量生産し、バトルサーチャー等で毎ターンNを打ち、相手のリソースが切れるのをお祈りするゲーム。
先にお相手のケケンカニが切れ、そこで時間いっぱいいっぱいだったので降参で試合が終わる。

3戦目vsフーパカエンジシコントロール後3-1○
「エクストラでフーパ??オカルトマニアで特性消えるからそんなの弱いやん!」残念。それは間違いだ。なぜならキリンリキが入っているから。
一度トラッシュに送られたオカルトマニアはキリンリキの「ロストおくり」によってバトルサーチャーでの回収を封じる。オカルトマニアは多投するカードではないので、最多でも2回撃てば詰むデッキは詰む。
「非GXにはどうするの??」カエンジシグレイシアEXを使うと同様に詰む。このままでは時間切れになる未来が見えるので、恐らくロケット団の工作等を使って山を削っていくのだと思われる。
→つおい
※初めて見るデッキタイプのため、多少憶測が入っている。

こちらの対戦準備引き直しを3回した時点でパンプジンとダストダスと改造ハンマーが見える。この時点でお相手の戦闘力が半分くらいになる。
グレイシアEXの下技のテキストを見ていただければわかるが、「技のダメージを受けない」となっている。よって、パンプジンのソウルスクリームは貫通する。したがって、お相手は僕のデッキを縛る術がなくなり、奥の手のカードもサイド落ちしたらしく、戦闘力0に。降参という形で試合が終わる。

4戦目vsハンデスガブギラ(あむPro)後3-1×
ダブルブレイズが発売されてから、エクストラレギュレーションはじゃんけん大会だと揶揄されるようになった。その原因がこいつ、ムウマージである。
ダート自転車・シェイミEX等でデッキを掘り進め、
やみのいしをサーチし、時のパズル等でやみのいしを回収しながら「ふしぎなことづけ」を3回撃ち、相手のサイドを3枚にする。そこからリセットスタンプを撃ち、その後こわいおねえさんで相手のハンドを0にする。
この時点で既にヤバイのだが、ここからさらにザクザクピッケルで相手のデッキトップを操作し、トップ解決を許さない。
ダブルドラゴンエネルギー&くろおびにより、後1からでも技が撃てる。ヤレユータンはジージーエンドGXでおさらばするので問題ない。
→つおい

先行をお相手にとられ、順当に僕の手札が0枚となり、ザクザクピッケルでトップ操作というフルコンボ達成。僕の場にはマーシャドー1体のみだったため、何も出来ずに試合終了。プロの構築は一味も二味も違った。 

5戦目vsサンダー&ファイヤー&フリーザー後6-0○

スタンダードでは要求札が多く、扱いがかなり難しいサンダー&ファイヤー&フリーザーデッキ(以下三鳥)だが、エクストラではバトルコンプレッサー・トキワの森・ピーピーマックスミロカロスのエナジーグレイスを駆使して三鳥にエネルギーをつけることが出来る。
また、スカイレジェンド後の復帰も早いので安定して毎ターン210ダメージ以上を繰り出せる。
→つおい

この三鳥デッキを使っている方と前日のトレーナーズリーグエクストラで対戦していたので、お互い手の内がバレている状態でのスタート。前日はオカルトマニア→スカイレジェンドGXでミュウを貫通されて敗北している。
しかもパンプジンで初見殺しが出来ないため非常に困った。
しかし、この対戦ではお相手のデッキが事故りに事故り、4ターンドローゴーだったため、パンプジンのソウルスクリーム+どくさいみん光線を2回三鳥に撃って勝利。ここにきて初めてコンセプト通りにデッキが回った。
採用理由で述べた通り、普通はミュウでヒンバスを潰しながら戦う。

