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まどのそと

木本周磨
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Recorded at studio Nido 2015 0112 (first Demo 2014 0616) 使用機材 Guild M-20 iphone4 voice memo MicW i436

吉祥寺のバウスシアターが2014年5月31日で閉館した。その年のboidが主催する爆音映画上映会に足繁く通った。6月からはライブでの閉館に伴う催しがあり、音楽家の山本精一さんのひとり爆音ライブを6月6日に見に行った。ギターとエフェクターと後は映像アーティストの方(失念)との共演で轟音とはまさにこのことか、と思うほど。音の波に身体を何度も晒し、飲み込まれた。なんというか、ノイズが、轟音があんなに心地よく身をやつすことができるとは思っていなくて、一瞬眠りに落ちたことは小さな驚きであった。
 この曲はその日雨の中、井の頭線に乗り吉祥寺に向かう途中にぼやけた窓の外を見ている時に感じたことを歌にしています。ぼやけた車窓から見える電灯は輪を描いたまま静止している花火に見えたのです。言い過ぎかな、、、
 途中歌い間違えています。すいません。

 また遮られた 話の続き
 戸惑い隠して もう一度笑う
 
 ふざけた気持ちなら いつでもあるし
 ふと立ち止まって 耳を澄ましてみる

 赤く 染まる 空の 片隅まで ほら
 連れて行って 夜が 包み込む前に

 もう恐くないよ 皆の声が
 響いているから

 指先で なぞった 電車の窓
 靄が かかって 低く弾けた

 花火のようだね 電灯が ほら
 輪を描いて 踊っている
 光が消える朝まで

 揺れる 光 遠くで 瞬いている
 近づいていく 点が 君の眼の奥で

 炎のように 蒼く 
 燃え上がっている

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