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日本でうまくやってから他の国に!と考えてると失敗するシンプルな理由

ふと7月22日のGoogle Playストアの各国のランキングを見てたら、相変わらず日本って独特の嗜好をもった国民なんだなぁと改めて思ったので、ちょろっとだけ書いておこうと思います。

以下のマトリクスデータ、App Annieに無料ユーザー登録すると見ることができるので興味ある人は是非、と思いますが、トップアプリのマトリクスを毎日毎日せっせと公開してます。

イタリアの下にまだまだずらーっと国名が並んでいて、アプリビジネスしてる人からすると地味にすごい情報なのですが、この上位8カ国だけみても、日本だけぜんぜん違うんですよね。笑っちゃうくらい。

それにしてもFaceAppの広がりは凄いです。世界中で軒並み無料ダウンロードアプリにおけるストアランキング1位を取りまくってます。日本はようやくTOP5に入ってきましたね。

あ、ちなみに無料1位、というのはダウンロード数が一番多いということではないので誤解しないようにしてくださいね。ダウンロードが多ければ多いほどランクが上がったのは4〜5年くらい前のアルゴリズムなので。

参考までに、App Annieデータによると、日本でのFaceAppの7/22のGoogle Playにおけるダウンロード数は8位でした。

5年ほどファクトベース(つまりデータ)でモバイルの領域を見てきましたが、日本の特徴を一言でいうと、

日本人は、日本企業が作ったサービス・コンテンツが大好き

です。

ただ、これって裏を返すと、日本企業が海外の生活者に大して展開してないから、とも言えるんじゃないかなーと。

特にゲーム企業から良く聞きましたが、「まずは日本で成功してから他の国へ!」とか言ってたりします。が、日本人の嗜好が他の国の生活者と違いすぎるので、日本で成功したサクセスケースって他の国で通用しないと思います。これは僕の持論です。

その国それぞれの文化、慣習、ライフスタイル、嗜好、そしてそれらを形作ってきた多くの企業たち。同じ手法、同じ表現、同じ進め方で本当にうまくいくと思いますか??

と問いたいです。

「グローバル」っていう言葉は違和感があるので僕はあまり使いたくないのですが、そうやってひとまとめにして捉えてる限りは、他の国々にサービス展開をしていくなんて夢のまた夢なんだろうなぁ…と思ったり。

国ごとに、生活者がどんなサービスに触れて、どんなコンテンツに時間を割いていて、どんなエンタメに金を払っていて、企業からのどんなアプローチに行動変容を起こしているのか、ファクトベースで理解するということが、勝敗を分ける上での一歩目だったりします。

勘と経験に頼った自社目線の発想をやめないと、減りゆく日本人だけにしかウケないビジネスしか作れなくなっちゃいますよ。

と、上記のようなデータをみてると思ったりします。

ちなみにApp Annieの無料ユーザー登録はこちらからどうぞ。


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向井俊介@App Annie

アメリカ本社の世界最大手のアプリ市場データプロバイダー、App Annieにて日本法人の代表を務めています。 ここに記載のある内容はあくまでも個人の意見や示唆であり、会社のオフィシャルなコメントやメッセージではありません。
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