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2023東京ヴェルディ選手雑感おまけ

昨日はファミフェスに参加。普段ランドに行けないので、選手を間近で見れたりサイン貰ったり出来たのは良かったですね。

奈良輪へのメッセージ
奈良輪の文字はマリノス湘南ヴェルディの色

おまけ記事として、途中で移籍した選手と、記事を書くきっかけになった本家のtkqさんの記事に合わせて江尻さんを。移籍先のプレーは全然見れてないのでそこは語れないです。

加藤弘堅

開幕スタメン勝ち取るもその後は林が重用されベンチに。GW連戦でスタメンに入るも、稲見と綱島が起用されるようになりベンチ外になっていった。読みと技術でチームを支えていたけど、フィジカルでは林、稲見、綱島に分があり、リカバリーパワーを考えると彼らを使うのが最適解だったのだろう。
負傷交代で代わりに入った稲見が大活躍でそのままポジションを奪われていったのが、一つのきっかけで変わるプロの世界の厳しさを感じてとても記憶に残っている。夏に長野へ移籍。移籍後デビューでいきなりFKを決めていた。

杉本竜士

こちらも開幕スタメンだったが3節以降ベンチから消え、GW連戦での起用以外は干された。プレスの速さや判断の素早さが経験を感じる一方、武器にしてきたドリブルで意外と抜けないのがもどかしかった。群馬へレンタルし、群馬ではしっかりスタメン定着しているようなので、このまま完全移籍?

マリオエンゲルス

オランダからやってきたドイツ人。足技で抜く技術や精度の高いセットプレーのキックは持っていたけど、持ちすぎでもう少し球離れ良ければもっと結果出せたのにという印象。ヴェルディに来る外国人って球離れで損してるタイプが多い気がする。ビザの関係で来日遅れて始動からトレーニング出来なかったのも響いたかもしれない。
監督的にはセルフジャッジで足止めがちな所が容認出来なかった模様。夏に契約解除してオランダに戻った。

阪野豊史

昨年の大怪我も癒えて序盤は先発メンバーだったが、徐々に途中出場がほとんどとなり、染野加入でダブついてしまった感が。ベテランストライカーで、シュート技術やポストプレー、プレスなどどれも一定の計算が出来る選手だったけど、伸び代ある若手や上位互換的な染野と天秤にかけられたか。今治ではしっかり試合出ているようで、FC大阪相手にハットトリックを決めて大宮をJ3に落としていた。

橋本陸斗

開幕前に負傷離脱し、出場機会がないままYSCCにレンタル。YSCCだとそこそこ試合に出ているらしい。高1でトップ昇格して、今高3の年だからまだまだ鍛える時期だけど、早期のトップ昇格が本人にとって良かったのか考えてしまう。

バスケスバイロン

開幕から右ウイングで定着し、彼のドリブル突破とボールキープによってチームの押し上げが出来ていた。だが夏に高校時代の恩師率いる町田に電撃移籍。夏の移籍はこれまでもあったが、昇格争いしてる同じJ2チームへの移籍は前代未聞の出来事だった。ということで可愛さ余って憎さ百倍となり、絶許対象となってしまった。ネットで見かけた蔑称はバの人、脱走チリ人、🔞など。3番目はX(twitter)でかなり使われている。
なお前半戦雑感で今後へ期待することを書いてなかったり若干辛め評価の文章なのは、書いてる時点で移籍の噂が既にあったからです←
幸いなことに両チーム昇格出来たので、来年の対戦が今から楽しみである。

強化部長

江尻篤彦

城福監督が青赤の血なら、江尻強化部長は黄色い血が流れている。散々エジリズムなどネットのおもちゃにされてきたことでもお馴染み。
優しい人柄で監督に不向きでは?という江尻さんを強化部長のポジションで連れてきたのは、若い時にジェフのフロントで働いていた羽生前社長。志半ばで去った羽生社長が最後に連れてきたミスタージェフがヴェルディで大きな仕事を成し遂げた。
まず目に見えて大きく転換したのは新人の獲得方針。ユースからの昇格やユース出身の大学生に限られていた新人獲得を大学サッカー全般に拡大。就任初年度に母校明治大からユース出身ではない佐藤凌我、持井響太を獲得したことは路線転換の象徴だった。以降関西の大学、10年以上なかった高校からの獲得など年々獲得ルートの拡大が進んでいる。
獲得選手のタイプはアスリート能力重視で、テクニックよりも球際で勝負出来そうなタイプの選手が多い。城福サッカーが成り立ったのは、そういうタイプの選手を採ってきているからでも。
選手補強では今季だけでも、契約満了リリース後即アタックしての宮原和也の獲得、夏にはバスケス移籍後にすぐに穴を埋める中原輝の獲得、2年続けての染野唯月の獲得など、質を担保する補強を次々に実現した。常にリストを眺めながら、チャンスと見るやスピード勝負でアタックに行っている模様。お金はJ1や町田、清水には勝てない(ただ今年は今までより増えていると思われる)けれど、熱意とスピードで成果を出しているのを見ると、本当に強化のポジションがピッタリだった。
シーズン開幕前のイベントでチームの現状分析と目標を理路整然とプレゼンする姿は優秀なビジネスマンのよう。社長やゼビオにも同じように説得してお金を引き出している姿が目に浮かぶ。

※なお強化部は初年度は江尻強化部長、堀孝史スカウト部長(両者明治出身)の体制。昨年以降は眞中幹夫強化副部長、安竜鎮スカウト(元FC東京マネージャー、前岩手強化部長)が表に出てくる主要メンバーで、部門自体の人員強化が図られている。

ということで、今のヴェルディは優秀な監督の指導と優秀な強化部の選手獲得の両輪が上手く回っている。
今後は資金力で大きな差があるJ1で生き残るための編成が待っている。既に主力への獲得オファー報道があったり、今季多数いるレンタル選手がどうなるのかなど、色々気になることは多いが、何とかしてくれると信じている。今後も手放したくない存在。





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