#あの夜を覚えてる 私のラジオ遍歴

「あの夜を覚えてる」

タイトルが既に素晴らしいのですが、他に見たことない大チャレンジであり、後世に残すべき傑作だと思いました。でも、アーカイブ配信終了後はきっと二度と観られないのですよね…。もったいないと思ってしまいます。「あの夜」はリアルタイムすることに価値や魅力があって、それがラジオそのものの特性と重なって、とても素晴らしい企画でした。

少し感化されまして、突然ですがラジオ遍歴やラジオ愛を語りたいと思っています。

ラジオと出会ったのは今から12年ほど前の中学2年頃でしょうか。夜な夜な勉強をしながら聴く「SCHOOL OF LOCK!」が毎日の密かな楽しみでした。そこで色々な音楽と出会ったり、地元の友達以外の同世代が何をして過ごしているのか知ったり、私にとっては学校に行くのと同じくらい大事な時間でした。受験生になった3年生の頃には塾の先生や親から「ラジオ聴くのやめなさい」とかなり強く怒られていましたが、絶対に聴くのをやめませんでしたね。中毒というよりも、それでも聴かなければならないという使命感すらありました。

高校生になっても「SCHOOL OF LOCK!」はほとんど毎日聴いていました。学校の中で初めてこの番組を聴いている子と出会い、閃光ライオットに影響されてその子とバンド組んじゃったりなんかして。自分で初めて買ったCDは、閃光ライオットのCDでした。いまだに大切にしています。

当時、私は宮崎に住んでいたのですが、JFN系列しか聴き方がわからず、「SCHOOL OF LOCK!」以外には、「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」「木村拓哉のWhat's UP SMAP!」「福山雅治のSUZUKI Talking F.M.」、あとは(良くないことなのですがYouTubeで)「神谷浩史・小野大輔のDear Girl~Stories~」を特に熱心に聴いていました。また、地元の番組に初めてリアクションメールを送り、それを読んでもらえた感動は今でも鮮明に覚えています。貴重な体験でした。

そして大学生になった私は、生活環境も大きく変わりラジオと疎遠になってしまいました。今思うととても後悔しています。

ラジオとの再会は、AKB48でした。当時AKB48のファンだった私は「AKB48のオールナイトニッポン」では音声だけでなく、ミクチャ (MIXCHANNEL) でラジオ中の様子も生配信していることを知り、久しぶりにラジオを聴いた(見た)のです。懐かしい感じがして、そして逆に新鮮にも感じました。

「AKB48のオールナイトニッポン」が終わってしまったあと、また数ヶ月時間が空いたのですが、社会人になる前に、他のオールナイトニッポンをいくつか聴くようになりました。それから2年、今では「菅田将暉のオールナイトニッポン」、「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0」、「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」、「霜降り明星のオールナイトニッポン」、「三四郎のオールナイトニッポン0」、そして「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」を毎週聴いています。これはかなり厳選しています。本当は他の番組ももっと聴きたいのですが使える時間には限度があり本当に苦しいです…。周りにはもっと聴いてる人が何人もいるのですが、彼らは寝てないのだと思っています。

社会人になり毎朝起きるのがしんどい時も多いです。私は朝起きてすぐradikoを開き、身支度をしながらラジオを流すのが習慣になっています。通勤電車でも聴いています。仕事辛いなぁ起きるの辛いなぁという時に、なんの話やねん!と笑ってしまうような馬鹿話が、どんな言葉よりも支えになることがあるのです。ラジオの世界に戻ってきて2年くらいしか経っていないし正直言ってラジオに人生捧げているほどの重症リスナーではありません。ただ、間違いなく中学生以降の私は、時折ラジオに勇気をもらい、人生を支えられてきました。だからパーソナリティの皆さんやラジオを作ってくださっているスタッフの皆さん、そしてハガキ職人の皆さんに対して感謝しかありません。ライトリスナーだけれどそれなりに愛はあります。本当にありがとうございます。

きょうは、あしたで「菅田将暉のオールナイトニッポン」が終わってしまうというタイミングです。2年しか聴けていませんが、これのために1週間頑張っている!と言っても過言ではないくらい愛聴してきた番組です。菅田さんの声や笑い方、リスナーや作家の福田さんほかスタッフさんとのやりとり、コーナーも好きだし、この空気感が本当に大好きでした。終わってしまうのは、やっぱりどうしてもNAGORI惜しい…。

そんな私のラジオ遍歴でした。ラジオってなぜこんなにロマンに溢れているのでしょう。テレビでもYoutubeでもどこでも得られないこのリアルタイム感や24時間365日そこに人がいると思える安心感は、たくさんの人の支えになっていると思っています。少なくとも私の支えになっています。これからも色々な番組に出会い、ラジオを聴く時間は自分の人生にとってかけがえのない時間になるのだろうと信じています。

「あの夜を覚えてる」

二度目になりますが、本当に素敵なタイトルだと思います。

この夜をずっと覚えていたいですね。

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