くさい居酒屋だって街には必要な匂いだったらしい
居酒屋の匂いは好きですか?
厳密にいうと、居酒屋がたくさん立ち並ぶ街の匂い。飲み屋街って独特の匂い、あるよね。
私はというと、好きでもないが嫌いでもない、「あの匂い無理!」とはならないが「居酒屋の匂い嗅ぎに居酒屋行きてぇ!」ともならない。
まぁ言ってしまえば無関心。あの匂いをそんなに気にしたことがなかった。(今思い出してみるとどちらかと言えばくさいかも)
それが今日、緊急事態宣言が明けてからはじめての金曜日。
仕事を終えて最寄駅に着いたとき、ふわ〜〜と流れてきたんですよ。
"居酒屋の匂い"が。
エモさもなければ、哀愁があるわけでもないただの駅前に、今まで気にもしなかった居酒屋の匂いが久しぶりに流れてきたんですよ。
すると、自分でもびっくりしたことに、なぜかウルっときてしまったんですよね。
毎日当たり前のように嗅いでた匂いがここ数ヶ月まったく流れていないことにも気付かないぐらい、あの匂いに特別思い入れがあるわけでもないのに。
やっぱりね、街には居酒屋の匂いは必要なんですよ。
焼き鳥のにおい、ガーリックたっぷりのイタリアンのにおい、タバコぷかぷかのにおい、どれも必要なんですよ。(タバコは苦手だけど)
金曜は仕事を早く切り上げて、少し早足で友達が待つ居酒屋に行きたいんですよ。
早くみんなと飲みに行きたいなぁ。
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