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#180 環境に生きる。(猪鼻元地/4年)


こんにちは。
日頃より筑波大学蹴球部への多大なるご支援、ご声援を頂き、誠にありがとうございます。

筑波大学理工学群応用理工学類4年の猪鼻元地(いのはな げんち)と申します。
今シーズンは6月までTSCチーム(三軍)、7月からはC1チーム(四軍)でプレーをしていました。
また、今年は応援団長もやらせて頂いてます。

同期がぞろぞろと部員ブログを執筆し始めてきました。どれもとてもクオリティが高くてプレッシャーを感じています。
本当に文章力と国語には自信はありませんが読んで頂けると幸いです。
変な箇所があっても気にしないでください。




「環境」

日記のネタを探せば探すほど頭のどこかにこの言葉が浮かぶ。
常に誰かの影響を受けて大事な選択をしてきた。
たまたま僕の周りを取り囲っていた環境がよかったからだ。


自分の23年間を振り返ってみる。



小中学生の頃は近くにボールを蹴れる場所が沢山あったためサッカーに打ち込めていたし、父が塾の先生をしていたり、姉が勉強を沢山していたり、母が「勉強しろ」と口酸っぱく言ってくれたおかげでほどほどに勉強ができた。
サッカー小僧とガリ勉の二足の草鞋をはいていたと思う。

この時は特に将来の夢はおそらく無かったと思う。

強いて言うなら中2の時に姉に
「国語できないんだし東京工業大学行ってみたら」
と言われたことがきっかけで、何となく東京工業大学ってとこ行ってみたいなーっておもっていた。



高校生は、第一志望だった浦和高校に落ちて昌平高校に進学した。
-1限だとか0限だとか訳の分からないほど早朝に授業が始まった後に放課後は思いっきりサッカーをしていた。
その横にはいつも
サッカーでも本気でプロを目指している奴
サッカーと勉強を両立しすぎている奴
が沢山いた。
その刺激をもらって夜は12時寝、朝は5時起きの生活を負けじと送っていた。
高校サッカーが終わったらサッカーへの熱は消えた。

この時の夢は東京工業大学にいくことだった。
入学当初はプロになりたいと思っていたが、
二年生半ばで諦めた(ただサッカーをすることで得られるものが大きいし、とてもとても楽しいので日々全力で活動していた)。
ただ現役ではどこの大学にも合格せず浪人をすることになった。



浪人生活は本当にしんどかった。
僕は駿台予備校に通っていた。
高校の友達はほとんど進学をした為、最初は知り合いなんて誰もいなかった。
会話もほとんどなく高校の時とは打って変わって1人で戦っていた。

そんな生活をしていたら夏が来た。
高校3年間を共に過ごした藤本未来からご飯の誘いがあり、ご飯に行くことになった。
そこで、彼から筑波大学にきてサッカーをやろうと打診を受けた。
その話を聞いたときまたサッカーをやりたいと言う気持ちが芽生え、
筑波大学を目指すことにした。

夏を過ぎてから予備校の中に友達ができ、上手く息抜きをしながら勉強に励んだ。
浪人期に出会った人たちに支えられながら
筑波大学に合格することができた。

大学選びはサッカーで選んだが、サッカーは入学前から大学で辞めると心に決めて筑波大学に進学してきた。
なぜなら、サッカーで生計を立てていくつもりがないからだ。サッカーを続けてしまうとサッカーに全部振り切ってしまいがちだったのでここら辺で区切りをつけておく必要があった。



大学入学当初はコロナが流行し、特に1,2年生の頃は今までの学生とは異なった形式で蹴球部の活動や授業を行ってきた。
1,2,3年生の頃はサッカーと授業と課題をしていたら気づいたら終わっていた。
3年になったら将来を考えるようになった。
就職することも考えたが、やっぱり理系は院に行くのが定石だと思っていたので院進することを早めにきめた。
4年生(今年)はプレイヤーラストシーズンということで気合いが入っていた。院試もあったのでとても難しかったが何とか悔いなくやり切ることができた(院試は無事合格しました)。


ちょっと長くなったけどこんな感じで毎日を全力で生きてきた。
ただ間違いなく今が一番人生でもっともっと挑戦したいと思っている。

なぜならば
刺激的過ぎる環境だからだ。

色々な夢を持って別々の環境でチャレンジをしようとしている同期が沢山いる。

プロサッカー選手になる奴。
大手企業に就職して稼ぎまくる奴。
別の大学の入試を受けてまた4年間大学生しようとしてる奴。
ドイツの大学に行くために死ぬ気でドイツ語を勉強してる奴。
海外の大学院に行きたいとかいう奴。
なんとなく海外行く奴。
大手企業蹴ってサッカー続ける奴。
なぜかこの時期から急に半年も留学行く奴。
オフをヒッチハイクに使い長崎まで行く奴。
国内外でサッカーを続けて本気でプロを目指す奴。
医者になるためにもう2年頑張る奴。
僕と同じく大学院行く奴。
何も決まってない奴。

めちゃくちゃ色んな考え、目標を持った同期がいる。
なんなんだこいつらは、なんでこんなにかっこいいんだと日々思っている。
この仲間と出会う前には筑波大に勧誘してくれた人がいて、高校時代に一緒に切磋琢磨してくれた人がいて、小中学校でサッカーと勉強をさせてくれた親がいる。
結局そういった環境のおかげで自分がいきているとつくづく思う。
今の自分は、今まで出会った1人1人が作った環境の影響を受けて出来上がっている。
そういった人たちに感謝して踏み台にさせてもらう。
そして、いつかは今まで出会ってきた人たち同様に環境を作る側の人間になり、たくさんの人に影響を与えられる人間になりたい。


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ここまで読んで頂きありがとうございました。
最後に、筑波大学蹴球部はまだインカレが残っています。
今年のスローガン「共頂」にもあるように皆さんと頂をとることを目標にしてきました。
できるだけ多くのみなさんと勝利を分かちあいたいです。
一緒にインカレも戦いましょう。
よろしくお願いいたします。


筑波大学蹴球部

理工学群応用理工学類4年

猪鼻元地

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