恐ろしくて使えない語彙について

皆さん、レイシズムという英語(というよりも横文字)を日常的にお使い遊ばす様ですが、当方は敢えて使用せぬよう気をつけております。
何故なら、レイシズムの語源が余りにも多くの意味を包括するからです。

レイシズムの語源【race】ですが、当方はこの英語を初めて覚えた時期が、思い出せないほどの大昔であります。
少なくとも20年以上30年未満は前のことでしょう。

映画「ロッキーホラーショー」を初めて見たのがハタチの時(1985年)でした。
社会人として自分の金でCDを買える様になってから、「ロッキーホラーショー」のサウンドトラック盤をあちこち探し歩いて、曲を覚え始めたのが1990年代初頭のことです。

レンタルビデオで何度か本編を見直し、最後の辺りのセリフが気になり、これも記憶しました。

「人間と呼ばれる昆虫が地上をはい回っている」

"Some insects called human race"

【race】は、こんなに巨大な規模の種族を指し示す言葉なんですよ。
余りにも畏れ多くて、オレは気軽に使えません。
少なくとも、自分が嫌っている誰か個人の事を指し示すためお手軽に運用するのは、元々の語彙そのものまでも矮小化し貶める行為だと思います。

―――

参考資料

ロッキーホラーピクチャーショウ
20世紀FOX社配給

―――

奥付

2019年10月13日
記憶・考案・筆記・権利保有
©夙谷稀

引用の要件を満たす場合は、権利者の許諾を不要とする。
但し、盗用剽窃行為については、法的措置を執らせて頂く。
言葉盗人の皆さんは心してお覚悟召されよ。

アテクシは一介のサブカルクソ野郎で結構で御座いますよ。