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【最強王図鑑♡】

午前中は吉祥寺の音読サイコロ道場の指導の予定だったが、生徒さんがお二人ともお休みとなり、午前中はゆっくりと家で過ごす。土曜日の朝、早起きして吉祥寺まで行くのは、よし!と氣合いを入れないとならないが、いろんな子どもたちと接して指導するのは楽しいし、とても勉強になる。お休みとなると、朝がゆっくり出来てホッとする反面ちょっと寂しくもある。

午後は、旬子さんの家で、子どもと大人のレッスンが1コマずつあった。少し早めのお昼ご飯を家で済ませて、旬子さんの家へ。

1コマ目は、小2の男の子で2回目のレッスン。いつもニコニコとよく笑う愛想のよい子だ。しっかり者のお母さんと、毎日カタカムナの音読の練習をしたようで、すでに5首6首を暗記していた。すごい!声はまだ小さいが、口の開け方はきちんと出来ている。お母さんの発音もしっかりしていて、親子でよく練習していたのがわかる。下に赤ちゃんがいるので、赤ちゃんの耳にもカタカムナの音が入っているはずだ。まさに理想のパターン。カタカムナの音は、言葉を話す前の赤ちゃんの頃から耳に入れておくといいらしい。その子の将来も楽しみだ。

2回目の今日は、母音子音の発音のおさらいをしてから、カタカムナの5首6首をいろんな読み方で音読した。カタカムナ読み、一音一音切り読み、そしてスラスラ読みにも挑戦した。家に帰ったら、いろんな読み方を赤ちゃんにも聞かせてあげてね、と伝える。

次は「古事記」に入り、日本には八百万の神様が居ることを伝える。

「やおよろずってどの位いると思う?」

「ひゃく(百)?…ひゃくまん(百万)?」

「いやいやもっと居るよ。800万て書くからね。」「目には見えないけど、たくさんの神様がいるんだね。」

「小さくて見えないの?」

「小さくて見えないものもあるけど、音や空氣みたいに目に見えないものもあるから、小さいとは限らないかもね。」

子どもの反応は素直で、面白い。彼の頭の中にはどんな世界が広がっているだろう?

「スサノオは知っているよ。男の神様だよ。」

「へぇ、なんで知っているの?」

「異種最強王図鑑に出てたから。」

男の子に人氣の本があるらしく、旬子さんの息子さんも持っている本で、異種の強い者を戦わせたらどちらが勝つかという子ども向けの図鑑があるらしい。そこに「須佐之男」が載っていたとのこと。「須佐之男」は一体誰と戦ったのか氣になるが…情報のソースはいろいろあるものだと感心する。

こうした音読の合間のお話しも、いろんな反応があって面白い。

後半はサイコロ道場へと移る。計算は得意のようで、足し算はかなり速くできていた。次に掛け算もやってみる。九九は途中までは分かるが全部の段はまだ知らないので、数字を分解して解くヒントを伝えると、すぐにコツを掴んで、次の計算に活かして答えを出すことが出来た。飲み込みのはやい賢い子だ。最後は、旬子さんの新中1の息子さんによるサイコロ暗算のデモンストレーションが行なわれた。サイコロ4つを使って、掛け算の暗算だ。転がしたかと思うと、すぐに答えを出している様子を見て、お母さんも男の子もびっくりしていた。「わぁ、なんで分かるの?すごいですね。」
息子さんのおかげで、サイコロ道場を続けるとこんな計算も出来るようになりますよ、と少し先の様子をお見せ出来きたのはよかった思う。周りがあまりに感動するので、息子さんもよい氣分で嬉しそうだった。
勘の良い男の子も直にコツを掴んで、出来るようになってしまうだろう。

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