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天使の分け前

木本周磨
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Recorded at studio Nido 2015 0126 (first Demo 2014 1116) 使用機材 Guild M-20 iphone4 Voice memo micW i436 Guitar mic shure58 Vocal mic shure57

ケン・ローチの天使の分け前という映画があって底辺の部分で生きている若者がウィスキーに関しては絶大な味覚というか嗅覚を発揮して社会の中で家族と共に生きていく術を見つけていく話。後、富の再分配のあり方が描かれていた。主人公の友達がラストシーンで得た金を再び自堕落な生活のために使おうとしていたのはなかなか人は変われないのかもと思わせるシーンでもあった。分別のある誠実な大人の手助けは必要だなと思わせたてもらったり、、、、
 歌自体は天使だとか魔法だとか、自分はまあただの人だよねっていうお話。もうできなくなってしまったことに執着するな、たったこれっぽっちしか手にしたものがなくても。無力だと思っても無能だとは思いたくないな、と最近思ったりした。

 並木道を 通り過ぎたら
 ぼくは もう ただの 人
 首を かしげて 手のひらを
 ずっと 見ている 何が
 起こったのかと

 分からず 立ち尽くしている
 跳び方を 忘れてしまった
 わけじゃないし
 魔法が 使えなくなった
 だけさ

 きみの 笑い方 話し方で
 ぼくは 感情を 手に
 入れたんだ きみの 話を
 聞かせて ほしいのさ 

 ずっと きみの 話を
 聞かせて

 この空が 低く なっても
 ぼくは もう 気にしは
 しない
 地に 足が 着いている
 ことを 忘れ 願っている
 飛べることを 

 知らずに 走り出している
 できることを している
 だけだよ
 もう一度 唱えてみるだけさ

 きみの 素っ気なさ すかし方で
 ぼくの 弱さや 不安が 溢れてくる
 溺れているのさ 自惚れの なかで
 ひとつ ふたつ 数えると きみは
 もう 眼を 覚まして ここを 去る

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