決勝トナメ
1回戦vsゲッコウガ&ゾロアーク後6-3○

スタンダードではまだ息を潜めているゲッコウガ&ゾロアーク(以下:ゲコゾロ)だが、エクストラではTier1と言っても差し支えない。
ピーピーマックスダークパッチダークライGXでエネルギー加速を爆速で行うことができ、また、ダークライEXで逃げるエネルギーが0になる。どくさいみん光線+ダークライGX「デッドエンドGX」で問答無用できぜつさせるという芸当も無理なく行える。また、ミュウ(はじまりのきおく)を使うことでサイドを3-3で取られて終わるということを回避出来る。シェイミEX等と絡ませれば、後1から200ダメージ超えも不可能な話ではない。
→つおい

この対戦はこの日一番キレイに回った。
初手ヤブクロンスタート後ろにバケッチャ。
次ターンに前のヤブクロンがゲコゾロに倒される。バケッチャが前に出て、パンプジン進化→カウンターエネルギー→どくさいみん光線→ソウルスクリームをキレイに決める。
次ターンにピーピーマックスが2回ハズレるという強運を引き、手貼り→ダークパッチでしぶしぶゲコゾロで殴ってくる。
次ターンにベンチにバケッチャを出して超エネルギー手貼りしてターンを返す。
ここでお相手が後ろのバケッチャを倒せず、前にいたマーシャドーを倒す。
マーシャドーを倒してくれたので、センパイとコウハイを使ってパンプジンと超エネルギーを持ってきて、進化→超エネルギー手貼り→どくさいみん光線→ソウルスクリームがゲコゾロに決まって試合終了。わずか4ターンでサイドを取りきる一番良い形で勝利。

準決勝vsガブギラ後5-3○
ご本人の独自構築であり、Twitterで名前を出してしまった+ご本人のTwitterで何も言及されていないため詳しくは省略する。あむProとは別の型のガブギラ。
→ここまで上がってくるのだからどのみちつおい

お相手が初手であまり動けず、ハンド潤沢で僕のターンへ。出来るだけデッキ圧縮・ベンチ展開をしてターンを返す。次ターンにハンドが0枚になるが、トップでヤレユータンを引き、さいはいで勝ちまで2枚要求を2枚とも引くという神引きをする。そのままバトルポケモンを倒してベンチ切れで勝利。明らかにお相手の方が一枚も二枚も上手だったが、引きがポケモンカードを始めてから約5年間で一番強かった。

決勝vsオーロット後1-5×
はい、遂にここで出ました。XY環境の問題児オーロット君。先1からミツルで自分はグッズを使いまくって、相手にグッズを使わせない。後攻だとしても1エネルギーもしくは次元の谷+エネルギー無しでボクレーの「かくせい」で進化出来る。
Break進化すると次元の谷込み超1エネルギーで全体に30ずつバラ撒くことができる。マーシャドーのやぶれかぶれで相手の手札事故を誘発する。
→つおい

オーロットは環境読み時点で切っていたこともあり、一切練習をしなかった。そのため今大会全体でも最強クラスのプレミを重ねることとなる。
まず、決勝にもなると、必然的にお互いの手の内はバレてるわけで、夜の行進偽装(後述)は全く効果を為さない。よって、グッズを限りなく節約されながらオーロットが順当に植林されていく。オーロットが立つ前にグッズを脳死でバカバカ使ってしまい、ベンチをバカバカ並べてしまう。しかも、意味ないのは練習相手から聞いて把握していたのに、パニックからミュウ(ベンチバリア)をベンチに並べるという超初心者プレイングをしてしまう。これらのプレミのせいでオーロットの技で全てのポケモンが一掃されてしまい、タネ切れで敗北。さすがに経験が足りない試合であると感じた。

6章.他の候補デッキ

ハンデスフェロマッシ

2ヵ月くらい前からトレーナーズリーグエクストラで多用してたデッキ。今は構築が少し変わっている。
全力でじゃんけんに勝って全力で「やみのいし→ムウマージ進化→ふしぎなことづけ→マチスの作戦エリートトレーナーこわいおねえさん→ザクザクピッケル」を決めにいく。こわいおねえさんを撃つまでにほぼ必ずどこかでウルトラスペースにHITするのでそこは心配ない。
勝率もそこそこあり、感触も良かったが、後攻スタートが割りとキツイのと、いまいち安定性に欠けるので不採用となった。

