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仏性が開く時 それは蓮の花が開く時

もともと菩薩というのは、1人1人の中から仏性を引き出すという役目です。如来になると、引き出された仏性を活用します。

実は仏性が開く時というのは、蓮の花が開く時と一緒です。

菩薩の秘密はただ開くこと

蓮の花というのは、綺麗なところからではなく、汚いところからしか咲きません。

問題は、汚いところから、なぜ綺麗なものができるのか?

ここに菩薩の秘密があります。

どうやれば綺麗な花が咲きますか?
どうすれば素敵な人生を送れますか?
と、みんなが菩薩に聞きますが、意外な答えが返ってきます。

「開けばいい、開きさえすれば全部綺麗なのです。開きさえすれば美しくなるのです」と、教えます。

すると沼の中でワナワナと握り拳を震わしていた人間が、パッと手を開く!これが蓮の花だ。

開けばいい、発表したらいい、思い切って打ち明けたらいい、表現したらいいんだよ。

何を発表し、何を表現するかより、行為が先なんだ。
動詞の方が大事なんだ、開くことが大事なんだ。
これを毎日毎日教えているのが観音様だ。

自己開花することが観世音菩薩

行為が仏であり観世音だ。
観音というのは、音を観ると書く。

音というのは行為なんだ。
人は行為したものを観る。
つまりどうやって1人1人が自分を表現するかだ。

自己開花することが観世音菩薩だ。
みな、良いものを創ろうとしたり良い人生を送ろうとして悩む。
そうではない、創ること、生きることが大事なんだ。

弥勒と地蔵と観音は菩薩界で一つになって人間を救う。
弥勒は意欲を、観音は正直な気持ち、地蔵は行為をほめてくれる。

花は天にあるものをすべて映し出す

コスモスは銀河系の形を表し、ひまわりは太陽を表し、中心の黒いタネは太陽の黒点、蓮の花はホワイトホールとブラックホールを表す。

この世は愛と知恵がバラバラだが、愛を知恵に変え、知恵を愛に変えて、
ひとうにするのが観音の働きなんだ。

2022年6月吉日 Dr.Shu 五島秀一


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