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全北現代の再出発~2024プレシーズン~

こんにちは!
今回まとめるのは、
全北現代2024年プレシーズンマッチについてです。

(読み時間約5分、文字ばっかり💦)


全北現代は1/10~2/3の期間、UAEのドバイでキャンプを行っていました。
 
なお、退団選手およびアジアカップに出場している代表選手(キム・テファン、キム・ジンス、パク・ジンソプ、ムン・ソンミン)は、帯同していません。
 
また、当ブログ内の文章はあくまで僕自身の考えていたことです。
反論や説教はご遠慮ください。なお、他の意見などありましたら、ご気軽に教えてください。
 


1.試合詳細


1月21日
VS FKオリンピエツ・ニジニ・ノウゴロド(ロシア)
結果:1△1
得点:イ・ヨンジェ
 
1月24日
VS ゼニト・サンクトペテルブルグ(ロシア)
結果:1●5
得点:イ・ヨンジェ
 
1月28日
VS リガFC(ラトビア)
結果:0●2
 
1月31日
VS FCアルマリク(ウズベキスタン)
結果:1◯0
得点:イ・ジフン
 
2月2日
VS FCウラルトゥ(アルメリア)
結果:3◯1
得点:イ・ヨンジェ、チアゴ、イ・ドンジュン
 

2.分析

ここからは、5試合を通して見えた、
2024プレシーズンの全北現代を語っていきます。
 

期待できる点

①右サイドのスピードを活かした攻撃
試合を通してまず印象的だったのは、右サイドの攻撃でした。
昨年、どうやって点を取るのか
いまいち定まっていないようにみえたシーズンだった中で、
1つ攻撃パターンになっていたのは、まず良かった。
 
特に、パスをつなぐ中で右サイド前線にスペースを作り、
そこにイ・ドンジュンがスピードをもってドリブル、
PA内深い位置までボールを運んでいました。
 
ここまで攻撃のかたちができていれば、
あとはどこで合わせるかは状況と意思疎通によって変わってきますが、
フィニッシャーたる選手は十分そろっていると思っているので、
クオリティを高めていって、ひとつ得点までもっていってほしいです。
 
また、この攻撃を左サイドでするのであっても、
ムン・ソンミンはじめスピードアタッカーもそろっているので、
選手の特徴をしっかり活かした攻撃が両サイドでできると思います。
 
第1戦、イ・ヨンジェ選手のゴールは、この攻撃のかたちからでした。

 
②攻撃の起点 イ・ヨンジェ選手
今冬、水原FCから加入した、中盤のイ・ヨンジェ選手は、
正確なパスと正確なコントロールミドルを持った選手で、
その特徴をいかんなく発揮してくれていたと思います。

攻撃の時、中盤の高い位置で前を向いてボールを持てれば、
ひとつ起点となることは間違いなく、
またはシュートを狙うことも可能です。
 
どんな相手も、プレスで選手が一人駆り出されることとなるはずなので、ゴール前中央の守備を打開することが、
去年よりスムーズになるのではないでしょうか。
 
一方、守備面でのポジショニングが不安定で、
簡単に中盤で持たせてしまう場面もあったと思うので、
そのあたりの動きは注目していかなければなりません。
 

懸念点

①最終ラインの不安定さ
観戦していた身として、
4試合で失点を許しているのは、
不安ではあります。

あくまで練習試合であるので、
できることできないことを見つけていくことも重要です。
今のうちに、失敗をしておくことも大事です。
 
ただ、最終ラインでミスをした後、
どうしても中央にフリーの相手選手を作ってしまう場面がありました。

・カバーリングをどうするのか、
・どうボールを運ばせて遅らせるのか

など、突如として訪れるピンチに備える力はまだありません。
 
中盤やその前でのプレス、ポジショニングを含め、
全員で守備をすることへの追求は必要です。
 

②外国籍選手
今年は、チアゴ、エルナンデス、ビニシウスといった
攻撃的な外国人選手が加入しました。

これら選手がチームのフィットしているかどうかと言えば、
チアゴは早い段階で、チームの中で自分の役割を
見出している印象がありました。
 
チアゴは体格を活かして競り勝ったり、
クロスに対して相手DFと駆け引きをしたり、
再度にスペースを作る動きをしていたと思います。
 
一方他の2選手については、まだ本調子ではないかと思います。
自身の力を発揮できていない感じが足ました。
いずれもスピードのあるアタッカーなので、
スペースに走りこむ動きを見せてほしいです。
 

③サイドバックの位置取り
このサイドバックの位置取りが個人的には気になっています。
サイド攻撃をする際に、

・オーバーラップ・インナーラップするのか、
・はたまた後ろからサポートするのか、
・カウンターケアをするのか

があいまいな気がしました。
 
しっかり攻撃参加しているのであれば、
ボールを取られた後に「よーいどん」で取り返しに行くのは分かりますが、

攻撃に絡んでいないのに、
または絡めそうな位置にいないのに、
ボールを取られた際に必死に相手を追いかける場面が
多かったように思います。

 
この部分は、キム・テファン、キム・ジンスの合流で
サイドバックをどうするのか見ていきたいと思います。
個人的にこの2人は攻撃にかなり参加する2人であると思うので、
そうした場合のカウンター回避をどうするのかも含めて期待したいです。
 

3.2024シーズン前ベスト予想


これを踏まえた上で、2024シーズンのスタメンを自分勝手に予想しました。
けが等は考慮していません。開幕スタメン予想ではなく、個人的にこれがベストなんじゃないかと思ったイレブンを置いておきます。
 

ちなみに筆者激推しのソン・ミンギュがどこで使われるか
全く未知数だったので、あえて外しました。
サイドの選手ですが、センターFWかトップ下で起用する方が
今シーズンは輝くのかなと思いました。

まとめ

昨シーズン、フロント含め大型補強が行われたにもかかわらず、
プレシーズンから不調が続いた全北は、
2シーズン連続でリーグタイトルを逃し、4位フィニッシュ。
形式が変わったACLでもエリートリーグへの参加が叶わず。

2024プレシーズンの結果だけみれば、昨シーズンと同様の印象です。

しかし、昨シーズンと違い、
・何がやりたいのか、
・何が足りないのか
これらがはっきりと見えていると思います。

まずはダン監督の下で、選手がどれだけマッチできるか、
そして外国人選手がどれだけ化けるか、
それだけでなく、
全選手がその特徴をいかんなく発揮できるか

これに期待がかかります。

大丈夫。
今シーズンも日本から、
一緒に見守って応援していきましょう。

不器用なのでサポートは結構です!<(_ _)> 何らかの形でリアクションしていただければとてつもなく喜びます!