レシリザボルケ

「スタンダードで猛威を奮っているんだからエクストラで弱いわけがないやん」っていう安直な発想から生まれたデッキ。ボルケニオンEXのスチームアップで簡単に火力増強出来る。手札にエネルギーが無くて溶接工が撃てなくても、鍛冶屋がトラッシュからエネルギーを2枚付けてくれる。
灼熱の大地で山を掘っていけるのも強い。
このデッキはGXやTAG teamのデッキには強かったのだが、非GXに安定して勝てなかったので不採用となった。

7章.知っておきたいエクストラデッキ

エクストラレギュレーションに参入するにあたって、是非知っておきたいデッキをよく見る順番に紹介します。僕なりに組んだデッキレシピも同時に載せておくので参考程度に...(一部引用したレシピも有ります。)
結構雑に組みましたので、調整はお任せします。

サーナイト&ニンフィアTAG Team


Tier1であり、シティーリーグ大阪(第3シーズン)の優勝デッキでもある。フレフワンの特性でフェアリーエネルギーを好きなように動かせるため、ノーリスクでまんたんのくすりやアセロラを使える。闘魂のまわしのおかげで実質HP300の鉄壁となる。まんたんのくすり+アセロラ+バトルサーチャーの枚数が約10枚くらいあるので、ほぼ毎ターン回復出来る。そのため、エネルギーが貯まりやすいので、6エネミラクルマジカルGXを容易に撃つことができる。

②ゲッコウガ&ゾロアークTAG Team

5章 決勝トナメ1回戦を参照。

③マッシブーンダストダス

通称マッシダスト。CLやシティーリーグの上位常連。画像はCL新潟の準優勝構築を引用。
序盤はちからのはちまき+ストロングエネルギー+ディアンシー◇で中火力を、中盤~終盤はダストダスのごみなだれを連発する。レジロックの上技がマッシブーンと同等の火力を出せることから弱点ずらしに使われることもある。どのポケモンも1エネルギーのみで中火力~高火力を安定して出し続けられる。コルニで山から好きなグッズを持ってきやすいのも強い。

④各種ハンデス

ハンド・デストラクションの略。日本語で言うと手札破壊。SM10ダブルブレイズの発売に伴いムウマージが解禁されたため、先行1ターン目から相手の手札を0にして、かつデッキトップを操作出来るようになった。詳しくは5章予選4戦目を参照。
サイレントラボを貼ることで、ヤレユータンやカプ・テテフGXからの復帰も許さない。控えめに言ってぶっ壊れデッキであるが、安定してハンデス出来る構築を組むのは困難である。筆者は3ヵ月研究したが安定しなかったので諦めた。
ハンデスまでの道のりは2パターン存在し、「ムウマージの特性×3以上→リセットスタンプ→こわいおねえさん」のルートと、「ムウマージの特性×1以上→マチスの作戦エリートトレーナーこわいおねえさん」の2ルートある。
ハンデス後のアタッカーはフェローチェ&マッシブーンGX・ゾロアークGX・ガブリアス&ギラティナGW等多岐にわたる。画像は私のフェロマッシvol.5。

⑤ロンリーゾロアーク

通称ロンゾロ。今回の千葉シティーリーグの優勝デッキ。スタンダードでもお馴染みのゾロアークGX非GXのゾロアークを組み合わせた構築。ゾロアークでしか殴らないのでロンリーゾロアーク。「何故オンリーゾロアーク(オンゾロ)じゃないの?」→オンゾロはオンバーンゾロアークという構築が既にいるからである。
タマタマの特性のおかげで、「とりひき」・パソコン通信・ハイパーボールがノーコストで使える。この時点で既にヤバいのだが、スカイフィールド・シェイミEX・カプ・テテフGXにより、展開力・火力も段違いである。シンカソーダのおかげで、ハイパーボールをゾロアーク以外のポケモンに回せるのもポイント。スカイフィールドを自主的にトラッシュして、シェイミEXやカプ・テテフGX等の置物をトラッシュして負け筋を減らすことも出来る。常に手札が潤沢なので、バトルサーチャーを経由して、撃ちたいサポートをほぼ毎ターン撃つことも出来る。
良い子はメタモン◇を入れましょう。

