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中国のものづくりが本物を超える日

みなさんは中国のものづくりと言われるとなにを思い浮かべますか?

数年前までの僕は、なんか変なドラ◯もんとミッキー◯ウスを思い浮かべていた。それとわかるけど、なんか違う。あれ、眉毛なんてあったっけ?みたいな。 これは完全に僕の偏見だった。今中国は僕の想像よりも遥かに先をいっていた。

光るドラ◯もんのおもちゃ

広州・深センのおもちゃ屋を覗くとドラ◯もんがいた。結構似てる。でも、ひとたびスイッチを入れると、高速回転しながら光を放ち、テクノミュージックに合わせて踊りだす。もはやドラ◯もんの世界観は崩壊している。本物市場とはまったく別次元にいるから、ニセモノといえばニセモノだけど、自由な発想が憎めない。

本物を超えたニセモノ

おもちゃ屋だけでなくブランドもののシューズやアパレルがずらっと並んでいるお店もある。一見すると本物と見分けがつかない。本物では存在しないブランド同士のコラボレーションまでみれる。価格も本物の5分の1くらい。

模倣のその先へ

日本では違法だから、もちろん買わない。でも、街にはニセモノを身につけた人で溢れかえっていた。彼らにとっては安くて良質な商品という認識なのかもしれない。市場に受け入れられた模倣品はいつしかオリジナルへと変わっていく。深センには街中でドローンやセグウェイをみかける。その発展のスピードに気づいたときには、もう背中をみる存在になっているかも。そんな不思議な国だった。


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