悩み

できることなら、もう一度着任してからの3か月をやり直したい。今日はそう思わされた一日だった。

事務所から一人の現地スタッフ(ドミ共の国籍を持つ人)が配属先と話しにやってきた。本当なら担当のボランティア調整員という人が来るはずだが、調整がつかず現地スタッフの人が来たのだ。その現地スタッフはいわゆるドミ共人なので、スペイン語が完璧なのはもちろん、ドミ共人とどう話したら良いかもわかってる。だからか、配属先の人も信頼してなんでも話しているようだった。

話し合いの場には配属先のカウンターパート2人と現地スタッフ1人と僕と、なぜか農家の人2人。会談は約2時間くらいだっただろうか。もちろん僕は完璧には会話を理解はできなかったが、端々の単語を聞き取って内容を理解していた。単刀直入に言うと、あの場には居たくなかった。(泣かなかったけど、)泣きそうになった。言語がわからなくても、雰囲気とか身体に伝わってくる何かがあった。(午後に首都に来て同期と話してからは、あの場であの話を聞けてよかったと思えたが…)

配属先はもっとスペイン語ができる人と思っていたみたい。少しの間我慢していたけど、最近はそれに困っているらしい。あと、もっと専門性の高い人が来てくれるのを望んでいるみたい。僕が頑張るしかないんだけど、今も頑張ってはいるんだけど、それを認められないとやっぱり辛いかな。それだけ期待してくれてたんだなあと、自分の無力さを痛感。

あと、配属先がいま住居費を半分(これは契約)と食費も負担しているのを農家たちが知って、「なんで見ず知らずの何もしてない若造にお金を払って、おれたちには何もないんだ」みたいな事を言ってた。本当にその通りで、彼らには申し訳ない気持ちでいっぱい。もちろん見ず知らずだし、まだ何もしてないし、学生身分の若造だし…。(でも今まで何もしてなかったわけじゃないんだよ!!と、心の中で叫んだ)

最後に配属先が「農家たちはまだ僕の事を信頼していない」と言った。僕はかなり驚いた。もうこの地になじめて、僕の事を信頼してくれてると思ってたから。でも住民の一人としては思ってくれていても、「人としてこいつは信頼できる」とまではいっていないのだろう。この時初めて言われたのだが、配属先はまず僕が農家とコミュニケーションをとって信頼関係を築いて欲しかったみたい。(いやいや、今まで散々配属先と話してきたけど、そんなこと話した事ないよ笑)といいつつ、一人行動は危ないからダメ。(そしたらどうやってコミュニケーション取ればいいの!これは今後の課題)

と、スリーアウトチェンジみたいな感じで、今までの3か月があっけなく感じた2時間の会談でした。でも、過ぎてしまったことは仕方ないから、次につなげていきたい!まだどう繋げるかは見えないんだけどね…。

(Vol.115_1/8/2019)

#青年海外協力隊 #JOCV #ドミニカ共和国 #LaGina #稲作 #悩み

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