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【音読サイコロ道場@西荻窪2♡】

今日は、久しぶりに西荻窪の音読道場で指導の日。さいたま支部の旬子さんと同じシフトで入った。私が担当したのは、体験会に参加をしてから初めての道場となる小2の女の子だった。お母さんと一緒に緊張した面持ちで「おはようございます。」と小さな声で挨拶をして入ってきた。彼女以外の参加者は、常連の小学生男子二人のみ。アウェイ感満載の空間では無理もない。

お部屋の一画のテーブルに、彼女とお母さんと私の3人で座って、まずは自己紹介から始める。表情は硬く、ポツリポツリと話す声は小さいが、ちゃんと目を合わせて、受け答えがしっかりとしている。

隣のテーブルでは…旬子さんが担当となった常連の小学生男子二人が、勝手知ったる何とかで、朝からハイテンション!元氣が良すぎて、てんやわんやの大騒ぎの様子。時々、こちらの声がかき消されてしまう程の歓声が聞こえてくる。旬子さんが何とかしようと奮闘している様子も伝わってくる。大変そうだ。(笑)

三人は学年は殆ど同じはずなのに…女子と男子ではこんなにも違うものかと、改めてその差に驚かされる。

彼女は、隣の男子たちの騒ぎには目もくれず、真っ直ぐ私の方を見て、真面目に課題に取り組んでいた。

彼女の本日の課題は五十音の基礎発声だ。「母音」と「子音」の違いや、一つ一つの音の発声のやり方など丁寧に伝えて、実際に声を出してやってみる。お母さんにも一緒にやって頂き、家に帰ったら娘さんと一緒に練習することをお勧めする。親子で同じ音を響かせることで、相乗効果があるからだ。

最初は緊張していて、彼女もお母さんも、とても小さい声だったが、「今の音すごくいいですね。」「そうそう、その調子です。」「最高!」と良いところ褒めていくうち、だんだん声が出てくるようになった。顔の表情も和らいできて、時折笑顔も見せるようになる。よかった!

ちょうど五十音の発声が終わったところで、次は「サイコロ計算」の時間となった。サイコロ計算の指導は、旬子さんへバトンタッチ。私は補佐にまわった。

男子二人の「サイコロ計算」の指導は、V-Netの原先生が担当。相変わらず男子二人は、元氣いっぱいで、お互いにチョッカイを出したりして、なかなか計算に集中出来ない。指導に慣れていらっしゃる原先生も「おい、もっと粘り強くできないの?」「ほらほら、これの答えを出してごらん。」と発破をかけるが、なんなその。無法地帯の様相だ。そんな中でも、時々は、サイコロの出た目に集中して、空中をじっと見つめていたかと思うと、さっと暗算の答えを出したりするのだから、大したものだ。

その隣では、女の子が旬子さんから指導を受けて、じっくり、静かに、「サイコロ計算」に集中していた。

「サイコロ計算」の時間が終わると、希望者で、ボードゲーム「カロム」をやって終了となる。

初日だった女の子は「音読」と「サイコロ計算」で、もういっぱいいっぱいとなり、お母さんと一緒に帰って行った。
緊張しながら、集中して取り組んだ一時間は大変だったろうし、本当によく頑張ったと思う。

男子二人は、原先生を対戦相手にボードゲームでもかなり盛り上がり、迎えにいらしたお父さんと一緒に帰って行った。

普段、子どもと接する機会が無いので、驚かされることがたくさんあるが、大人同士の付き合いと違って、受けるインパクトがガツンと直接的なのが、本当に面白い。

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