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「選択肢」という観点でキャリアを見据えるということ

突然ですが、何か重要な決断や迷った時にどのような選択をしますか??
もしやりたいことがこれ!と決まっている人であれば、そのゴールから逆算して最短で達成するものを選ぶと思います(通常は)。ただ、10年後や20年後に自分が何をしたらよいのだろう、、、と思っている人にとってそういう考えをすることは困難かと思います。
僕の場合は実際、今は未来で実現したいものがあるのでゴール思考になってはいますが、就活時は全然そんなことなかったです。
でも「選択肢思考」をしたおかげで自分のキャリアやしたい事の幅を狭めないようにすることはできたと思っています。

学生の頃に選択した決断

僕は大学生の頃、将来やりたい仕事や実現したいことはおろか、志望する業界とかも全然定まっていませんでした。当時は外資金融、コンサル、総合商社と花形ばっかり受ける始末。志望動機は本音はかっこいいから笑笑
こんな状態でしたが、一つだけ自分の中で決めていたことがありました。
それは、
「転職したいと思った時に転職できるかどうか?」
もし数年後にやりたいことが見つかった時に、転職するという決断をした場合、どんな業界でもどんな職種でも採用したいと思えるような会社や成果を出せるところに行きたいと思っていました。
つまり今は決断できないから、未来に選択肢を残しておく、ということ。
ということで大企業でかつ様々な経験ができる会社に行こうと決め、結果として金融コングロマリットの会社に新卒で入社しました。
なぜなら大企業からベンチャーや中小企業は行きやすが、ベンチャーから大企業は当時、結構難しいな〜と思っていたからです。また金融であれば色々な業界に汎用性が高いとも思っていました。

転職した時に感じる、選択肢が多いことのよさ

入社してから僕は営業として、融資・保険・電気・年金・太陽光パネル、など様々な商材を提案し、新規事業では通信分野の立ち上げをしました。その結果、転職する際は広告、人材、金融、メーカーなど様々な企業からオファーを頂くことができ、自分の行きたい選択肢を自由に選ぶことができました。
この時、学生時代に選択肢が広い会社を選んで本当によかったと心から思えることができました。

独立を決断するときも選択肢という観点でした

そして独立をしよう!と思った時も、僕にとっては選択肢思考を発揮します。
10年後や20年後にやりたいことって何かわかりませんでした。ただ、やりたいことがあった時にできない状態になるのがスゴく嫌でした。
特に20代は体力的にも身の回り的にも比較的自由だと思いますが、30代になって結婚やこども、40代になって親の介護、などが始まった時に自分の選択肢ってどんどん狭くなるな、と感じました。
そしたら残りの20代の3年間、猛烈に頑張って成果出して、会社で働いていた時間よりもはるかに短く、かつお金に困らないだけ稼ぐことができれば、選択肢を多く残しておける!と思い、決断しました。
もちろん仕事だけではありません。もし10年後に世界一周がしたい!海外の大学でMBAを取得したい!となった時の制約はお金と時間。それをまず20代の宿題として片付けることが大事だと感じました。

選択肢は少ない方が幸福度が高いという実験もあるが、、、

「選択の科学」という本では選択は少ない方が幸福度が高い!というジャムノの実験が紹介されています。ジャムが多いスーパーと2種類しか置いていないスーパだと、後者の方が購入率が高い。それは選択するときに多すぎると人間は脳で処理できずに現状維持をするからみたいです。
またインドとかでは今でも結婚の7割は親が決めた相手と結ばれるみたいで、そっちの方が恋愛結婚よりもはるかに離婚率は低いとのこと。
そう考えると選択肢って多いのはいいの??って思うかもしれませんが、選択をして後悔しない思考法(いずれ紹介します)を確立すれば、本当に選択肢があることっていいこと!と思えます。
選択肢が多い人は、あえて選択肢を削ることができますが、そもそも選択肢がない人は、選択できるものがいずれも自分にとって嫌なものであったとしてもどうすることができません。
そのような観点も踏まえて是非とも選択肢思考を身につけてもらいたいものだと感じています。



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