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インドの大学院で修士号を取得したインストラクターがまとめた「ヨガの資格取得で抑えるべきポイント」

はじめに

たくさんのヨガに関する情報がある中、こちらの記事にたどり着いていただき、ありがとうございます。

ちょっと張り切って書いちゃったので、合計1万字超えてます…マジ万字……

主に
「よーし!ヨガインストラクターになるぞー!」
「資格取るぞー!!」
という方向けに「入門書」として書いておりますが、

「ちょっと学術的にヨガってなんのか知ってみたいな」
という方にも楽しんでいただけるんじゃないかな、と思っております。

ここに書いてある内容や、画像に関しては「絶対使っちゃダメ!」とは言いません。

ですが、「こういう時に使いたいよー」とか、「この前、こういう時に使わせてもらって、みんなの反応はこんな感じでした!」とか、「使わせてくれてありがとう」とか「使った結果、みんなの反応悪かったけどどうしてくれんの?」とかとか、この記事がお役に立ちそう or お役に立てた!際にはこちらよりご連絡いただけると幸いです。いや、めっちゃ嬉しいです。

情報量が多いので、随時訂正または必要に応じて加筆してゆきます。
加えて「ここ、違うんじゃない?」と思われる箇所がございましたら、ご指摘いただけると幸いです。まだまだ未熟者ですので、みなさんのご指導を何卒宜しくお願い申し上げます。
最終記事更新日:2019年5月24日


誰が書いてるの、これ?(筆者について)

最初に僕自身の話をすると、2015 - 2017年で、南インドのバンガロールにある大学院にてヨガの修士課程を修了しました。帰国後、2018年には横浜でプライベートヨガスタジオ studio Sahana をオープンし、今に至ります。

ヨガの修士号ってなんやねん、って思われる方がたくさんいらっしゃるかと思うのですが、「ヨガって体にも心にもめちゃ良くない?」と気がついた科学者たちが、「これを現代科学で解明・証明するともっとたくさんの人にヨガの良さが伝わるんじゃない?」と研究を始めたんです。

そして、科学的に証明されると同時に医療の現場でも「ヨガを応用すると、西洋医学でカバーできないところにアプローチできるんじゃない?」と、研究施設の隣に療法施設ができました。

そこに知識を共有する学びの場が隣接され、学士・修士・博士が認可されて大学・大学院となりました。ヨガについて骨の髄まで勉強できる素晴らしい環境でしたし、なにより人生の修行ができました。そんな気になる学生生活についてはこちらをご覧くださいませ。


なぜこの記事を書くの?

「もうこの記事さえ理解できれば、たくさんお金払って資格取得のために座学受けなくていいですよ…!(資格に向けての座学の予習はバッチリ!)」と思うほどに気合い入れて書きます(でも、なるべくシンプルに、コンパクトに)。

少なからず僕も「インストラクターの方へのインストラクター業」を生業にしていますので、情報を提示しすぎると他の先生方からお叱りがくるのではないかとビクビクしております(ご、ごめんなさい…)。

ですが、「そもそも昔の人達が頑張って残してくれた知識を自分も授かっているだけだよなぁ」と、ふと気が付きました。お金はシェアできないけど、知識はシェアした方がみんな幸せだよね。って、僕の好きなバーテンダーの台詞なんですが。

例えば、「ヨガを身近な人に教えたい!けど、資格を取るにはお金がかかるよなぁ…」という人や、「頑張って資格を取った!現場で指導するヨガには詳しくなった!でもヨガの本質を生徒さんたちにどうやって伝えよう…」という人が、もっと気楽に、もっと手軽に、もっと詳しい情報にアクセスできるようになれば、ヨガをしている人たちもその周りの人たちもハッピーになると思ってます。

僭越ながら、僕がインドで学んだことや感じたことをシェアすること(だってインドまで行こうと思ったら時間もお金も体力もかなり気合い入れなくちゃですよね…!)に意義があると思っております。少しでも、日本のヨガ業界のお役に立てればなぁ、と。ナマステです。


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さて、ここから本文です
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What is Yoga?
ヨガの概要をサクッと

ヨガは単なるテクニック

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ヨガのイメージって、本当に色々おありかと思うのですが、
・痩せる?
・瞑想?
・スピリチュアル?
etc.

