見出し画像

★激レア★丸見え!こんなに見せちゃっていいの!?「○○ペイ」系アプリの普及実態を脱がす!

令和一発目の僕のブログは、ちょっと趣を変えたアプローチにしてみました。

たくさんの人に広がるといいなー、という下心を抱えながらタイトルを考えた結果、男性誌の袋とじみたいなタイトルなってしまいました。極力不快感の無いような画像もチョイスしてみました。女性の皆さん、眉をひそめたかと思います。ごめんなさい。

なんでこういう風にしてみようと思ったかというと、まだまだ世の中にはモバイルとかアプリをビジネスとして自分ごと化できていないビジネスパーソンは沢山いると思っています。僕の思い込み&妄想100%で大手企業の役員の日々を想像すると、製造業・金融業・不動産業・サービス業などの「ナショクラ」な企業のCxO達は、ほぼ100%オジサンで、毎朝運転手が自宅に迎えに来て、新聞を読みながら出社。会社では朝から晩まで打ち合わせや来客、外出や会食時にも車で移動し、帰宅して晩酌しながら録画してある大河ドラマとかドキュメンタリーとかNHK観たり読書したりして過ごしています。

こういう人たちに、少しでも「モバイルでこんな変化起きてるよ。あなた達がビジネスしている生活者がこんなふうになってるよ」というのを知ってもらいたいな、と強く思った結果、そのオジサン達の「あー、俺エラいから表立って素直になれないんだよなー。でもエラくてもただのオジサンだから女の子だいすき」というアンテナにどっかで引っかかるといいな、と思ったのです。

言い訳と余談終わりです。すみません。

さて、本題。

ここ半年くらい、特にPayPayが100億円キャンペーンをやってから特に加速しましたが、キャッシュレス戦争とか言われてる昨今、生活者からすると「一体どんだけあるの。どこがオトクなの」と軽く混乱し、導入検討をする企業からすると「一体どんだけあるの。どこのやつ入れればいいの」と軽く困惑し、戦国時代と表現されてますが、僕の極めて個人的な視点でいうと、ただの混乱でしかないなぁ、と思っています。

そう思うのは、ほぼ全てのサービスがアプリ化していることで、App Annieのデータを見ることで「ダウンロード数」や「利用人数」「利用頻度」が推計値とはいえなかなか正確なデータとしてわかっちゃうからです。

とはいえ、「わかる」ことは手段でしかないです。なるほどぉ!で終わると、それは結果的に「わかってないことと同じ」なので、何かしら意思決定とか方向付けとかプラン作りとか「具体的なアクション」の一助になれば幸いです。

で、実際こういうことしたよ!とかこういうのに役に立ったよ!という事があれば是非教えて下さい。ブログ書くモチベーションになるので笑

今回、主に触れようと思っているペイメント系のアプリです。これらのアプリについて、App Annieの色々なデータを見ながら、僕の主観と考察を交えて「ぶっちゃけどうなのよ」について、少しベールを脱がしていきたいと思います。

2018年4月から2019年3月の各ペイメント系アプリのMAUの推移です。縦軸の数字はモザイクかけています。丸出しはさすがにまずいのです。うちのデータ、売り物なので。

ざっくり言うと、ちょうど1年前は日本国内でおさいふケータイアプリがシェア50%で、楽天ペイは7%、みたいな構図です。色々足すと全体のMAUは820万位でした。当然各アプリは重複で利用されます。例えばApp Annieの重複利用率のデータによると、Androidのおさいふケータイアプリのうち3%(12万人)が楽天ペイを2018年4月に利用したという事になります。

上のグラフを見ると、PayPayが100億円キャンペーンを放ったタイミングでPayPayの利用人数が増加してきており、2018年4月と2019年3月のMAUの成長率は190%増、つまり2.9倍になっています。

上記のグラフからPayPayを抜くと以下のグラフになります。

2018年4月と2019年3月のMAU成長率は125%増、つまり2.25倍です。

d払いや楽天ペイはPayPayのタイミングに合わせて利用者が増えていますが、例えばおさいふケータイやSuicaアプリはPayPay祭り以前から大きくユーザー数を伸ばしています。なのでこの1年、じわじわと確実に「スマホで支払う」という人口は広がってきていると言えます。

2019年3月時点でのシェアはおさいふケータイとPayPayで50%、d払いが10%の大台を超えました。おさいふケータイのシェアは減りましたが絶対数は1.5倍に増えたので、競争をしながら健全にマーケットが大きくなっているな、という印象です。

と、ここまで書きながら思ったのですが、成長率とかシェアとか書いたら規模が計算できちゃうじゃん。僕のオブラートに包みながら書く技術はまだまだだなぁ、と反省しています。

1点興味深いデータがあります。「インストールした人の中で何%が起動したか」という「起動率」データを見ると、各社特徴が見て取れます。

「お金を支払う」という行為は毎日行われますので、日次ベースで起動率のトレンドを並べてみました。

利用人数では多くのシェアを取っているおさいふケータイアプリの起動率は最も低く、利用人数はまだ小さいものの最近伸ばし始めているKyashの起動率はトップレベルにあります。

2019年3月の平均値を取ると、以下の通り。

- おさいふケータイ:2.3%
- PayPay:20.7%
- Kyash:17.4%

おさいふケータイは一度設定をしてしまうと、あまり開く必要がありません。ただ僕の考えでは、ユーザーを安定して獲得し、利用されているアプリなのであれば、起動させて他のデジタル体験を提供するということを考えても良いんじゃないかと思います。せっかくアプリ作って使われているんですからね。

日々お金を払っている生活者を母数としたとき、まだまだ15%位しか普及していない雰囲気なので、まさにこれから、という状況です。今後まだ別のサービスも出てくるでしょうし、どこか1つが全体のマーケットを取る事がゴールだとすれば、全く予測ができない状況です。

だからこそ、その時その時の動きを正確に把握して都度打ち手を変えていかないといけないんですけどね。

尚、本ブログに関連するセミナーを開催しますので、是非ご興味ある方は以下よりお申し込みください。

ちゃんと定量的な根拠を元に判断ができるようになり、筋肉質な組織体になってもらえればありがたいです。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

20

向井俊介@App Annie

アメリカ本社の世界最大手のアプリ市場データプロバイダー、App Annieにて日本法人の代表を務めています。 ここに記載のある内容はあくまでも個人の意見や示唆であり、会社のオフィシャルなコメントやメッセージではありません。

考察

1つ のマガジンに含まれています
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。