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個展を続ける理由

2月に東京浅草にて開催しました個展Birthday、おかげさまで盛況のうちに無事終えることができました。足を運んでくださった皆様、気にかけてくださった皆様、どうもありがとうございました。

2週間の会期中、在廊できたのは最後の2日間だけでしたが、わざわざそれに合わせて来てくださった方もたくさんいて本当に嬉しい限りです。


はじめて個展を開いた2003年から数えて、今回でなんと28回目の個展でした。そんなにやってたっけ…!とあらためて自分でもびっくり。

これまで一番多い時で年5回やってたこともありますが、今思えば狂気です。それだけ暇だったということでもあるのですが…。


今回のテーマはタイトルのとおりBirthday。子どもが生まれた友人のために描いたバースデーボードがきっかけになりました。なので展示作品はすべて親子の動物を描いています。


良いと思える作品がたまったらそのうち」なんて考えていたら、きっとぼくはいつまでたっても展覧会を開くことはできないでしょう。

自分の性格をよくもわるくもわかっているので否が応でも動くように、描きたい絵やテーマが決まってなくても先に展覧会の予定を組みます。これは昔からいつもそうしています。


今でも少なくとも1年に1回は個展を開きたいと考えています。多いか少ないかでいうと、同業のみなさまと比較しては多いほうだと思います。

回数が多いとなかなか一度にまとまった数の作品を揃えるのは難しいのですが、たとえ少しずつでも定期的に世に出していくのが自分には合っていると思っています。

これまで積み上げてきたものをまとめて一度に見てもらうというよりも、最近はこんなものを描いていますという、報告。毎年続けることでその成長過程を見てもらう場にしたい。


ここ数年の間はずっと動物の絵が中心ですが、同じモチーフでも毎回少しずつ表現を変えたりしています。描き続けることと、変わることを止めないことをこころがけています。

仕事につながるかどうかはわかりませんし、もはやあまり考えていません。むしろどこかでわざと仕事と切り離した絵を描くため。こういう機会がないとなかなか新しく描かないことをよく知っているので。


あとはやっぱり自分の絵の前で、いろんな方々とお会いしてお話ができること。ウェブやSNSを通じてじゅうぶん作品を見てもらえる時代に、わざわざ足を運んでもらえるなんてこんなに贅沢なことはないと思います。そのために展覧会を続けているのかも知れません。

ぼくにとって絵はお仕事であり趣味でもあり、幼い頃からずっと自分と人とをつないできたコミュニケーションツール。なのでこうして飽きずにずっと描いているんだと思います。


また今後も定期的に個展を開き続けますので、いつかまたタイミングが合えばぜひ会いに来て下さい。

そう言いながらいつも在廊日が少ないじゃないかというお声も聞こえてきそうですが… なんと言いますか、仕事や家庭、いろいろあってモゴモゴ…

どうかご容赦下さいませ。。。




今回の個展はこのnoteやtwitterをみて来てくださる方が多く、いつも以上に盛り上がりました。発信大事だなとあらためて感じます。どうもありがとうございました!

“Birthday” SHUNSUKE SATAKE EXHIBITION

期間:2019年2月13日(水)〜2月24日(日)
※終了しました、ありがとうございます!

場所:チェドックザッカストア浅草 1F ギャラリー
www.cedok.org


写真協力(05,06):Kaiさん https://twitter.com/niteandday



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