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影絵のワルツ

木本周磨
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Recorded at studio Nido 2015 0126 (first Demo 2014 1201) 使用機材 Guild M-20 iphone4 Voice memo micW i436 Guitar mic shure 58 Vocal mic shure57

保坂和志と湯浅学、両氏の音楽談義という対談本読んでいたらエルトン・ジョンのYour Songの歌詞は、「曲ができたから、君に聞いてほしいんだけど。」みたいなことを話していてまさにこの楽曲ではなく、歌詞の中の曲のことであるから我々は聞けるわけもないということであった。
 ワルツをつくったつもりがそもそもわかってなくて、この曲はワルツではないという。テイク・ファイブっぽいけど。だからその手法で行けばふたりがでてくるのだけれどふたりが踊っているのがワルツであって自分が歌っているこの曲ではないということにしたいと思う。
 ややこしいが、後付けである。

 太陽は やることを
 なくし 傾いて
 きみは それを 冷たく
 笑う ぼくは
 きみの 冷たさの 中に
 ぬくもりを 感じる

 影絵は 僕たちの 行く末を
 映し出す 夜に なれば
 僕たちが 影の 跡を
 追うのかい? ふたりして
 笑い合う 夜に

 加速していく 音楽が
 流れる 血の中で 
 ステップを 踏んで
 見つめ合う ふたりの 
 ように 溶けていく
 ahhhh

 どうして そんなに うまく
 やれるの? 教えて
 しなやかな 腕と指で わかるの
 気持ちが
 泣いているの? きみの 涙を
 笑おう

 ターンを決めて もう一度 きみを
 近くに 引き寄せる
 俯いて 今度は きみが ぼくの
 涙を 笑うのかい おかしいだろ
 そうだね

 ずっと きみと 一緒に
 踊りたかった 嬉しくて
 ちぐはぐな ステップで
 きみの 息と 合わないこと
 許してほしい

 影絵は いつまでも ふたりの
 代わりに 踊り続ける
 緩やかな 音楽を 同じ 血の中に
 流して

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