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マルハボロの映画MURMUR⑩『モータルコンバット』~無数の映画化の末に現れた傑作~

今回は2021年に公開されたアクション映画『モータルコンバット』の感想を映画を見ながら書いていきます。まあこのnote自体久しぶりなのと、あんまり需要があるかどうかはわかりませんが、手慰めまでにということで('ω')

絶妙にダサい日本版ポスターから「まーたあのB級映画かよ(好きだけど)」となりつつ視聴開始。
物語はサブゼロらしき中国人の暗殺者にハサシ・ハンゾウなる忍者が殺されるところから始まります(ここまでは冒頭公開でやってたので普通に書きます)



※以下ネタバレ注意※



さて、時代が飛んだか場所が飛んだか、予言が云々という理由からドラゴンのマークを持つ主人公を狙って再びサブゼロが来襲。かつてのなんちゃってアクション映画を忘れさせる「もうこいつ一人でいいんじゃないかな」ってぐらいの激烈な存在感を見せてくれます。さすが最強の人気キャラ。

襲われた主人公を助けたムキムキマッチョマンの黒人さんは、例のマシンアームな彼なんだろうか。如何せんモーコン、中高生の頃に見た映画とフェイタイリティシーン集しか見てないのでどんな作品かわからないんですよね。
それにしてもサブゼロつおい。あー、なるほどこれで両腕機械化フラグ立つのね(ピキピキパリーン)。
昔の映画はなんか外付けアームだったから(しかも外した方が強かった)そんな大したイメージでもなかったけど、義肢ともなれば話は別。生き残ったことによるパワーアップフラグも準備完了です。

家族を別の場所に隠しつつ、使命感というか責任感は強い主人公くんはムキムキ黒人さんの言う通りの場所へ。めっちゃ怪しんでるわりにはパルクールしちゃいます。にしてもモータルコンバットってそんな儀式的な話だったの?なんかこう、暗黒の邪神が蘇るとか願いが叶うとかそういう?

それにしても凍らされた展開的に、機械の腕に凍結対策でもするのかな

さて、場所は変わってムキムキ黒人さんの友人のお姉さんのところへ行くも、今度はレプティリアンなる部下には一人欲しくなるモンスターが登場。
どうやら字は持ってる人間を殺すと、殺した対象に移る模様。襲撃に来たレプティリアンは囚われていたケイノウ(字幕はカノウ)が見事撃破もといフェイタリティしてみせます。ていうか相当ケガしてるはずなのに痛くないのかこいつ。
さらにはケイノウくん、見せ金もないのに300万ドルでさくっと雇われてくれます。案の定そんな大金はない模様。あんな危ないの相手にどうするつもりなのやら。

それにしても話のテンポがいい。これが昔のモーコンだったら無駄な会話であと30分は使ってるところだぞ。

ひとまず名前ありのキャラがぽんぽん登場しているけれど、これやっぱりゲームやっていればわかるキャラだったりするのだろうか。にしてもケイノウいいキャラしてるな。「多くを学べ」「おお、ファック」とか。

そんな感じの会話をしつつ、お手々メラメラのリュウカンさんが登場。サブゼロと対を為すってわけじゃないんだろうけど、紋章あれば超能力得られるとかそういう設定だったん?この世界。

にしても魔界と人間界との戦いとかそんな話だったんかいモーコン。
目がピカピカしたおじいちゃん、名前はライデンか。雷で瞬間移動したりと随分能力は万能なのだね。
でまあ、どうやらそれぞれ能力を覚醒させるのにどうやら感情的な覚醒が必要っぽくケイノンは怒りから目からレーザーを出す能力を得たみたい。
主人公はその辺感情的になれないのが序盤から明かされているからか、どうやらその辺が鍵っぽいね。この場合、恐怖を乗り越える勇気とかなのだろうか。如何にも主人公の属性っぽいので。

さて、話は進みケイノンはあっさり買収(よし!!)
いやほんとここでコイツが裏切らなかったら話が進まないどころか退屈なので、彼が敵に回るのは実に面白いところ。もとよりクソ野郎だしね('ω')

それにしてもこの映画の面白いのが、主人公がちゃっかりパパンなのよね。妻子を助ける為に覚醒するのとか、ベタだけどそら盛り上がってしまう。

あと作中で「フェイタリティ!」言ったり「フローレスビクトリー……!」言ったりと、原作愛に溢れてるの好きwwww

それにしても案の定ブロンドおねーちゃんの才能すごいな。アザが出てから速攻で覚醒したぞ。
いやー、残り30分の勢いがすごいねこれ。ハンゾウの復活もといスコーピオン登場からの共闘。あと言ったかもですがサブゼロとの戦闘はほんと画面映えする(笑)

これ、それにしてもハンゾウさん4千年(かどうかは知らんけど)地獄で焼かれ続けたのか。さりげにかつてのトラウマを解決するきっかけとなるのもエモかった。

総評

うん、たぶんこれもっとゲームキャラとか詳しかったら盛り上がったんだろうな!って感じでした。キャラのバックボーンをよく知らないと、なんかど派手なアクションとかっこいいキャラがバチバチ戦ってる、知らない怪獣映画見てるみたいな感じでしたね。
全体的にはまあ面白いんじゃない?ぐらいの作品止まりではありましたが、多分モーコン好きな人にはたまらない出来になってると感じさせるだけの原作愛は感じましたね。
格ゲーの映画化するならお手本にするべきかもしれない作品でした。

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