おっさんとUSJに行きました。
去年、同い年の横浜在住の友達(当時29)が関西に遊びにきたのでUSJに行った。
大体この歳になると夜に軽く飲みに行くとかで終わるのであるが、友達のおっさんは中身が成長しきってないので2人でUSJに行くことになった。
学生時代はよく行っていたが、久々のユニバで、なんだかんだ楽しみにはしていた。
当時とは変わっていたことがいくつかあった。
まず、入場料金が高騰してる。前は年間パスポートもかなり安かったと思う。
それでも勢いのあるUSJ。物凄く人が多い!
クオリティ高ければ値段は関係ありません。
更に、天気が予想以上に良くて園内でTシャツを買うことにした。
純粋に私服に汗をかくのが嫌だったからだ。
ミニオンという黄色のキャラクターの夏モデルのTシャツが安売りされていたので、それに決めた。
ファストパス
USJなどのアミューズメントパークビジネスでは、入場料以外での売上をどう取るかがポイントだ。
当然、お土産が1番大きいとは思うが、その他の売上の取り方もよく工夫されてるなぁーと思った。
まず、アトラクションの待ち時間が軽減されるというファストパスが1番高いので8000円以上する。驚いた。
入場料金と合わせると結構な額いきます。。
ファストパスの利用者は海外旅行客が多かったので、旅行会社がオプションで付けて売ってるのではないだろうか。
本来、このファストパス制度はお金の匂いがしてしまい、悪評が巻き起こりかねないが、ここUSJではごく自然に馴染んでいる。
それは、園内の人達のサービスありきだと思った。
例えば、お祭りでガラの悪い的屋の兄ちゃんが
「+1000円で強い銃を貸してあげる」
と言われたら、お金で解決しようとするな!と思って引く。
しかし、それを感じさせないのはUSJのスタッフの洗練された接客マニュアルがあってのことだとおもう。
事実、同じTシャツを着た僕たち無気味なおっさんに対して、
「ナイスTシャツです!」
「お揃い!カワイイ〜!」
「ミニオンにイタズラされてませんか!?」
「バナナ〜!」
という、さまざまな粋な一言をスタッフが次々とかけてくるのだ。(とはいえ、恥ずい。)
しかし、我々はミニオンを見たことが無いので、イタズラっ子であることも、バナナと言われる意味も分からず、反応に困りながらもスタッフの笑顔には微妙な笑顔で返すハメになってしまった。
インスタ映え
USJパーク内の写真販売の気合の入れようが凄い。
至る所に撮影スポットを設けている。
例えば、JAWSの入り口で大きなサメがぶら下がっているのだが、昔と比べて、そこに配置されてるスタッフの数が倍以上になっており、そのスポットでそのまま写真販売まで行ってるのです。
そこのスポットでは昔は撮影だけで、販売まではしてなかったような気がします。
これもまた、入場料金とは別で売上が取れる仕組みだとおもう。
1500円近くで写真とフレームをバンバン売るのだから、凄いとしかいいようがない。
その方法として、1つの撮影スポットに対して5、6人でとにかく盛り上げてくるのだ。
その撮影スポット毎にお決まりのフレーズなんてものもあったりする。
そして、撮影が終わるとほぼ同時に現像されており、限定のフレームに入れられているのだ。
撮り終わった頃には、完成品の状態を見せてくるように上手く出来ている。
しかも、単に渡すのではなく、あえて裏向きに渡してくるのだ。
そして、スタッフの「オープン!!」という掛け声でひっくり返して一緒に確認する。
このように写真を見せるだけでもアトラクション要素を盛り込むことによって、購買意欲をそそらせてくる。。
まんまと、買ってしまった。(実際に買った写真)
思ったよりTシャツが派手だったであろう。
おっさん2人でも写真を買ってしまうのだから、めちゃくちゃ売れてるに決まってる。
ちなみにこの写真は、上から雷が落ちてくるという設定で、女性スタッフの「危な〜い!」という元気な掛け声に合わせて、おっさん2人が頭を抱えたときの写真だ。
改めて見ると、笑ってて気持ちがわるい。
こういう撮影スポットで撮影することもあれば、USJの景観の中からインスタ映えスポットを探すのは若者はめちゃくちゃ上手い。
お城をバックにして撮ったり、ハンバーガーショップの前に置かれた外車に腰掛けて撮ったりしている。
これは、若者ならではの感性なのだろう。
場所と撮り方さえ、こちらが把握し、真似をすれば同じ写真が撮れると思ったが、全然ダメだった。
インスタ映えどころか、ただの「くたびれたオジサン」になってしまうのだ。(外車が台無し)
とはいえ、楽しい1日でした。
END
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