Recorded at studio Nido 2015 0120 (first Demo 2013 1024) 使用機材　Guild　M-20　iphone4 voice memo micW i436 Vocal mic shure57 Guitar mic shure58


高校生の時、テスト期間中に部屋で勉強していると居眠りしたくなりちょっと寝ようと思って横になると次の日になっている錯覚があったりした。でも2時間くらい寝ていて夕方になっていた。朝と夕方が区別つかなくなったのである。
　現実と夢が行き交いながらふたりの間にある冷たい何かに一筋の光が射してきて何もかもが明けてくる。そういう歌だと思う。ギターのベースラインはpixiesのgiganticを意識している部分がある。
　キム・ディールが一番好きな女性シンガーというか声だ。

　いま　夢の中に　いる
　きみの笑顔が
　急に　知らない顔で
　僕を　戸惑わせる

　少し　早く　目覚めて
　そのことを　思う
　いま　また　光景が
　浮かんで　立ち尽くしてる

　そうか　分かり合えなさを
　訴えかける　きみの　
　部屋のことか
　または　上の空　気のない
　返事　革のソファのことか
　ちがう　夕暮れの　踏切
　かき消された　無表情か

　全部　知っている　顔だよ

　夢　眼を　開けたまま
　見ていたいから
　夜　眠りに　つかず
　横になっていよう

　眼の裏側に　焼き付けた
　星屑の　最期
　いまも　夜なのに　辺りが
　明るくなって

　そうか　明け方の　金星
　眠りについた　宵ではなく
　または　落ちかけた　太陽
　部屋の　ぬくもりでもなく
　ちがう　ジェット機が　
　描いた　夢の
　かけらでもない
　　
　全部　見ていた　きみだよ