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circular slide ruler(円形計算尺)

 GooglePlayで《計算尺》を検索していると、無料・広告なしのこれを見つけた。

 円形計算尺である。早速使ってみた。
(初期画面)

 計算尺といえば、乗算、除算、三角関数、平方根などの尺があって・・・。見ると平方根や三角関数はできなさそうである。
 この計算尺はその数値の倍数を求めるもの、乗算・除算専用である。
 使い方は、外側の青い数値が書かれている目盛りを回して、内側の10に合わせるだけである。

 外の輪を50にして、少しズレがあるが内側の10に合わせたところ。
 内側の20に当たるところが、外側の10に当たる。
 50×20=1000と読み取っても良いし、回転尺の数値をそれぞれ10分の1にして、5×2=10にしても良い。ただし、0の個数の(10のn乗)の扱いには気をつける。

 除算の場合はどうするかと言えば、上の写真の例であげれば、
 60÷12をしたい場合は、上を60、下を12に合わせ、内側の10にあたる外側の数値を見れば求まる。この場合は50が合っているから、5と読み替えて求める。これも、10のn乗の扱いには気をつける。

 0は何個つくかは暗算で求めることになる。
 50×20=1000は、5の10の1乗と、2の10の1乗と読み替え、5×2=10、n乗の部分は足し算する。1+1=2、10の10の2乗=1の10の3乗として1,000が求まる。除算は、10のn乗の計算を減算して求める。
 例えば6000÷12は、10のn乗部分だけあげると、3と1。
 3-1=2と計算し、10の2乗を求める。
 下の10に対応した上の50から5を読み取り、5の10の2乗=5×100で500が求まる。

 計算尺を知っている方には何でもない記事。計算尺を知らない人にとっては、円形や定規に目盛りをつけたものが計算に使えることが、新鮮に見える。


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