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緊張と腹圧の関係

PATM患者だと駆け込んでくる人の中で一定数ですがPATMではない方もおられます。
それは緊張によって引き起こされる腹圧の異常なまでの上昇により引き起こされるPATMに似た症状によるものです。
腹圧とは横隔膜が下がることにより腹腔に圧がかかり外側への圧力が生まれることです。
臭いを気にしている方は特に呼吸時に息を吐くことを恐れており、息を止めたり、息を吸い過ぎて横隔膜が常に下がった状態になっている人が非常に多いです。
つまり腹圧が常時高い状態になっています。これが最悪の状況を引き起こします。
呼気や皮膚ガスだけでなく例えば肛門括約筋が緩んでいる人や肛門に痔を抱えてる人がこの腹圧の常時上昇状態に陥るとPATMに似た症状を引き起こします。
しかも肛門括約筋に関しては自律神経に関係しているため自身では気づきにくいという点が非常に厄介です。
ただ自身で確かめる方法はあります。ティッシュペーパーで肛門の匂いを確認するという方法です。肛門括約筋が緩んでいると腸液が漏れているため肛門が酸っぱい匂いがしたり、焦げ臭いがします。
その場合は肛門括約筋が緩んでいると認識できます。
もしくは痔瘻などにより肛門括約筋が閉じにくい状態になっている場合もあります。
つまりどちらにしても非常に厄介だということです。
自律神経による肛門括約筋の緩みだと抗不安薬や抗うつ薬、抗精神薬などの薬事療法だけでなく、行動療法や精神療法、生活習慣の改善やストレスのコントロールを行う必要があるので非常に難易度が高いです。また痔瘻などが絡んでいるとそれらを排除するしかありません。
つまりどちらも完治しにくく再発しやすいのです。
それゆえに長年悩まされいる人が多いのです。
しかし安心してください。
これらを除去せずとも症状を治す方法はあります。
まずその1つが舌の位置と口の半開き状態を意識してください。

舌の位置が天井にくっついていると鼻呼吸をしても口内の匂いが鼻息から漏れます。
これにはいくつか理由があって、まず舌が天井にくっついていると口内の温度が上がります。そして舌が天井にくっついていると正常な唾液分泌も抑制されます。
ゆえに口内の正常な自浄作用もなくなり、口内温度の上昇により口内細菌が活発になり、揮発性化合物が充満しやすく濃度も高くなるので、少し喋っただけでも相手に臭いが届くし、鼻で呼吸していたとしても口内の臭いが周囲の人に届くようになります。
そして周囲がその臭いに反応するので、さらに緊張して口を閉じ、どんどん口内の揮発性化合物の濃度は高くなります。
それが長時間続くことで最悪のサイクルに陥ることになります。

これを改善する方法は常に口を半開きの状態にして舌の位置が下の位置にあることを意識してください。
そうすることで唾液が正常に分泌されるようになり、口を半開きにしているため嫌気性細菌も活動ができなくなり、口内の温度も低下し揮発性化合物の濃度も感知できないレベルにまで低下します。

そして口を半開きにしているとヨダレが垂れないように意識するため自然と姿勢が正しく治ります。そして緊張の敵であるストレートネックも改善されます。
ストレートネックというのはうつむき加減の姿勢のことを指しており、口の匂いを気にしている人は例外なく姿勢がうつむき加減になっている人がほとんどです。
このうつむき加減のストレートネックの状態は、頭を支える首の負担が大きくなるので首や肩周りの筋肉が常に緊張状態になります。さらに全身の筋肉が緊張することで次第に体の正常な機能を抑制し、非常に疲れやすい状態の体になってしまうのです。
つまりこのうつむき加減のストレートネックが過緊張を引き起こすのです。

口を半開きにしているとヨダレが垂れないように意識するため自然と姿勢が治ります。そして緊張の大敵であるストレートネックも改善されます。

つまり口を半開きにすることで過緊張が緩和されるので緊張による腹圧の上昇も抑えることができるということです。

つまり自律神経により肛門括約筋が緩んでいたとしても、痔瘻などにより肛門括約筋が閉じにくい状態になっていたとしても、腹圧が上昇しないように意識すればいいのです。
抗不安薬や抗うつ薬、抗精神薬なども必要なく、痔の手術なども必要ありません。

つまり舌の位置を意識して、口を半開きにするだけで一石二鳥といわず一石五鳥の効果があるのです。

実際に試してみればその意味が分かります。
周囲の反応もかなり変わり、体も疲れにくくなります。

ちなみに、口が半開きの状態だと自分の口臭を常に感じるようになりますが、周りの人にはその臭いは届いていませんので安心してください。
逆に口を完全に閉じている時は自分の口臭を感じとるこはできませんが、周りの人はその臭いが分かります。
つまり自分が感じとれる臭いと相手が感じとれる臭いは違うということです。
重要なのは緊張と腹圧の関係そして舌の位置と口の半開きを意識するようにしてください。

口を半開きにするのが怖いという人も多いと思いますがマスク社会の今だからこそ勇気を持って克服できるチャンスだと思いますよ。

PATMだと思い込んでる人の中にPATMではない人が一定数いるので、そういう方はぜひ上記の方法だけでも試してみてはいかがでしょうか?

上記は一例です。

併せてすべき対策なども下記に載せておきます。

いつまで公開しておくかは分かりませんが興味のある方のみ読んでみてください。

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