WEBサイトの問い合わせが少ない時に見るべき指標
Webサイトへの訪問者が少ない時、アクセス解析をチェックしていますか?
開いてはみたものの、どの数値を見たら良いか分からない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、問い合わせが少ない時にまず気にするべき数値の「直帰率」と合わせて確認すべき「平均ページ滞在時間」についてご説明します。
また、どうやって改善したら良いかも記しましたので、最後までご覧いただけると幸いです。
直帰率を確認しよう
問い合わせが少ない時の原因は沢山あるけれど、一番最初に見るべきは「直帰率」です。
直帰率とはサイトに訪れた際に、最初に着地した1ページしか見ていない訪問者の割合を指しています。
直帰率=直帰数÷セッション数で計算されます。
アクセス解析ツールで直帰率を探すとパーセントで表示されていることでしょう。
直帰率の目安
直帰率の目安を調べた所、業界ごとに詳しく書かれている資料を見つけました。
貴社の直帰率がこれより高い場合は、お問い合わせ数やコンバージョンが低くなってしまうのはやむを得ないと思います。
なぜ貴社サイトの直帰率が高いのか
第一には訪問者のサイトへの期待と実際に表示された内容とのギャップがあるため、直帰してしまうという行動が起きているケースが多いです。
例えばあなたの会社が美容院に特化したコンサルサービスを提供しているのに、ビジネスマンが会議しているイメージをファーストビューに使っていませんか?
またファーストビューに掲げたコピーはあなたのサービスを端的に表すことができていますか?抽象的でかっこいいコピーを使っていませんか?
そうすると、見る側はこの会社が何を提供しているのか瞬時に混乱してしまい、「これは私が見たかった情報とは違うな」と、ブラウザの戻るボタンで離脱されてしまう可能性が高いのです。
また違うケースも考えられます。
住所や価格などを調べる目的の場合は、もしその情報を知り得たら直帰されてしまうケースがほとんどですが、しっかりとWebサイトの役割を担っていますので問題ありませんね。
そうやって考えると、直帰率が低い方が良いとも一概に言えないのですが、やはり平均より高いのは考えものです。
一度貴社のサイトが分かりにくい内容になっていないか見直してみてください。
平均ページ滞在時間も考慮する
また「平均ページ滞在時間」も、お問い合わせが少ない場合に重要な指標の一つとなります。
平均ページ滞在時間とは、ユーザーが特定のページの閲覧にどれだけの時間を費やしているかを表す指標で、Googleアナリティクスなどで確認することが可能です。
数値の目安としては、ページのボリュームによって一概に言えないのですが、ボリュームの割にあまりに短い場合は、訪問者からそのページには期待する情報が少なかったと判断されたと考えてよいでしょう。
直帰率と平均ページ滞在時間を組み合わせて考える
直帰率が高かったとしても、平均ページ滞在時間が長い場合もあり得ます。
その場合は、ページの中で知りたいことが完結している可能性が高いです。
また内部リンクが十分でないために、そのページに関連した別のページに行く術が分からず、離脱してしまうことがあります。
直帰率を下げるには
サイト全体、特にファーストビューを分かりやすい内容にする
ここまでお読みになればもう対策方法にお気づきかと思いますが、直帰率をある程度下げるにはWebサイトを分かりやすくすることが大切です。
そのサイトが有益かをユーザーが判断する時間は3秒と言われています。
最初に飛び込んでくるイメージやコピー、いわゆるファーストビューがとても大切なんです。
このサイトが何について書かれているのか、あるいはどんな会社なのかを端的に説明するファーストビュー作りを心がけましょう。
サイトの表示速度を短縮する
またサイトの表示速度も一度確認してみましょう。
こちらもGoogleアナリティクスで確認することができます。
かっこよさを重視してファーストビューやページ内に動画を配置していませんか。
あるいは画像サイズが大きいままサイトに掲載されていませんか。
そしてHTMLやJavascriptなどのソースコードが煩雑化されていませんか。
これらを見直すだけでも表示速度はグッと短縮されることがあります。
内部リンクを設置する
もし貴社のサイトが訪問者の期待に応える分かりやすい内容であっても、そこから次に遷移すべきリンクが分かりにくい、あるいは設置されていない場合はやはり離脱されてしまう可能性が高くなります。
またページ内にCTA(クリックトゥーアクション)※1を設置し、訪問者に次の行動を起こさせる工夫をしてみると、コンバージョン※2アップにつかがるかもしれません。
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