見出し画像

自分の「軸」の見つけ方

人の軸って、すぐに言語化できるほど単純なものじゃない。
だからこそ、多くの就活生が自分の軸を見つけられないまま面接に行き、面接官の質問に対して一貫性のある受け答えができないと頭を悩ませてしまう。

だが、腑に落ちるまで自己分析をし、自分の軸がちゃんと明確になってからは、誰に何を聞かれようと「私」について話すのは簡単。
そこで今回は、皆さんの「軸探し」をお手伝いする材料をご紹介します!


そもそもここで言う「軸探し」とは・・・
自分の大切にしている信念や価値観を言語化すること。

そのためにはまず、自分の中の
1)判断基準
2)過去の実例
3)情報の選別
を明確化してみる。
そして、それらの共通点をつなぎ合わせていくと、あなたが人生で一貫して大切にしてきた信念や価値観が見えてくるはず!


具体的には・・・
1)判断基準:自分がある事柄に対して、良い/悪いと判断する基準は何か。「ここまで許せるけど、ここからは絶対に許せない」と思ったら、その先に「なぜ?」を3回以上繰り返してみる。

例えば、「遅刻」というテーマ一つとっても「待たせる相手が1人ならまだしも、複数人に迷惑かけるのはよくない」「給料が発生してるかどうかで変わる」「結果として業務に支障をきたしてなければ平気」「遅刻はどんな状況であれ許されることではない」など、判断基準は人それぞれ。

こう考える理由をさらに深掘りしていくことで、自分は「グループ内の人間関係を重視する人」なのか、「結果重視で、ルールよりも生産性を重視する人」なのかなど、自分の大事にしているポイントが見えてくる!


2)過去の実例:自分が過去に情熱を注いだ経験や、苦い思いをした経験は、なぜ起こったのか。こちらも1と同様に、その実例に対して「なぜ?」を3回以上繰り返す。

「なぜあの時、あんなにも部活に熱中した?」「なぜ試合で負けた時、あんなに悔しい思いをしたのだろう?」これらを深掘りすることで、自分はどういう環境で力を発揮できる人間なのか、どういう人に憧れて頑張ってこれたか、自分は何に幸せを感じて努力する人間なのか、などが見えてくるはず!
これが言語化できれば、自分が仕事を頑張るために会社に求める条件も顕在化してきそう。


3)情報の選別:自分の周りにあふれている数えきれない量の情報の中で、自分はどの情報を取捨選択しているか。こちらも「なぜ?」かを3回以上考えてみる。

例えば、AさんとBさんが毎日同じ道を歩いていて、Aさんは道端に咲く花の変化に毎日気づくが、Bさんは全く気づかないかもしれない。逆に、Bさんはすれ違う人の表情に目がいくが、Aさんはそんなこと気にもしていないかもしれない。

このように、視界から入る情報が同じであっても、私たちは「興味のある情報・自分にとって全く必要のない情報」を取捨選択している。
自分が普段から、無意識のうちにアンテナをはっているのはどんなことなのか?今一度考えてみよう!


まずは1、2、3をそれぞれ出せるだけ出してみる。
その中で共通点を見つけたら、きっとそれはあなたが今までブレずに大切にしてきたことで、今のあなたの価値観を作り上げたもの(=あなたの「」)かもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?