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60cm×180cmのマットの上で僕たちは旅をする

心と体を解き放つためには、特別な場所は必要ない。

僕たちヨガをする者にとって、
わずか約60㎝×180㎝のマットの上が無限に広がるスペースになる。

Man is not the creature of circumstances; circumstances are the creatures of men.
―Benjamin Disraeli

人間が環境の産物なのではない。環境が人間の産物なのである。
―ベンジャミン・ディズレーリ

場所も時間も関係がない

どこへ行こうとも、どんな時にでも、

マットを敷けばそこには無限な空間が広がる

音がストンと地面に落ちて辺りは静寂と化す

地に足をつける

地に足を付けて生活している人がどれだけいるだろうか。

人生で「立つこと」を意識したことが何度あるだろうか。

足の裏がマットに沈んでゆく―

マット越しに地面を感じる―

体の重心が秒刻みで動いている―

足の指先ってこんなにも遠い位置にあったのか―

We must be the change we wish to see in the world.
―Mohandas Karamchand Gandhi

私たち自身がまず、私たちが世界に見たい変化そのものでなければならない。
―マハトマ・ガンディー

私たちの心は常に揺れ動いている

体も絶えず変化している

爪も髪の毛も伸びるし、油断をすると腹にぜい肉も付く。

自分の心を見つめる前に

体の事をどれだけ知っているだろう

体の内から変わる

姿勢が心をつくる

心が環境を映し出す

Effort only fully releases its reward after a person refuses to quit.
―Napoleon Hill

「努力」は、人があきらめるという選択肢を捨て去ったときにのみ、その報酬を完全な形で現す。
―ナポレオン・ヒル

世界に比べるとうんと小さなマットの上で

制限というものは自らが課していることに気が付く

マットの上にいると

自分の体が思っていたよりも大きくて

自分の心は想像以上にやわらかいことを知る

ヨガする者たちの心は

体の変化とともにマットの上で旅をしている

The soul, or atman, is indestructible and eternal (2.18). It neither slays nor can it be slain (2.19). It is never, born and it never dies. After coming into existence, it never ceases to be. It is nitya (always), sasvatah (permanent) and purana (very ancient) (2.20). It does not suffer, nor can it be tainted. At the time of death, it does not die, but leaves the body and enters a new one (2.22). Weapons cannot pierce it, fire cannot burn it, water cannot moisten it and wind cannot dry it (2.23). It is impenetrable, incombustible, all-pervading, stable and immobile (2.24). It is invisible, imperceptible and immutable (2.25).
―Bhagavad Gita

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ありがとうございますナマスカーラ!
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平岡充乃介

広島生まれ。南インドの大学院でヨーガ療法学修士課程を修めました。サイエンティストな雰囲気を醸し出したいヨギーです。ヨガとかインドっぽいことを書いてます。続きはwebで www.studio-sahana.com/home

エッセイ

思ったこと色々です。
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