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【イギリスでは150万人のご飯がない-帰国難民編-】

どうも
しゅーとです。

昨日、ネパール発のチャーター便を見送って、日本人がこの国にいないと思うと少し寂しいこの頃です。

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さて、今日はイギリスの新聞社independentの記事を読み漁っていたので、わかったことを共有させていただきます。

ご存知の方も多いかと思いますが、イギリス政府は3月20日、休業を余儀なくされたお店の職員の給料の80%を支給すると発表しました。


『イギリスはすごい』と驚く方もいらっしゃるかと思いますが、一方では、3月23日に感染者5683人の時点でロックダウンを行ない、現在は数字だけで言うと日本の約12倍の73,758人の感染者が出ており、昨日だけで8681人の新たな感染者が確認され、これから数日間は急激に増えていくことになりそうです。(出所:worldmeter2020/3/10

これ以上の感染を防ぐため、イギリスの警察はドローンを使って、国民に帰宅するように呼びかけたりもしております。


また、イギリスの新聞社independentの記事では、人口の約2%の150万人が3月23日のロックダウン以降、失業やスーパーからご飯が消えたことで、食事をとれない日々が続いており、仮に政府からの支給を受けられたとしても、食べることができないと言う現状が起きてしまっています。

※イギリスに住む日本人の情報によるとスーパーでは、一部の商品の品薄状況が見られるが、全体的には十分にあり、150万人というのは多くは失業者のことを指していると思われるとのこと。(追記:4月13日3時25分)


これに対して、イギリスでの年間利用者数160万人を超えるフードバンクは、食事がない人も含め、人々にホームデリバリーを行ないお腹を満たすというような活動をしています。

各国の民間の動きを見ると、世界中で人々の協力が必要とされている時が来ているようにを感じます。



しかし、ここで疑問が浮かんできました。


イギリスの家庭から出る年間のフードウェイスト(2019)は450万トンなのに、

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スーパーには食品がない事実(日本は289万トン)
(※現地日本人によると数日後には、補給されるとのこと)

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そしてフードバンクには食品があるという事実

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なんか。めっちゃ無駄なことをしている気がするんです。



フードバンクを否定しているわけではありません。民間のこういったアクションは必要とされるものだと考えますし、今の状況においては適切な判断だと思います。


しかし、家庭からも事業者からも食品が山のように捨てられていて、ボクたちの生活を支えるだけの食料は絶対にあるのに、こういった緊急事態においては脆く崩れていく現状を見ると、



ボクたちが生きる上で大切なこと
忘れてしまっている気がするんです。



もちろんそんな簡単に解決する問題ではありません。でも、ボクたちが意識を向けない限り問題の解決には進めないことも事実です。


前回の記事でも言いましたが、環境問題も、貧困問題も、全ての問題はボクたちの思考と深く繋がっていて、やりすぎた先にあると思うんです。


どうせこれから、同じような自体が起きた時は、協力するしか道は残されていない訳ですから、今からボクたちが必要な分だけ買ったり、必要な分だけ使ったりすることを意識して行く必要があると思います。

自分ができる範囲は小さいですが、みんなでやれば大きな変化に繋がってくると思います。



つらつらと書きましたが、、、
何を言いたいかと言いますと。


イギリスは給料8割支給!すごい!
じゃないんです。



問題は全て深いところで繋がっているし、特に海外メディアで取り上げられている記事を見てみると、どこの国も一長一短があり、苦しい事態であることは変わりないんです。


だから、海外のとある一面の情報だけ聞いて自国にいちゃもんをつけるままでは、情報に振り回されるだけになってしまい、何も前に進まないんです。

最近、他国の現状も勉強し始めたばかりですが、本当に大切なこととは?を思い返して、自分に出来ることを行なっていきます!

では!

【情報を正しく判断するための思考法はこちら↓】


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