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ここからはじめよう vol.01

ついこの間新年だと言っていた2019年も、あっという間に1/3が終わってしまうと感じる今日この頃です。

2018年の9月から大学院を休学していた僕は、4月からまた大学院に復学します。
その間実は、小布施町という人口1万人ちょっとの小さな町で働かせていただきました。小布施町といえば栗菓子などが有名ですが、非常に面白い取り組みが繰り広げられている町です。その中で色んなことを学ばせていただきました。
特に2019年がスタートしたこの3ヶ月は、3ヶ月だったとは思えないほど、濃密だったので自分が関わった中で特に心に残った大きなイベントごとにブログとして書き留めていきたいと思います。

・OBU-SEEK(2019年1月12日~)
2019年1月12日に始まり、全4回のセッションを実施した「経済産業省『未来の教室実証事業』小布施町を題材にした人材育成プログラムOBU-SEEK」。プログラムの設計にも一部関わったものの、ほとんどは事務局として動きました。自分自身事務局という立場での動きをそこまで理解していたわけでもなかったので、正直何から始めればよいのやら・・・状態でしたが、色んな人に教わりながら、いろんな人にも迷惑をかけながら終えることができました。

このOBU-SEEKは、地域の課題を解決するチェンジメーカーを育成する人材育成プログラムです。こういったプログラムだと、その地域や集団における課題とは何か?というところから探していくことが多いようですが、今回はあえてテーマを設けて実施したプログラムになりました。
テーマは「小布施町のメンタルヘルスについて」。
実は僕もこのプロジェクトに参加するまで知らなかったのですが、長野県は未成年者の自殺率が日本全国の中でも非常に高いという状況があります。(第1回子どもの自殺対策プロジェクトチーム会議資料)

この課題に対する解決策はいまだ見つかっていませんし、様々な専門家の話を聞いてみても長野県がなぜこんなに高い水準なのか、はっきりとした根拠は見つかっていません。しかし、今もそういった課題があり、一刻も早く改善に向かわなければなりません。
そういった課題に対して、プログラムを通して地域の課題の深堀や解決策の提案を行っていくものでした。

内容については詳細はプライバシーやその他の様々な理由から、書けませんが、自分が感じたことを書くと、自分もこのプログラムに参加者として参加してみたかったなというのが正直なところです。もっと皆さんと一緒に考えていきたいし、運営よりも、小布施の人間として(自分は小布施に住んでいるわけではありませんが・・・)一緒にこの課題に取り組みたいという気持ちになったプロジェクトです。

地域の課題を考えるということや、地域に関わるということは大なり小なり「自分事化」というプロセスを経ていくものではないかというのが素直に感じたことでした。また参加者の皆さんが、「今後も小布施町に関わり、自分たちでできる何かがしたい」といってくれたことは本当に嬉しかったです。

委託事業は終了しましたが、このプロジェクトはまだまだ継続中です。(少なくとも自分はそう思っています!)
これから、小布施町に、地域に、子どもたちに還元するためにはどうしていくべきなのかもっともっとみんなで考えていきたい、そう思えるプロジェクトでした。

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