ざっくりいうと「心と体をしっかりと結び付ける」ための手段、という感じです。

上図が表しているように、「肉体」とか「生気(元気・活力)」とか「感性」が私たちを構成してるよねってヨガは考えます。*霊性は道徳とかに置き換えられますね。

その構成要素ひとつひとつをしっかり結びつけるための手段がYoga(語源は「楔/くさび」)です。

例えば、なんだかやる気が出ないなぁ…という時に、背筋をシャキッと伸ばして鼻からゆっくり大きく呼吸すると、気持ちが爽やかになったり(肉体から生気へのアプローチ)。

肥満や病気等が気になったりする時に、「なにを食べるべきか」や「嗜好やストレスに惑わされない」ように食生活を改善をしたり(感覚をコントロールして肉体へアプローチ)。

そんな時の手段としてヨガって役立つよね、とういうものです。

シンプルに、体を伸ばしたり動かしたりすると、体も心も気持ちいですよね。そうだよなぁ、心と体は繋がっているよなぁ、という感覚が既に少しでもあれば、あなたは立派なヨガ実践者(ヨギー、ヨギニ)です。

*僕たち日本人は「統合」って言葉よりも、「融合」の方が分かりやすいし実践・実感しやすいねって臨床心理士の河合隼雄先生がおっしゃってました。



ヨガの定義

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ヨガの定義、実はたくさんあるんですけど、定義だから一つにしてくれよ、ということで一番有名で大事なものが上図の

ヨガは心の作用を止めること

です。
この言葉のまま受け止めてしまうと「冷淡で面白くない人間の爆誕……!」と思ってしまうかもれませんが、そういうことではないです。

意訳すると「ヨガを使って心の揺れ動きを制御して、いつでも穏やかな心でいましょう」となります。

そうすることによって、目の前にあるもの・ことに一喜一憂することが無くなり、期待や失望や怒りの機会が日常で減っていきます。

環境を変えずとも心の在りようを変えるだけで、「日常の幸福度って上がっていくよね」と、考えます。その手段としてのヨガとは、「ポーズを取ること」だったり「呼吸に集中してみること」だったり、「静かに座って精神統一すること」だったり。本当にシンプルに、簡単な事ひとつひとつの積み重ねなんです。



ヨガって実は心の科学

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ヨガの目指す先というのが、いわゆる「完全なる自由」なのですが、それって当たり前のように「心身がともに健康な状態」であるのが大前提なんですね。

特に様々な心の病が定義づけされている今日ですが、医学で目指すところが「正常さ」だとすると、ヨガってその先の「自己認知」であったり「自由」なのです。つまり、ヨガをしていると、その過程の中で「ちょっとマイナスだったものが正常に戻っていく」のです。

*ヨーガ療法学会関係者の方へ:上の図に関しては僕の尊敬する木村慧心先生のお言葉をお借りしているのですが…解釈に違いがありますとご連絡ください。



Why Yoga?
なぜ、私たちは今ヨガをするのか?

ストレスって実はいいやつ

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ヨガにおいて、「ストレスとは、スピードである」とする一説があります。社会変化の速度が年々どころか日々めまぐるしくて、色んな情報が飛び交っています。直接的に自分が関係する情報だけでなくても、勝手に外で飛び交っている情報に意識が惑わされることもしばしば…なんて。

もともとストレスは「悪」ではなくて、ただの「反応」なんですね。ストレスを大きく2つに分けたら「ユーストレス(役立つストレス反応)」と「ディストレス(役立たないストレス反応)」に分類されます。

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インドの大学院で修士号を取得したインストラクターがまとめた「ヨガの資格取得で抑えるべきポイント」

平岡充乃介

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平岡充乃介

広島生まれ。南インドの大学院でヨーガ療法学修士課程を修めました。サイエンティストな雰囲気を醸し出したいヨギーです。ヨガとかインドっぽいことを書いてます。続きはwebで www.studio-sahana.com/home

ヨガのあれこれ【長文コラム】

ヨガをもうちょっと詳しく、ちょっぴり読み応えのあるヨガコラムです。
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