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フォトグラムの表現

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カメラを使わないフォトグラムの表現の魅力を伝える記事を集めたマガジンです。
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#感光

「さいたま国際芸術祭2020」 別所沼公園 ヒアシンスハウスで「時間と記憶」を影で焼き付けるアートを制作!

「さいたま国際芸術祭2020」 別所沼公園 ヒアシンスハウスで「時間と記憶」を影で焼き付けるアートを制作!

【さいたま国際芸術祭2020】

さいたま国際芸術祭を機会に自分の思い出の品や記憶の品を焼き付けるフォトグラムを制作する「現在の青図-Sightama 2020-」

別所沼公園、ヒアシンスハウスで公募により集まった方と共に作品制作。2/11・3/1共に陽差に恵まれ鮮やかな青のフォトグラム作品が生まれました。

フォトグラム(photogram)とは、感光紙の上に、直接物体を置き、光を当てて撮影す

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【アートは、「コンセプト」を「身体」にする】2019年、8年目のヒロシマでの制作を経て感じたこと。

【アートは、「コンセプト」を「身体」にする】2019年、8年目のヒロシマでの制作を経て感じたこと。

アートは、「コンセプト」を「身体」にする。

                                 
「概念」が溢れている。それにリアリティを持つことが困難になっている。それに強く危機感を持った経験が東日本大震災だった。日々の生活に欠かせないライフラインがどこで生まれているのかも知らないまま生活をしていたことに大きな衝撃を受けた。日々、大切なものの根っこを知らないまま或いは疑問にも湧か

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【影をつかまえる-大切なものでフォトグラムをつくろう!- @栃木県立美術館 】

【影をつかまえる-大切なものでフォトグラムをつくろう!- @栃木県立美術館 】

【影をつかまえる-大切なものでフォトグラムをつくろう!- @栃木県立美術館 】

2019年7/27実施ワークショップ「影をつかまえる」のレポートです。

栃木県立美術館主催。夏休みワークショッププログラムで、カメラをつかわない写真「フォトグラム」をつくりました。

                                           
参加者は小・中学生20名。

今回は2種類の

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旧日本銀行広島支店で展覧会をつくる「呼吸する影ー被爆樹木のフォトグラムー @被爆建物」2015年

旧日本銀行広島支店で展覧会をつくる「呼吸する影ー被爆樹木のフォトグラムー @被爆建物」2015年

去る、2015年4月11日(土)-19(日)

被爆建物である旧日本銀行広島支店地下ギャラリーで個展を開催しました。

ヒロシマにある被爆樹木のフォトグラム制作は、2012年から始まり、2015年で4年目を迎えます。

また戦後70年の節目の年に、念願だった広島での作品発表が実現しました。

個展会場の旧日本銀行広島支店は、かつての日本銀行の営業所で、現存する被爆建物の一つであり、広島市指定重要文

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光で描く!カメラを使わない写真。フォトグラムの魅力とは?

光で描く!カメラを使わない写真。フォトグラムの魅力とは?

●フォトグラムとは?

フォトグラム(photogram)とは、感光紙の上に、直接物体を置き、光を当てて撮影する写真技法やその技法によって得られた写真のこと。光にあたった場所と当たらない影の場所の光の差で像を得るため、カメラやレンズなどの機材がなくても撮影できる写真である。

●フォトグラムの歴史

最古のものは、ウィリアム・ヘンリー・フォックス・ダルボット(William Henry Fox T

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