それはこっちのセリフ

もう連絡して来ないでください。」と言われたことがあります、クライアントから。と言ってもぼくがやらかした話ではないですよ。


そのクライアントは広告のデザインなどを請け負う制作会社。メールで仕事を依頼してきたときから雑な感じで、まずこちらの名前は間違っているわ(宛名が全くの別人)、スケジュールも、なにを描いてほしいのかの内容も書いていないのに予算だけ伝えてきてこれで引き受けてくれるか、と。(しかもかなり低予算)

いやな予感がしてこのときに一度突っぱねたのですが、再度連絡をもらって話を聞いてしまったのが最大の間違い、それはいまでも後悔しています。


予感は的中。要領を得ない指示、連絡をしても返事が異様に遅い、なのに修正は多い、そして納品後は一切音沙汰がなくなる。…そのまま数ヶ月。しびれを切らしてその後どうなりましたか?と連絡をすると、そっけなく「完了しているので請求してください」と。

なんなら「他の方は言わなくても請求書送ってきますけどね?」と悪びれもせず、いちいち聞くなと、こちらに非があるような言い方をされ。そんな御社のルールはしらないし、そもそも納品後、受け取りの連絡すら一切なかったことについてはなにも思わないのだろうか。


不安だったので、どんなふうにイラストが使われたのか確認させてくださいとメールで頼むと、知らない人のイラストが使われた完成品の画像が間違って送られてきました

「これぼくの絵じゃないですよ、間違って送ってませんか?ご依頼のときから感じていたのですが、いろいろちゃんとしてくれないと困ります。」と返信すると謝罪どころかいちいちミスを指摘してくるなとばかりに逆ギレされ、あなたのイラストを使うも使わないもこちらが決めることです、もう連絡して来ないでくださいと言われた事。


えええええ!それはこっちのセリフやけどーーー!?


あまりの酷さに呆れて笑ってしまったほどです。横にいた妻にもそのメールのやり取りを見せて、もうなんかすごくない?この人!と盛り上がってしまいました。

最後のやりとりのときに完成品の正しい画像も送られてきたのですが、まさかの改変だらけ。納品時とは違う配置やバランスに勝手に変えられていました。まあとことんやってくれたなぁ!

ちなみに制作費も相場よりもずっと安かったこの案件。ひとつも良いことがなく、二度と一緒に仕事するもんかと思ったのは後にも先にもこの件だけ。こうしてネタに出来たのも、良いのか悪いのか。もちろんこのクライアントとはそれっきりです。


後日談、この一件で逆に興味を持ってしまったぼくは、そのクライアントのウェブサイトにあった社長ブログなるものを遡って読みました。そこでわかったのは、この会社は普段から協力業者を単なる下請けとしか見ておらず、お金を出しているのはこちらなんだから言うとおりに動けばいいんだ、という文面にもにじみ出た姿勢。

接客サービスなどに対する不満などもつらつらと書いており、まさにお客様は神様的な考えだったのです。それがそのまま社風になっていたんでしょうね。しかしよくそんなことをブログに書いて残したもんです。ぼくもはじめにこれを読んでいれば、受けてなかったな…。本当に失敗した。

やはり仕事は人と人。そこに信頼関係が築けなければ成り立ちませんね。そのためには自分を客観視できる力も必要。前に書いた記事↓ではないですが、常に意識をしていたいものです。


noteにはあんまりネガティブなことは書きたくないのですが、これはもう何年も前の話で、そろそろ成仏させる意味で書き残しました。


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夢あるわぁ
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\ぱっかーん/

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