メインイメージ1280x800

生活都市さいたまで開催しているアートプロジェクト「Sightama Art Center Project」とは?

さいたま国際芸術祭2020「Art Sightama」では、本芸術祭を「共につくる、参加する」市民参加型の芸術祭とするため、市民が主体となって参加できるプロジェクトを実施します。

「Sightama Art Center Project」は、「日常賛花―さいたまでアートに参加し・伝え・感じ合う」をテーマに、市民や来場者が、さいたまゆかりのアーティストと共に、アートに親しみ参加するプロジェクトです。

水曜日・金曜日・土曜日に開催するプログラムをそれぞれ「深呼吸する水曜日」、「金曜日の芸術学校」、「土曜アートチャレンジ」と名付け、各曜日のコンセプトに応じた幅広いジャンルのアーティストが、ワークショップや演劇などの特色あるプログラムを継続的に展開します。


今回、このプロジェクトをつくるにあたり考えたことは、「芸術祭の会期だけでなく、その前後を考えたプログラムのロードマップをどのように描き実行していくか」

そこで、2019年8月から2020年5月までの期間を3タームに分け、それぞれのタームにあったプログラムを配置。

2019年8月から10月は「スキルアップ期」。
この期間は、アートの関わり方や知識、楽しみ方を体験できるプログラムを展開。

2019年11月から2020年2月は「アウトプット期」。
この期間は、「スキルアップ期」で体験したことを実践して発信するプログラムを展開。

2020年3月から5月は「おすそ分け期」。
さいたま国際芸術祭2020の開催時期であるこの期間は、これまでのプログラムに参加した体験を、芸術祭に来る方たちへおすそ分けできるプログラムを展開。

この3タームのプログラムに継続して参加することで、段階的にアートを楽しむスキルを高められる構成をデザインしました。

このプロジェクトで芸術祭が目指す目標全てを網羅することはもちろんできません。しかし、メインプロジェクトである芸術祭会期中のプログラムとの連携や関わりしろが膨らむプログラムになると考えています。

特に「生活都市」であるさいたま市での芸術祭では、日常的にアートに親しむ習慣を養い、培ったスキルを活かした活動を発信するプロセスを経て、芸術祭の会期終了後も継続する、市民による文化芸術活動の場をつくりだすことを目的としています。


2019年8月から10月は「スキルアップ期」に展開するプログラム一覧

2020年の後にも逞しく続く芸術文化の場づくりを引き続き実践していきます。


プロジェクトの詳細はこちら!

https://art-sightama.jp/news/sightama-art-center-start/


⚫︎写真作家・造形ワークショップデザイナー ・キュレーター・「時間」と「記憶」をテーマに制作。2012年〜ヒロシマの被爆樹木をフォトグラムで作品制作 ●中之条ビエンナーレ2019参加アーティスト ●さいたま国際芸術祭2020 市民プロジェクトコーディネーター