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整形と私③ カウンセリング

今回はカウンセリングに行った時の話です。

私は生まれたころからといっていいほど外で遊ぶことが苦手で、運動も下手だったし元気に外に出るって行為を小さいころからほとんど好まなかったわけです。最近でも友達と外に出る機会は増えてきたほうですがやっぱり嫌いなものは嫌いでとても疲れます。

私の母がR〇SHという石鹸などを多く扱うお店が大好きで私もその影響ではまっていた時があったのですが、自分の現状を知り、どれだけ恥ずかしい顔か知った時に、急にいけなくなりました。美容院も脱毛も服を買いに行くのでさえも、誰かに笑われているのではないか、こんなブスが買いに来て笑えると嘲笑されているのではないかと怖くなって、お店に入れません。今でも怖いです。とくに阪急のデパコス売り場なんて通るのもおこがましい。ずっと引きこもっていたい。

こうやって文にするととても笑えますね。無様すぎる。今までへらへら出入りしていた店に、自分の容姿を再確認したとたん入れなくなるなんて滑稽すぎます。

そんな私が、大阪の中心である梅田へ行き、美容外科に入ることを決意しました。
手早く言うと、同じような悩みを持っている人が集まるところなら、こんな私も入れるだろうと思えたからです。家にいたって始まらないから行動しようと思いました。つまり軽率野郎です。

まぁだいぶ前部分は省略していますが、カウンセリングに至るまでひかれるほど毎日泣いたし、親とも討論しました。とりあえず無料カウンセリングには行こうと決定したので、まずは電話です。

電話の応対はとても丁寧で優しかったです。すごく温厚で、このクリニックにしてよかったと思いました。(はやい)

日程を決め、担当医を決め、いよいよ当日になった時、急に怖気づいて行きたくなくなりました。期待と恐怖でなんかごちゃごちゃになっていたんだと思います。未成年なので母に同行してもらったのですが、「コンビニ寄る?」「寒いね~」などたくさん気がまぎれるよう声を掛けてくれていたのですが私はほとんどうわっぺらな返事しかしてなかったです。ごめんママ…。行き道は私だけで下見を何度もしていたのですんなり到着。

クリニックの中はとても清潔なイメージでかかりつけの内科みたいな雰囲気だったので、少し緊張がほぐれました。私の中で美容外科ってどんなイメージだったんでしょうね(笑)

(整形していると思われるような眼の)受付の優しくてきれいなお姉さんに問診票を貰い、化粧を落としました。すれ違う人や座っている人は本当に内科にいるみたいな普通の雰囲気で、みんな何かに悩んでいるとはとても思えませんでした。ただ、診察室の前の待合は、どことなく重く不安な雰囲気がありました。とても独特でした。

まずカウンセリングで使う写真を撮られました。前髪も横髪も全てカチューシャで挙げられて、私の顔オブノーメイクブスって感じの私の顔が撮れました。写真を撮ったお姉さんも何も言わないし、もくもくと何枚も写真を撮るだけで、少し怖かった。

母と待合で待っている時に、どうしても聞きたかったことを聞きました。
「娘が整形するってどんな気持ち?」
これはほとんど冗談のように聞いてしまったので
「うーん」
としか言われず、向かいの壁に貼ってあった二重整形のポスターを見て
「右端の人の目とかいいよね」
と話をそらされました。

これは私の推測ですが、母はあまり整形に前向きではありません。
父は大いに応援してくれていて、むしろ、おれの遺伝子半分入ってんだから半額出すとまで言ってくれています。
母はやはり同じ女性という目線か、複雑な心境なんだと思います。私はもっと反対されるかもと思っていたので、この反応は想定内でしたが、物思いに耽るような親の顔を見るのは想像以上に辛かったです。でもカウンセリングに行く前は「あんた今日カウンセリングやったっけ?二重やったっけ?」なんてふざけたことを聞いてきていました。どう思っているのか私にはまだわかりません。母親ってあまり興味がないようなものなのでしょうか。

受付待ちと待合での待ち時間を合わせると30分以上は待っていた気がします。
ようやく診察室に呼ばれました。
温厚で優し気な先生でした。私はもう一人施術をお願いしたい先生がいたのですが、電話で40人キャンセル待ちといわれたので諦めました。普通ならいくらでも待とうと思ったのですが、私は大学に上がるまでの期間で完成させたかったので、もう一人のたくさん経験のある先生にお願いしました。

わかりやすく説明を受けた後、私から質問をいくつかしてもいいですかと申し出ました。
ルーズリーフ一枚にぎっしりかかれた質問を見ても先生はなんでも聞いてくださいとしか言わなかったので、やはり聞かれ慣れているという感じしました。

質問の内容を一部引用すると、

・術後のアフターケアについて
・モニターについて(安くなるか)
・腫れは長くてどのくらいか
・施術中目を閉じる強さで出来が変わると聞いたが本当か
・シャワー・メイクなどはいつからしてもいいのか
・サイトにある施術動画(微グロ系)は見ておいた方がいいのか
・蒙古襞ってなに?
・全切開は得意か?
・お金の払いかたについて

です。
他にもたくさん聞きました。

でも、最初にわかりやすく丁寧な説明があったので、ほとんどの質問は、私が聞く前に解決していました。やっぱり大手だと聞かれやすい質問はあらかじめ言うんだなぁという印象です。

質問の答えはここには書きません。
もしこれから、全切開や二重手術を受ける方は、ぜひ自分で聞くべきだと思うからです。
くそ調子乗ったこと言ってます。すみません。

カウンセリングで聞くべき質問などは調べたら腐るほど出てきます。
自分の口できいて直接担当医から答えを貰える方が私は安心しました。

診察室を出るときに、先生から
「まぁ死ぬような病気じゃないんだし、もっと楽においで。わからないことあったらいつでも電話してくれていいからね」
と言ってもらえました。この言葉でとても楽になれたと思います。

優しくジョークも交えるような先生で、診察室を出るときは少し笑えるようになっていました。

そのままクリニックを出てカウンセリングは終了しました。目の形は当日、施術する前に確認するようです。私はアイプチなどをほとんどしないのですが、空いている日に少し試してみて、当日までに理想の二重ラインを探そうと思います。
いままで集めてきた、理想の二重の画像フォルダもカウンセリングでは使わなかったです。

調べてみると先生と書き込んで話した方がより効果的だという意見もあったので、ぜひそのかわいいふたえおめめ画像たちを印刷していこうと思います。


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