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感謝と申し訳なさ


マキヒカさんと菊池流帆選手の対談がYouTubeに載っていたので是非見てほしい。

僕は日韓の大学選抜の試合を観てこの選手のファンになった。


そして菊池選手の経歴や過去を知りもっと好きになった。


このインタビューの中で

"駐車場係をしている時でも岩手から親が来てくれていて、本当に恥ずかしかったし申し訳なかった。"

と言っている場面があった。

状況やレベル的にも全く違うとは思うが、僕も中学時代は本当に同じような事を思っていた。


大学に入ってから、恥ずかしさからあまり周囲に言ったことはなかったが
僕は中学2年から3年にかけて公式戦には合計しても、おそらく90分も出ていない。

理由は一つ。実力不足だ。


ほとんどの試合は同期のGKが試合に出て、ベンチには一個下の代のGKが入っていた。


それなのに、両親は週末になると毎回試合を観に来てくれていた。

正直、僕はビデオを撮っている姿を見せたくなかったし、チームの為にできる事をやっていたつもりではあったもののそこをみて欲しいなんてことはあり得なかった。


両親は出場可能性がゼロに近い試合も父は大きなカメラを担いで観に来てくれた。アップをしている写真は中学時代沢山ある。しかしユニホームを着て試合に出ている姿は2年生以降は1試合分しかない。中学1年生の時はわりと試合に出してもらっていたが、残りの2年間は1試合しか両親にぼくが試合に出ている姿を見せることはできなかった。


北海道で行われた全国大会も飛行機に乗って両親は観に来てくれた。
しかし僕はその時、チームの荷物を率先して運び、その試合のビデオを撮っていた。

本当に辛かったし、親には申し訳なかった。

本当は観に来てくれてありがとう

と言わなければならないところだけれども、ビデオを撮っている姿を見せ続けている自分が情けなかった。しかしどんだけ頑張っても2人には追いつけないとも内心は思っていた。


全国大会の帰り、山形県庁で解散し、いつも通り父が迎えに来てくれた帰り一度だけ父からこんな事を言われた事がある


"受験に向けて勉強に切り替えた方が良いんじゃないか。みんなと一緒にいたいだけなんじゃないか。"


僕は冷静になれず、

"僕だってやりたくてチームの仕事やってるわけでも、ビデオを撮ってるわけでもないんだよ!"

と言った気がする。詳しくはあまり覚えていないがそれらしい事を言った。


でも内心は違った。自分の実力の低さからその年の冬までに試合に出られるとは思えなかった。

その頃はサッカーもたいして好きじゃなかったのかもしれない。だから怪我が多かったのかもしれないし、少しの痛みで出来なくなっていたのかもしれない。


結局、中学生活は辞めずにサッカーは最後まで続けた。しかしその後も試合には全く出られなかった。

これまでにサッカーを辞めたらどうかと言われた事はこの時だけである。だから僕はしっかりと覚えている。


結局勉強でサッカーがあまり強くない高校に行った為、一年生の時からたくさんの試合を両親に見せる事ができた。
両親からしたら中学時代から比べ物にならないくらい毎週が楽しかっただろう。
まあ結果は出ませんでしたけどね。


やっぱり競技スポーツを続けている上で

"誰かに見せたい"

という気持ちは多少なりともみんな持っているものではないかと思う。

僕はその対象は間違いなく両親である。

自分が元気にサッカーをしている姿を見せたい。


大学に入り、2年生の時のサタデーリーグ1試合と、去年のアイリーグ2試合は両親(アイリーグの1試合は父だけだったが)に観てもらえた。

雨の中の開幕戦は勝てなかったし、もう1試合見に来てくれた試合は僕のミスで失点したけれど、試合後に試合の事について話しながらご飯を食べる時間は楽しかった。


菊池選手の対談を見て、辛かった中学時代を思い出しました。
でもあの時よりも格段に僕は今サッカーが好きです。
あの頃の同期からしたら今僕がサッカーを続けている事は意外だとしか思われないと思います。
おそらく指導してくださったコーチの方々も思っていると思います。

僕は今が1番サッカーが好きです。
みんなで楽しくやるサッカーも、辛くても勝つ為に頑張るサッカーも大好きです。仲間の為に身体を張るサッカーも大好きです

安心してください。
辞めるのが怖いから続けているだけじゃないです。
そういう気持ちが出てきたらすぐ辞めます。

そのうち中学校の同期たち、コーチの方々をあっと驚かせるような事をサッカーで成し遂げたいなー



皆さんも是非菊池選手の対談見てみてくださいね!
同じような境遇に置かれている選手や置かれた事がある選手は本当にモチベーションが上がると思います!!

#サッカー #菊池流帆 #気持ち #ファイヤー #日記 #ブログ #大学生




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