最近の令和ロマンへの釈然としなさへの解釈(メモ書き残し)

大前提として、私は令和ロマンが大好きで、
本人達やその周りの方の幸せを第一に願っています。

しかしそれと同時に、私自身の幸せが"令和ロマンの活躍"である以上、最近Xに出現するお気持ち表明勢(お気持ち表明自体は良い事だと思ってます)を見ながら、うーんと考えてしまったわけです。

私が令和ロマンに対して何を求めていて、どうなれば納得するのか、分からなくなってきたので、この釈然としなさをなるべく言語化しようとしました。長くなってしまったので、Xではなくここに書き残そうということです。
今後の本人達の発言などで色々考えが変わると思いますが、本日時点として。

こんなんを出張の新幹線で色々書いてみてたわけです。


分かりやすくするため主語がデカいセンテンスもありますが、、あくまで私個人の意見です。

皆さんそれぞれにいろんなモヤモヤがあると思うのですが、そのひとつだと思ってください。批判する意図は一切ありません。
心から、本当に心から応援しております。


さて、私の考察結果として、「目標の不明瞭さ」が不安に繋がっている、という結論に達した。

当人の言う「TVは儲からない・出たくない」という考えに対して、理解しつつも心の底からは納得できていないというファンはきっと少なくないと思う。
歴代M-1チャンプの実績に基づく「TVスターになる道を歩むのが当たり前」的なファン思想があり、これと彼らの考えがまず全く噛み合っていない。

以前私が書いたコムドットに関するnoteの中で記載したやまとの発言『(テレビの力は)間違いなくあります』を信じていた私にとって、ショックな発言である。

ただこれは解消が難しい軋轢だと思うので、私はいったん飲み込むことにする。。

ただ、ケムリさんからはTVに出たい的な発言も時折飛び出し、TVに出ない(≒厳選する)という方針はくるまさんが打ち立てたものも考えるに易い。
ここに、もしかして当人同士でもやりたいことの擦り合わせが出来ていないんじゃないですか?的な不安が生まれてしまう。


BREIMENチャンネルでの対談時のくるまさんの発言にあった「自分たちを知らない場所に出たい」という考え自体は、個人的には強く支持したい。
全員共通の物語を作るという風潮が終わり、個人化・ポストモダン化していく世の中である。無限に存在する自分たちを知らない場所を求め、色んな業界を橋渡しする役割は、確かに令和ロマンのような縦横無尽に渡り歩けるような柔軟でタフで研究熱心で、かつ上と下に挟まれた世代の人材には向いているように思う。

ただ、今ザワつかれているYouTuberとのコラボがその考えに基づくものだとすれば、私からすれば、それらのコラボや出演はあくまで"手段"であって、その先の目的ないし目標があってもらいたいところではある。

何のために橋渡しをしたいのか?何のためのミッションなのか?何をクリアしたいのか?知らない場所に出ること自体が最終目標なのですか?

そんなことが過ぎり、せっかくのありがたい供給を、(懐疑的とまでは行かずとも)「何がしたいのだろう」と思ってしまう事態に陥っている。模索中であることは承知の上で、言うほどの新規性の高さを今のところ感じられていない。いわゆる"他力"に見えてしまっている。新規性を求めた行動ならば、どういう新規性を求めているのか早く理解したい。

(ちなみに、私は来月を以って、"何をしたいのか明確でないまま、既存の事業を軽視して新規にばかり注力する社長"に共感できず退職します。こういうような、目標は曖昧たけど闇雲に頑張るとかが私は根本的に苦手なのでしょうね。 )


M-1優勝という大きな目標を果たしてしまった彼らを、優勝以前より応援してきたファンとして、今後の令和ロマンをどう応援してよいか、どの情報解禁に喜べば良いのか、どの山を登っていけば良いのか、ファン側、少なくとも私は手探りになってしまっている。

この令和ロマンうんぬんの話題の中で、同じくM-1で偉大な功績を残したミルクボーイが引き合いに出されているポストをよく見かけるが、ミルクボーイは優勝直後に東京のテレビを一周したことを踏まえて、ネタを追究するために劇場を選択したという判断が分かりやすかったのでしょうかねと思う。
ジャルジャルや和牛にしても、ネタを応援すれば(席を埋めれば)良いということがとても分かりやすい。

対して、令和ロマンは今のところ分かりづらいなと思う。方針として「ついてこれるやつだけで良い」「とにかく新規が欲しい」だけなら、確かに場や展開を横に広げるという取り組みへの注力で手段としては合っていると思うし、「目標について行きたいのについていけない、ぷんすか!」というファンの悩みは独りよがりなだけであるという自己処理で済む。
でも、やはりそうとは信じたくない。

我々既存ファンをステークホルダーとして認識してくれているのか不安だし、置いていかれている感が生まれつつあると思う。離れるのは簡単である。止まるだけで済むから。行動が要らないから。


どれを応援して良いか、どれを見れば良いかが散漫になってしまうのは、既存ファンだけでなく、これからのファンになりうる見込み客ですら取り損ねる恐れがあり勿体ない。最近の私だと、友人には「僕らの別荘」を勧めている始末。

ただでさえ、若き天才・慶應エリート・ヒール、みたいな印象がついている(だろう)中で、方針の見えないタレントはやはり可愛げが見えず推しにくいのではなかろうか。

御二方、目標とかありますか!?あってくれるととても助かります。


日本人の潜在的な風習のことを書き添えておく。
私は男女問わずアイドルのオタクを長年経験してきたが、私の推しメンには、デビューしたいだとかセンターになりたいだとか朝ドラに出たいだとか「目標」が必ずあった。
特に、昨今の日本ではオーディション番組や育成系のアイドルが人気を博す=応援スタイルとしてメジャー化していることも背景にあるかもしれない。その点で見ると、令和ロマンは育成する隙があまりにも無さすぎる。


繰り返すが、私は令和ロマンが大好きである。
なんだかんだ釈然としなさを抱えつつも、とにかく幸せでいて欲しい。
出来れば二人でいて欲しい。
くるまの隣にはケムリがいて欲しい。
そして目標を私にください。

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