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ああそうか、学ぶってそういうことだったな

デザイナーになるのに学校(に通うこと)は必須ではない

との意見を目にして、イラストレーターにも同じことが言えるなと思いました。学校を否定するものではありません、学校に通わずに職についている人はたくさんいますしね、という意味で"必須"ではない。ということです。


時々、美大や専門学校に講師として呼んでいただくことがあります。その立場から学校や学生のみなさんを見て、人(先生)もそうですし、設備や環境、すごく恵まれているな〜と思うところがたくさんあります。

が、在学中はそのありがたみがいまいち分かっていないのか、持て余しているなと感じることも多いです。せっかく通っているなら人も物もコネも使い倒さないと勿体無いよ〜と。

授業時間外でも先生に話を聞きに行ったり、相談したり、行事や課外活動なんかにも積極的に参加して人を紹介してもらって付き合いをふやしたり。

…まあ、ぼくは学生時代それが器用にできない人間だったので、思いっきり持て余している側だったわけですが。。。だからこそ言える、勿体なかったなと。


ちょっと話は変わりますが、とある美大のイラスト学科に通う皆さんに「将来はイラストレーターになりたい人はいますか?」と尋ねると、2割くらいの人しか手が挙がらなかったり(遠慮してる、言いたくないだけかもしれませんけど)

美大に通う人が皆それを仕事にしたいと思っているわけでもないのだなと。

では何のために学校へ?と思ってしまうのはぼくの頭が堅くなっていたからでしょうか。すぐに学びを仕事や就職に結びつけるのはよくないくせです。

答えを聞くと、純粋にただ自分の描きたい絵を描き、もっと上手くなりたいとのこと。ああそうか、学ぶってそういうことだったな。と。

学校へ通う理由も、描く時間と場所がほしい、それだけで十分なのかもしれません。同じ志を持った仲間、友達もできますしね。そういやぼくも妻と専門学校で出会ってましたね。誰が興味あんねん、そうですね。

学校や学ぶということについて、あらためて考えるきっかけになりました。



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