⑥ルガゾロ

基本的に動きはロンゾロと同じ。CL千葉エクストラでは、ルガゾロ+ハンデスという別タイプ構築が優勝した。画像はその優勝者のものを引用。

⑦エビナンス

エビワラーの上技で技を撃って、ベンチのソーナンスにチェンジして相手の特性使用を許さない。超ポケモンの特性は止まらないので、カプ・テテフGX・マーシャドー・オーロット等の特性は止まらない。少々火力不足なので、マッシブーンやダストダスに頑張ってもらう構築もある。これが今回のシティーリーグ大阪のベスト4に上がっていた。

⑧アオギリカメックス

1・2ターン目からアオギリの切り札を使い、カメックス(ばくりゅう)をベンチに出して、コイキング&ホエルオーGXで殴っていく。8エネキングザブーンGXも容易に撃つことが出来る。非現実的に見えるかもしれないが、タマタマ・スーパーエネルギー回収・バトルコンプレッサー・はかせのてがみおとりよせパッドを駆使すればそれほど難しい話ではない。サブアタッカーとして、フリーザー(Δプラス)やカメックスGXというポケモンもいる。

⑨オーロットBreak

5章 決勝トーナメント決勝を参照。

⑩サンダー&ファイヤー&フリーザーTAG Team

5章 予選5回戦を参照。
ホウオウEXの特性ふしちょうとにんじゃごっこを組み合わせた型もある。

⑪ゲッコウガBreak

名探偵ピカチュウの特性「かわりみのじゅつ」のゲッコウガが登場したことによって強化が入った。このゲッコウガ以外にも、2種類ほど有用なゲッコウガがいる。特にかげぬいで特性を止めながら「きょだいみずしゅりけん」を連発する動きが凶悪。ダイブボールゲコガシラの「みずぶんしん」により、ベンチ展開や進化には困ることが無い。スプラッシュエネルギーにより、倒されても手札に戻るので安定してゲッコウガを立て続けられる。オクタンは最強のドローソース。サイレントラボで止まることがない。

8章.さいごに

というわけで、パンプジンダストダスのことや、エクストラ環境のことはよくわかっていただけたでしょうか?
弱そうに見えて、意外に応用が効く面白い構築だと感じていただけたのなら幸いです。
各デッキに対するパンプジンダストダスの動き方や注意点に関しては、今後7.5章としてちょくちょく更新を入れていきますので、「パンプジンダストダスを使いたい!」っていう猛者がいらっしゃる場合はもう少々お待ちください。まぁ、僕が書く以前にみなさんが先に気づくことがほとんどでしょうがね笑笑

「読んでよかった!」「タメになった!」「エクストラも楽しそうだな!」って思っていただけたなら、投げ銭まではいかなくとも、いいねやTwitterで拡散していただければ超ウルトラスーパー嬉しいです。

さぁ!今こそエクストラに手をつける時です!
この記事に必要最低限のことは全て書いたつもりなので、マスターすればエクストラで困ることは無いでしょう!

最後に、僕と相方のKokoが運営しているSkypeポケカ大会「つきのひかり杯」について告知です。
2ヵ月に1度、特殊レギュレーションでポケカの大会を行っております。類を見ない奇抜なレギュレーションとなっておりますし、お家で気軽に参加していただけるので、普段外でポケカ出来ない方々にとてもおすすめです!
普段店舗大会に行きまくっている方も、気分転換に特殊レギュレーションはいかがでしょうか?
皆様がつきのひかり杯にご参加いただける時を楽しみにお待ちしております!
次回は7月を予定しております。詳しい日程は決まり次第Twitterでお知らせ致します。

最後までご覧いただきありがとうございました!
また結果を残した時にお会いしましょう!

投げ銭していただいた方に何も無いのは申し訳ないので、パンプジンダストダスの第1号レシピを置いておきます。かなりめちゃくちゃな構築なので出すのは恥ずかしいのですが、折角なので...
これを見て思いっきり笑ってやってください笑笑

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