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政策起業家の存在価値〜想い〜

ちょっと今日はいつものようなアカデミアなものを参照しながらと言うよりは、思いの部分をただただ殴り書きのように残しておきたいと思う。


実は先日、かなりお世話になっていた40代の方が亡くなられた。
死因は自死だったようだ。
とてもポジティブでクリエイティブ、どうしたら町がよくなるかを常に考え、僕らの活動を支え続けてくれた。彼は希望そのものでもあった。

亡くなる前日だったのか、その日だったのかだって、うちの職員と普通に話をしていたようだ。

当然、なんで。。。
そう言う思いがずっとあった。

思った。
精神的に苦しんでいる人を少しでも少なくしたい。
自分で自分の命を断つ人が多くいる社会ってなんなんだって。
そんな社会の構造を変えたいって。

でも社会には他にも多くの問題で溢れている。
今日もどこかで食べ物や着る物に困っている子どもたちがいる。
今日もどこかで生物が死に絶えている。
今日もどこかでいじめや差別で苦しんでいる人がいる。
今日もどこかで自分が生まれ育った場所で暮らせなくなる人がいる。

多くの問題は未着手じゃなくて、
解決のために多くの人たちが動いている。
だけど解決していかないのは何故なのか。

政治はズレる。
当事者の声を聞けない、公平性や前例、縦割り、いろんな弊害や制約から、
本当に困っている人にとって的確な政策を作りずらい。

ビジネスは全てを救えない。
経済合理性がないものにはなかなか手を出せない。

NPOは救える対象が少ない。
人員、予算などのリソースが極端に少なく、集まらない構造になっている。

これらを繋ぎ合わせていくのが、
政策起業家なのではないだろうか。

それぞれの弱い部分を、
つなぎ合わせることで補い、
「公共政策」として永続的に解決され続ける仕組みにしていく。
お金を稼げる部分は稼ぎつつ、足りない部分は社会保障として税金で補う。
そう言う新しい政策のあり方を作り出していくのではないだろうか。

政策起業家が増えればきっと、
今日もどこかで食べ物や着る物に困っている子どもたちが少なくなる。
今日もどこかで死に絶える生物がでないエコシステムを作れる。
今日もどこかでいじめや差別が生まれない仕組みになる。
今日もどこかで自分が生まれ育った場所で暮らし続けられる人が増える。

そんな社会になっていくのではないかな。

だから僕は政策起業家を研究しているし、
より多くの人に届けたいと思っている。
そしてより多くの人が問題の当事者であり、解決者である社会になることが大事なのだと思う。

分断を埋め、繋がり、手を取り合っていく。
そんな社会に向けて。

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