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フォトグラムの表現

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カメラを使わないフォトグラムの表現の魅力を伝える記事を集めたマガジンです。
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#広島

被爆樹木の下で行われるアートプロジェクト「1本のいのちの下で-2021」は(COVID-19感染防止の為中止)となりました。

被爆樹木の下で行われるアートプロジェクト「1本のいのちの下で-2021」は(COVID-19感染防止の為中止)となりました。

「1本のいのちの下で-2021」(COVID-19感染防止の為中止)

Under A-Bomb Tree Weeping Willow of HIROSHIMA

今夏、2021.8/6-8/7、広島で予定していたプロジェクトはコロナの情勢を受け、メイン会場となる広島市青少年センターの休館となる為、中止となりました。

昨年に続き、2年連続の中止を受け、とても残念です。

言葉にならないいろいろ

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コロナ禍のヒロシマで「10年目の被爆樹木の撮影-葉に触れ、影を視つめ続けることで感じたこと-」

コロナ禍のヒロシマで「10年目の被爆樹木の撮影-葉に触れ、影を視つめ続けることで感じたこと-」

爆心地から370m。最も近い場所で被爆し、今も生きている被爆樹木シダレヤナギと出会ったのは2012年。

それから毎年、この樹に会いに行き、樹木の存在を撮影している。

今年で10年目の節目となり、これまでの制作を記したいと思う。

撮影は、フォトグラムという方法で行う。

フォトグラムとは、カメラを使わずに撮影する撮影技法やその写真のことを指す。光に反応する感光紙に直接光をあて、その光の差(日焼

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「美術ひろしま31」(公財:広島市文化財団)に作品『8:15 8/6 2014』が掲載されました。

「美術ひろしま31」(公財:広島市文化財団)に作品『8:15 8/6 2014』が掲載されました。

【作品掲載】

「美術ひろしま31」(公財:広島市文化財団)に作品『8:15 8/6 2014』が掲載されました。

爆心地から一番近い370mで被爆したシダレヤナギの枝葉を直接、感光紙で焼き付けたフォトグラム

2019年に「はつかいち美術ギャラリー」で開催された「被爆樹木-もの言わぬ物たちの記憶」展で作品出品したことが掲載に繋がったようです。

今年で制作10年目の節目に掲載いただけたことは励

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【Workshop2015】影をつかまえる-被爆樹木のこもれびをTシャツに写して着よう!-WSレポート

【Workshop2015】影をつかまえる-被爆樹木のこもれびをTシャツに写して着よう!-WSレポート

去る2015年8/1。

garelly Gで開催した個展『呼吸する影ー被爆樹木のフォトグラムー』関連企画として、ワークショップを行った。

フォトグラムワークショップ『影をつかまえるー被爆樹木のこもれびをTシャツに写して着よう!』は、2014年に衣裳家の田村さんと設立したSeeSewで実施。

今回のワークショップの主な目的は、参加者の皆さんと実際に被爆樹木を見に行き、幹や葉に触れ、衣服にその影

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【作品展示のご案内】被爆樹木展「75年目の記録」@広島市植物公園

【作品展示のご案内】被爆樹木展「75年目の記録」@広島市植物公園

【展覧会のご案内】
2020.10/31〜12/24まで広島で作品を発表します。

大切なお知らせ【追記:2020/12/13】

広島市植物公園で、10/31-12/24まで作品を展示する予定でしたが、本日、植物公園よりご連絡があり、広島市で新型コロナの感染者数が急増しており、広島県・広島市「新型コロナ感染拡大防止集中対策」に基づき、広島市植物公園は12月12日(土)から1月3日(日)の間、臨時

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広島でのプロジェクト「1本のいのちの下で-Under A Bombed Trees Project-」のホームページを公開しました

広島でのプロジェクト「1本のいのちの下で-Under A Bombed Trees Project-」のホームページを公開しました

【ホームページ公開】

「1本のいのちの下で-Under A Bombed Trees Project-」

広島でのプロジェクトのホームページを公開しました。
今後はこちらでも活動の詳細をアップしていきます。
                                                                  

あなたは被爆樹木を知っていますか?

 被爆樹木とは

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【アートは、「コンセプト」を「身体」にする】2019年、8年目のヒロシマでの制作を経て感じたこと。

【アートは、「コンセプト」を「身体」にする】2019年、8年目のヒロシマでの制作を経て感じたこと。

アートは、「コンセプト」を「身体」にする。

                                 
「概念」が溢れている。それにリアリティを持つことが困難になっている。それに強く危機感を持った経験が東日本大震災だった。日々の生活に欠かせないライフラインがどこで生まれているのかも知らないまま生活をしていたことに大きな衝撃を受けた。日々、大切なものの根っこを知らないまま或いは疑問にも湧か

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旧日本銀行広島支店で展覧会をつくる「呼吸する影ー被爆樹木のフォトグラムー @被爆建物」2015年

旧日本銀行広島支店で展覧会をつくる「呼吸する影ー被爆樹木のフォトグラムー @被爆建物」2015年

去る、2015年4月11日(土)-19(日)

被爆建物である旧日本銀行広島支店地下ギャラリーで個展を開催しました。

ヒロシマにある被爆樹木のフォトグラム制作は、2012年から始まり、2015年で4年目を迎えます。

また戦後70年の節目の年に、念願だった広島での作品発表が実現しました。

個展会場の旧日本銀行広島支店は、かつての日本銀行の営業所で、現存する被爆建物の一つであり、広島市指定重要文

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被爆樹木の時間を感じる展覧会「呼吸する影ー被爆樹木のフォトグラムー @gallery G」2015年

被爆樹木の時間を感じる展覧会「呼吸する影ー被爆樹木のフォトグラムー @gallery G」2015年

【呼吸する影ー被爆樹木のフォトグラムー @gallery G】
   

                                  
去る2015年、7/28-8/2、広島gallery Gで『呼吸する影ー被爆樹木のフォトグラムー』を開催しました。

私は、2012年の8月に広島に始めて訪れてから、毎年、被爆樹木を撮る為に広島に来広しています。毎年、広島への旅の中で、感じること、考えるこ

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【展覧会情報】ヒロシマの被爆樹木の日光写真を展示します!

【展覧会情報】ヒロシマの被爆樹木の日光写真を展示します!

【展覧会のお知らせ@広島廿日市市】

はつかいち美術ギャラリー企画展
「被爆樹木-もの言わぬ物たちの記憶-(第23回平和美術展 )」に作品を出品します。

2012年から毎年広島で制作し、8年目を迎える、被爆樹木のフォトグラムシリーズ『呼吸する影-被爆樹木のフォトグラム-』の新作を含め旧作と構成し展示します。

展示予定作品

【8:15 8/6 2014】

(呼吸する影—Breathing S

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ヒロシマの「被爆樹木」を毎年撮影する動機について

ヒロシマの「被爆樹木」を毎年撮影する動機について

被爆樹木を撮影する動機について良く尋ねられる。

それは、2011年「東日本大震災によって起きた福島第一原発の事故を受け、「原子力」についてリアルに考える機会が生じ、その第1歩としてヒロシマに行く事が必要だと感じたから」と答えている。

そして2012年の夏、思い立った様にヒロシマに向かった。

はじめに訪れたのは原爆ドーム。

原爆ドームの前に立つと、頭を鈍器で殴られたような衝撃が走った。 その

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