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J1開幕

僕が経営問題に揺れるクラブに危機感を感じてスタジアムに行くようになったのは2009年のこと。

だから自分にとって、J1のヴェルディを見に行くのは学生の頃に家族で行った山田卓也がゴール決めた国立の試合以来約20年ぶりだった。

ばたばたしながら国立に行くと人人人。去年のプレーオフ決勝でも感じたけど、これヴェルディのホームゲームだよな?と感じる人の多さ。

相手はマリノス。あのJリーグ開幕戦の再来
挨拶に現れた川淵三郎氏

Jリーグ開幕時の映像から川淵三郎氏が出てきた時はおおっとなった。そしてヴェルディがJリーグの模範生とも。これが30年の時の流れというやつだ。

試合結果は1-2の逆転負け。
最後10分の猛攻を止められなかったし、決勝点のスーパーミドルはこれがJ1のレベルかと。
ただ90分を通して球際勝負で負けずに奮闘する選手達には感動したし、この路線でしっかり戦えるということを示せたと思う。
正直パススピードについていけなかったり当たり負けして圧倒されることもあるかも?と悲観的に思っていたので。
普通にいい試合だったし、チームはよく頑張ったと思う。
と同時に逆転負けという結果に対して悔しい気持ちも。勝ちたかったなあ!という悔しさや苦い気持ちも強く持った。

以下は個々の選手雑感
・元々セットプレーが武器の翁長だけでなく、先制点のFKを決めた山田楓喜やCK蹴っていた見木もセットプレー蹴れるのは知らなかった。複数蹴れる選手いるのは大きい。
・見木は普通にJ1でも通用しそうだし、運動量も凄かった。
・稲見は最初にぶち抜かれてたけど、あとは球際への強さを遺憾無く発揮して、J1でもフィジカルモンスターとして君臨できそう。
・染野は持ち運ぶのも速くて上手いのを改めて実感。最前線には必須だなと。
・翁長も運動量凄いし、左足でクロス上げられるのはストロングポイント。左SBは彼で固定か。
・木村はFK獲得した所とかを見てもだいぶ運動量で勝負出来そう。
・山見のスピードは凄い。あとは守備面か。

試合の話はここまで。以下は挨拶に来た選手に対してブーイングした件について思ったことを。

加藤蓮(今年移籍)、ポープウイリアム(控えGKの立場で移籍して巡り巡ってマリノス移籍)、渡辺皓太(19年夏に移籍)の3人が、試合後にヴェルディゴール裏に挨拶に来た所でサポーターがブーイングというのが今回の経緯。
ブーイングの大きな要因は、当時チームの主力だった中で夏にマリノスへ移籍した渡辺皓太への怒り。しかも主将に就任して1ヶ月足らずだった時期の移籍でもあった。
これに対して様々な意見が出ている。

上に関して思うのは、同じ釜の飯を食ったユースの選手とサポーターではまた違う気持ちになるだろうねということ。そしてサポーターの間でも100人100通りの意見があると思う。

けれど違和感を覚えてしまったのが、仕方ないんだよという擁護を通り越して、あんな不義理した奴はブーイングして当然、何が悪いの?みたいに人を目の前で罵倒することを悪びれず正当化する意見がたくさんあったこと。

なお僕自身は拍手したり暖かく出迎えるタイプでも何でもなく、移籍した選手に対しては裏切り者という感覚を持ってしまうかなり最低な人間だ。
畠中、渡辺皓太、バスケスバイロンに関しては相当キレたクチ。

一応、移籍当時の自分のツイートを晒しておく。
移籍した選手の活躍を応援してる他のサポーターのツイート見て、人として出来てるなあって思っちゃうくらい。
自分は活躍出来なくて後悔すればいいのにとか特に昔は思ってたタイプ。

けどどんな意見を内心持ってたとしても、終わって1人の人間が挨拶に来てる所でむかつく奴は罵倒されてもしょうがないとか当然だろというのは異常だと感じる。今回の件に限らずサッカー界は特に集団での罵倒をナチュラルに正当化する主張が多いと感じる。

ブーイングは選手紹介や試合中にぶつければいいし、腹立つなら拍手しないとかその場を去るみたいな選択は取れないの?と思ってしまった。

例えるには悪い例なんだけど、煽り運転を正当化してるように感じてしまう。
めっちゃ割り込みされたから、マナー違反されたから、だから煽っていいとか煽ってもしょうがないって言われてるような気分。

上に書いた通り自分も内心色々な選手を罵倒してるタイプの人間だから止めるなんて出来ないし、そんな最低なことするなんて絶対ダメだよ!仲間だったじゃん!みたいなことは全く言えないんだけど、なんだかなあともやもやした気分になってしまったという話。



・・・と、試合から離れてしまいましたが、来週もまた試合がやってくる。
来週は圧倒的アウェイの浦和戦(しかもホーム開幕戦)。アウェイの埼スタは経験しないといけないと思ってチケット取った。来週も応援だ。