見出し画像

燃え盛る夏!


合間に心を鎮めて、松陰を読む。

自然が燃えるなら、人の心はそれ以上に、静かに燃えるがよろし。

面白い文章に出会った。
“先生、今の時代、人物がいないがどんなものでしょうか?”

面白いものだ。

いつの時代も、人は、「人物がいない」と言って、
自分の外側に人物を求めて嘆く生き物のようだ。

それは、キリストの時代も、シャカの時代も、あらゆる時代がそうであったろう。

松陰は、答えて言った。
(五島 意訳)

“君よ、聖賢の教えを、真実求める人が一人でも本当にいたならば、どうして人がいないなどと嘆くことがあろうか”

そして、松陰は、こうも言った。

“一つの思想を真に維持しようとしたら、一種の【狂気】が必要なのだ“

無論、そこには、人を愛する気持ち、人に喜んでもらいたい気持ちが、ベースにあるだろう。

ボクサーの井上尚弥が王者フルトンに勝った!

フルトンは、上手に守る、理性の人。
井上は、それを打ち破る、狂気の人なり、と見た。


時代というものは、いつも、型破りの、狂に近い、【異形の民】が切り開くものだと思う。(自著「22を超えたアルファケンタウリとカタカムナの謎」より)

Dr.Shu 五島秀一 2023年7月


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?