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セルフブランディングが重要な時代だからこそ、世界観を売ることが大事なのです

前回「エモ売り」についての記事を書きましたが、本当はもっと色々と紹介したかったのです。そして抑えきれずに今回、その続きを書きたいと思い立ちました!笑
前のブログでは勘定ではなく感情を売ることの重要性を説き、その中で
「心動くを売る」ということについていくつかの例を使って解説しました。

今回は「世界観を売る」ということについて、みなさんが知っている企業をもとに紹介したいと思います。

あなたが世界観を感じる場所はどこですか??

と聞かれて。まずは何を思い浮かべますでしょうか??
王道でいうところでは、ディズニーランドとかですかね。
一歩入ったらまさに「夢の国」に訪れたような感覚をするかもしれません。

あと身近なところでいえば「アップルストア」とかどうでしょうか?
細部までこだわった内装とデザイン。まさしくアップル製品を感じることができると思います。
このように今人々に求められているサービスや製品は他社とは違う世界観を醸し出しています。

でもディズニーとかアップルはレベルが違うからな・・・
まあ参考にしたいけど。。という方について、一社紹介したいと思います。
それは最近まで怒涛の勢いで成長したRIZAPです。この会社が急成長した要因は何があったのでしょうか??

RIZAPから学ぶ、ベンチャー企業が急成長する過程

実はこの会社の前身は豆乳クッキーの通信販売でした。一旦ブームに乗って急成長しましたが、競合の出現により、売上が急降下。そこで瀬戸社長は新しい事業を模索していました。

その時に原体験になったのは、瀬戸社長が高校時代につきあっていた彼女のダイエットをサポートした経験。
ぽっちゃり体型で自信が持てない彼女に、瀬戸社長は「この服絶対着ようよ」「この水着が着られるようになったら海行こう」と日々電話等で励まし、サポートしました。
その結果、彼女は20キロのダイエットに成功し、外見だけでなく、立ち振るまい、話し方、話す内容まで大きく変わりました。
「人は変われる、変わることで輝ける」と感じたのです。

その時の経験から、多くの人がダイエットに成功しないのは、伴走し励ましてくれる人がいないことに原因があるのでは?と考えました。
そこで自らのダイエットも成功した経験をヒントに、科学的根拠に基づいたトレーニング法や日常生活のアドバイスにより「2ヵ月で成果を出す個別指導型トレーニング」というビジネスモデルを始めることを決意します。

ただし、トレーニングジムはあくまで手段であり、事業のコンセプトは、「理想のカラダを手に入れ自信を取り戻すという自己実現の場」を提供すること。
そこで従来のトレーニングジムがやっているようなプロモーションとは一線を画した”「人は変われる。」を証明する”というグループ理念が全面に押し出たプロモーションを展開。会社は急成長しました。

世界観を売るには理念を磨き上げることが大事

この例から見てもわかる通り、歴史の浅い企業であったとしても世界観を売ることは十分に可能です。
ただその際に大事なのは企業理念。それをしっかりと浸透させて、いくことが大事だと思います。
瀬戸社長は「RIZAPは『ダイエット』ではなく『自己実現の場』を提供している」と言っており、そのコンセプトが伝わるような発信をしています。
このように自社の世界観を売るには、コンセプトを確立した上で、それが伝わる表現方法を模索することが大事なのかな?と思います。
(アップルではアップルストアを世界観を表現する場にしているように)

「世界観を売る」というと、店舗やリアルな場でしか表現できないと思いがちですが、インスタやフェイスブックなどの投稿からでも十分に世界観を表現することが可能です(特にインスタは投稿内容で、その人の属性がめっちゃわかるので笑笑)。

セルフブランディングこそ世界観を売ることが大事

これからはソーシャルの時代であり、個で稼ぐ時代です。その際には、自分は何者なのか?をしっかりと問いて行くことが大事です。(それを自己分析、ミッションステートメント、価値観などと言ったりします)。自分の強みや好きなことを見つけて、それを磨いて発信していく。究極を言うと「ゆうこす」みたいなイメージだと思いますが、今後のセルフブランディング戦略を考える上で上記の企業とかを参考にして、自分のコンセプトを確立できればと思います。

✳︎ちなみにRIZAPはM&Aをし過ぎて理念がぶれてしまったことで世界観を維持できなくなったことが不振の原因だったのかな。と勝手に想像しています笑





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