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嘘のような本当の話。新元号がもたらした奇跡の話。

ジャジャーーーーーンンンン!!!!

ギターを思いっきり掻き鳴らす。目の前のお客さんが踊りだす。21歳の自分は音楽に夢中だったわ。

音楽のために大学を辞め、日常の全てを音楽に捧げたんだ。
良い音楽を作ること=自分のバンドが売れることしか考えてなかった


あの頃の自分をバンドメンバーは「正直好きじゃなかった」と言う。あまりにも自分勝手で悪い意味で尖っていた。

お客さんというよりバンドを、バンドというより自分のことしか考えていなかったわ。

自分を主役とする音楽を作っていた。


そんなバンドの叶えたい夢の1つは自分たちのCDがヴィレヴァンに置かれること。

ヴィレヴァンにピックアップされているアーティストを好きな場合が多かったのだ。メジャーでもなく、大衆ウケでもなく、コンセプトも音楽も他にはないバンドが多かった。

しかしその夢叶わず自分のバンドは解散しちまったわ。


バンド解散後、紆余曲折あり現在は脳内アーティスト(分かりやすくいえば企画屋)として自分の作るものだけで生きている。

そして来たる平成最後の夏、3年目を迎えるコミュニケーションをコンセプトとしたTシャツブランド「喋るTシャツ」でリリースした新作、それが「平成ゆとりTシャツ」だったんだわ。


新元号に切り替わる終わりの見えた日常へ平成を楽しむためのTシャツであった。

平成生まれで繋がる新しいコミュニケーションを作るためのTシャツであった。

100枚売れれば嬉しいなとギリギリのスケジュールでリリースしたTシャツは3日間限定販売にも関わらず750枚も売れた。そしてその後の限定販売でも続々と注文が入り、気づけば2018年の時点で1200枚売れていた。


そしていよいよ平成最後の年である2019年となった。

平成が終わる4月30日に向けて販売した平成ゆとりTシャツと平成コラボTシャツは2週間の販売期間で3000枚以上売れた。

去年と合わせると4000枚以上売れたのだ。。。この販売数はTシャツとしては異例だそう。


そしてエイプリルフールであり、新元号の発表である4月1日。

平成ゆとりTシャツはヴィレッジヴァンガードにて全国発売がスタートした。初めての店舗展開。

表現方法は音楽からTシャツに変わった。

かつてバンドで叶わなかったヴィレヴァンに置かれるという夢はTシャツで叶ったんだわ。


諦めなければ夢は叶うとかそんな話ではない。新元号という世間的なトレンドがもたらした、ただの奇跡。

ただ1つ言えるのは、自分の作った表現が自分を主役にすることよりも、自分の作った表現が他人を主役にする方が幸せだな。


新元号がもたらした奇跡。

嘘のような本当の話。

平成から令和。


苦手な酒を今日はちょっぴり飲もうと思うわ。



読んでくれてありがとうございました!読む人のためにというよりは自分のお祝いのためにnoteを書いてみました。

これからはまた、自分の表現が誰かの人生をより主役とするきっかけを作っていきます。

俺の詳しいプロフィールはこちら


■平成ゆとりTシャツヴィレヴァン展開店舗 

ルミネエスト新宿店(https://www.village-v.co.jp/shop/detail/651)
渋谷本店(https://www.village-v.co.jp/shop/detail/697)
町田ルミネ店(https://www.village-v.co.jp/shop/detail/883)
ルミネ横浜店(https://www.village-v.co.jp/shop/detail/777)
イオンタウン千種店(https://www.village-v.co.jp/shop/detail/760)
イオン那覇店(https://www.village-v.co.jp/shop/detail/952)
徳島クレメントプラザ店(https://www.village-v.co.jp/shop/detail/906)
ゆめタウン別府店(https://www.village-v.co.jp/shop/detail/879)
イオンタウン姶良店(https://www.village-v.co.jp/shop/detail/996)
new style 札幌ピヴォ店(https://www.village-v.co.jp/shop/detail/609)


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