EBPに関してよくある誤解をまず取り外す
今回、お話しさせていただくのは、「EBPに関してよくある誤解をまずは取り外すこと」についてです。
EBP(Evidence Based Practice)とは、エビデンス(科学的根拠)に基づく実践になりますが、この名前からのイメージで、しっかりと研究文献を読み続け、最新のエビデンス通りにスポーツ現場で実践することだと考えられがちです。
・しっかりと研究文献を読み続けること
・最新のエビデンス通りに実践すること
これが間違っているということではありませんが、これがEBPの全てではありません。
また、特にスポーツの現場でフルタイムで活動されているアスレティックトレーナーやストレングス&コンディショニングコーチの皆さんはとても忙しく、文献を定期的に検索して、読んで、検証している時間がないという声を多く聞きました。
・定期的に文献を検索、読み、検証
これができれば、EBPにおいてはエビデンスの部分ではかなりレベルが高いと思いますが、これをしなければEBPをしていないというわけではありません。
私が感じているEBPに関するよくある誤解というのは、
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