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複葉機模型1/144 SE5a&アルバトロスD5

2019年夏~秋頃製作。
VALOMのダブルセット。
塗装は筆塗り。アクリル絵の具につや消しニス仕上げ。

キットは首尾よく入手したもののプラモの基本なんて何も知らず、初心者向けの知識を幾つかネットの海で拾ってから着手した。
実物を精巧に再現した”模型”が作りたかったのではなく、ガチャガチャ回すと出てくるようなちっちゃいミニチュアを自分で作って本棚の片隅に並べてみたい、というのが動機だった。

図らずも箱絵風な写真が撮れた

いつも本を取り出すときに見える位置にいるけど、カメラ(スマホ)を向けたのは久々。かわいい。
風景画を背景にすると雰囲気出る。

以下撮影していて気付いたこと思い出したことなど。

ガラス戸付きの本棚に置いてるからホコリはつかない。
SEの表面が白くなってるのはつや消しニスのつや消し剤が分離してるせい、らしい。塗布・乾燥時に湿度が高かったのが原因かと…。
雲の中に飛び込むと機体の表面に霜がついた、そのうちプロペラまで凍ってしまうんじゃないかと思った…とかいう話を当時の乗り手が書いた体験記で読んだのを思い出した。

霜と思えばこれはこれでありかもしれないけど。分離してるだけなら上からもう一度ニスを塗り直すことで目立たなくなるのでは。
やってみたら追記します。(※記事の最後に追記しました)

十字デカールの謎

アルバトロスの十字を貼ったあとSEのデカールを貼ろうとしたらうまく定着しなかった。のでしかたなく手描きした。上翼と尾翼だけで力尽きた。調べてみたら、アクリル絵の具の表面はマット=ざらついた質感のためデカールがくっつかないと。え、じゃあなんでアルバトは貼れたの??というのが実はずっと謎だった。

メーカーによって絵の具の質感が違う事に気付いたのはつい最近の事。普段ターナーと100均のアクリル絵の具を中心に使っているのだけど、先日リキテックスを初めて使ってみて質感が他のと違うのに驚いた。アクリル絵の具なのにつやがある。
そしてこのアルバトの赤。
実は赤だけ、ターナーでも100均でもなく、サクラクレパスを使ってる。昔適当に買ったやつ。いま使ってるパレットを見ると確かに赤には少しつやがある。アクリル絵の具はマットという先入観のせいで今まで気付かなかった。

つまりアクリル絵の具は、質感の微妙な違いによってデカールが貼れるもの貼れないものがある。当時自分が所持していた絵の具の中でたまたま赤だけ貼れたのだった。


製作当時の作業風景

切ろうとしたら曲がる削ろうとしても曲がる曲がるたびまっすぐに戻してると折れる。エッチングパーツに専用の工具があるなんてつゆ知らず。悩みに悩んでプラ板で代用した。支柱がきしめん。もうちょっと細くしたかったな。
しかも下塗りなしで直接絵の具を塗ったのでちょっと透けてる。下塗り大事。

仲良くうらっかわ見せ

ひっくり返してみたらアルバトのテイルスキッドの先端が折れていた。プラ板で自作した部分だからしょうがないかな…。この部分は形状的にも強度的にもワイヤーを使ったほうがよかったかも。

腹側のカラーリングはどっちも適当。マーキングも省略。
マーキングは地上にいる味方から攻撃されないために描くようになったそうなので、上翼上面より下翼下面のほうが重要ですね本来は(でも飾ってるときは見えないから…)。

曇りの日、レースカーテン越しに撮影した

バキバキに折れたパーツや貼れないデカールを前に頭抱えつつも一応2機とも完成させたのは初心者にしては上出来。ということにしておきたい。

風景画の上で空戦ごっこが撮影できるのは1/144ならでは、ほかのも作って遊びたくなってしまった…けど、いやそれはいま製作中のやつが終わってから、ちょっと待って。


※ここから追記

before

after

全体にもう一度ツヤ消しニスを塗り直した。
写真で見るとまだ粉っぽさが残っているけど、肉眼だと緑が鮮やかになり表面が滑らかになったように見える。ちょっとマシになった。

もう少しきれいにするなら粉の残る部分をやすりで削ってさらにニスを重ねるといいかも…だけど普通に飾る分にはあまり気にならないのでこの辺で。

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