見出し画像

CASIO NU-50 STUDY CAL

 平成6年頃購入。¥2,480+税。太陽電池とLR44ボタン電池1個。

 《学習用電卓》として店頭で売られていた。※学販用電卓は別の型番。

 分数計算、剰余、10倍、10分の1、逆数、約分、帯分数/仮分数切替、円周率、商の桁の関数キーがある。

 この電卓の前モデルNU-10に機能が追加されている。NU-50では約分キーが追加されている。NU-10は、ー発で約分された答えが表示される。NU-50では、《約分》が画面に表示され、押すごとに、何で約分するか数値が表示されて過程が分かるようになっている。約分された数値をメモして全て乗じると最大公約数が求まる。

(例)

100と120の最大公約数は?

1)120分の100を入力しイコールキーを押す。

2)約分が表示されるので、約分キーを押して、約分の表示が消えるまで、約分される数値をメモする。

3)この場合、2,2,5となる。すべて掛けると20になる。

4)よって、100と120の最大公約数は20となる。

 剰余計算も小数が伴う計算に対応し、《商のけた》を押すたびに、小数点第一位と二位が指定可能になっている。

 算数の計算問題の答え合わせもこのとおり。

 平成29年に発売されたCASIO剰余計算電卓MP-12Rは、商品を小数点入りにするのは不可能である。この電卓は、調剤薬局、在庫管理向けに出された電卓であるから、何組できて、いくつ余るという整数値で事足りる。

 円周率を押すと3.14と表示される。小学生の頃は、円周率は3.14として計算した。この電卓が発売された当時、《ゆとり教育の弊害》とかで、円周率は3について、マスコミが飛び付いていたのを思い出した。3だと計算は楽(?)になるらしい。これも間もなく終わる平成の一部だと感じた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?