見出し画像

アニメツーリズムの可能性と今後の展開

このnoteを普段読んでくれている方はわかると思いますが、僕が今最も力を入れているのが「えんとつ町のプペル渋谷フリーツアー」です。
映画えんとつ町のプペルに出てくる町のモデルが渋谷なので、そのモデルスポットを回る聖地巡礼ツアーとなっています。

聖地巡礼
アニメや漫画などの作品において物語の舞台やモデルとなった場所、ゆかりのある場所を「聖地」と呼び、実際に「聖地」を訪問すること。
引用:『聖地巡礼』ニコニコ大百科

アニメツーリズムの市場規模

観光庁が毎年訪日外国人の実態について調査したレポート『訪日外国人消費動向調査2019』というものを出しているのですが、その調査の中でアニメツーリズム等について触れられている部分をみていきましょう。

スクリーンショット 2021-02-27 17.32.18

この調査は訪日外国人が帰国するときに行ってるアンケート調査をもとに作成されているのですが、「今回したことと次回したいこと」、「今回した人のうち満足した人の割合」を見るとアニメツーリズムに可能性を見出すことができます。
まず訪日外国人が「今回したことと次回したいこと」の項目で「映画・アニメ縁の地を訪問」はあり、「映画・アニメ縁の地を訪問」した人が4.6%います。
4.6%と聞くとそんなに大きな規模感でないように感じますが、2019年の訪日外国人は約3180万人いたので、4.6%でも約147万人が訪問したことになります。
さらに次回したいことに「映画・アニメ縁の地を訪問」を選択した人が10.2%います。
さらにさらに93.9%の人が満足しています。

現在訪日外国人はほとんどいない状況ですが、Netflixの影響などで今後よりアニメツーリズムが盛り上がるのは間違いありません。

アニメツーリズムは日本人も外国人も楽しめる

上記でみてきたのは訪日外国人なので、アニメや映画は当然日本の市場規模もとても大きいです。
日本人の文化になっていると言っても過言ではありません。
実際に数字にも現れています。
以下いくつかアニメツーリズムの成功例を取り上げたニュースをご紹介します。

こんなに注目されているアニメツーリズムですが、日本人向けツアーでうまくいっているものはほとんどありません。
それは日本人がそもそもウォーキングツアーなどに参加する文化がないというのも大きな理由だと思います。
僕はプペルツアーをきっかけとしてアニメや映画のツアーをつくっていき、日本でもウォーキングツアーを広めていきたいと思います。
インバウンドが戻ってくるまでは日本人向けのアニメツアーに力を入れて、インバウンドが戻ってきたらそのツアーを外国語にアレンジしていこうと思っています。
そうなってくると僕らが力を入れるべきなのは日本でも海外でも人気の作品をツアー化していくことなので、そこを基準に作品を選んでいきたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?