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#1 文献調査ってどうやるの?

論文って探すのむずくない?

論文読むぞ〜ってなったときに一番最初につまづくポイントとしては、論文を検索することだと思います。
検索しても検索してもたくさん出てきてしまったり、そもそも論文が出てこなかったり・・・
そんな困りごとを解決するTipsをざっきー、ひろむ、しゅんの3人で話しました。

文献調査の3つのポイント

1.予測
調べたい領域についてまずいきなり検索するのではなくいい組み合わせを予想する。特にその領域の中でもどこらへんにフォーカスしたいかを言語化してキーワードにする。

例)ジェンダーについて調べたいな〜。
→ジェンダーとはいえ広いよな。男性上司とかセクハラしがちなイメージがあるけどほんとかな?(世の男性管理職の皆さんすみません・・・)
→「セクハラ 上司 ジェンダー意識」「マネージャー ハラスメント」など

2.蓄積
上記の例でいくと「男性上司がセクハラしそうなイメージ」というところも「男性の方が管理職についている(少なくともついていそう)」というのも知識。これらをストックしていくことが必要。手がかりは多い方がいい。

3.試行錯誤
ここまで書いてみたものの、実際調べると出てこないことや狙った論文が出てこないこともある。
そこで少し語彙を変えてみながら検索してみると言うことも大事。一発で狙わないと言うのも案外大事かもしれない。

ちなみにCiNiiで検索すると・・・
「組織」「ハラスメント」で検索すると116件
「男性」「ハラスメント」で検索すると63件
「男性」「セクハラ」で検索すると6件
「マネージャー」「ハラスメント」で検索すると5件

ひろむ:でもセンス(上のような語彙を選ぶ能力?)を磨くためにはどうしたらいいの?

ひ:とはいえセンス磨きができないよな〜とは思うんすよね。

ざ:さっきも言ってたけど知識じゃないかな。最近の動向や文脈、背景を知ることだと思う。

し:そもそも言葉の意味を問い直したり、ニュースを見てみて語の表す意味とか問題とか課題とかも大事かもしれない。意外と頭の中でつながっていないので、ニュースとかからつながっていくこともあるかもしれないね。

ひ:結構感度高く日常的にいろんな情報を取っていくことが大事なんすね。

し:確かにね〜。情報を積極的に取りに行くことが大事かもね。

ざ:これはないでしょ〜みたいな変な検索してみると面白い。翻訳したときに違う言葉になっていることもあるし、意識的に探索しながら遊んでみる機会があった方がいいかも。

し:それもいいかも。例えば好きなものと掛け合わせる楽しいし、検索って指向性があるから、あえてやってみるのは大事かも。

ひ:最近やらないよね。「ネットサーフィン」笑

ざ:そういうなかでうまくなっていくのかもね。子どもってやっぱり検索上手じゃないし、練習しないとダメだよね。なんにも考えないと自然言語で検索しちゃう。

ひ:昔も話した気がするけど、検索って誰でもやるけど、実際に力を積み上げるためには、正解かどうかはおいておいて、振り返ったり、構造化するのが必要だと思う。

し:そうそう。試行錯誤の中にも振り返りとかはめっちゃ重要だと思う。うまく出来ないこともポジティブに捉えていくことも大事だと思う。僕も昔先行研究探していて、なくて困ったときに大学の先生に相談したら「じゃあ一番乗りだね」と言われてなるほど・・・と思った。

ひ:それはそれで難しい判断だな。笑

し:あとは複数人で一緒に検索してみるみたいなことすると楽しいかもね〜。知識を構成するために検索するのも大事かも。

ざ:他のやり方としては、3キーワードを使ってみたり、論文の著者自体をつなげて検索してみるのもいいかもな〜と聞いていて思った。論文を読むのが一番近道な気もする。5本くらい読むと知識がつくと思う。

し:確かに。筋トレ的な部分も大事かも。笑
そこのモチベーションを保つためにも、「まぁこんなもんだよな〜。」という感覚を持つのはやっぱり大事。自分はカフェの検索とかうまく調べられないし。笑

まとめ
文献調査の3つのポイント
1.予測
2.蓄積
3.試行錯誤


検索で遊んでみるのも大事。

うまく出来ないことをネガティブに捉えない。

うまくなってきたら
・3キーワードを使ってみる。
・論文の著者自体をつなげて検索してみる。

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