Dr. PANDA(なかのともき)

よろしくお願いいたしますw コミュニティドクターとして地域医療や地域ケア、まちづくりに…

Dr. PANDA(なかのともき)

よろしくお願いいたしますw コミュニティドクターとして地域医療や地域ケア、まちづくりに従事しております。

最近の記事

The memory of being cherished as one's own person

We have been supporting a woman at Nanohana for several years who had lost her dear and beloved husband and was grieving and had lost her direction in life. She had been struggling to escape the loss of her husband for the past several yea

    • 大切にされた記憶

      大切な愛する夫を亡くし、悲嘆に暮れて生きる方向性を見失っていた女性を数年前から菜のはなで支援していた。 彼女はこの数年間、夫を亡くした喪失感から逃れたいともがいていた。菜のはなも様々な地域コミュニティを案内したが、彼女は家族でないとダメと話して決して参加することはなかった。 そんな彼女が1年前から、いくつかのコミュニティへ参加してラジオ体操やおしゃべりなどをするようになった。理由はいまだにわからない。菜のはなのメンバーはそのことに驚くとともに、良いこととして見守ってきた。

      • 社会的処方をふりかえる。

        もはや過去の事ですが、一度、冷静に振り返ってみたいと思います。 日本における一連の「社会的処方運動」に関する問題点の多くは、社会的処方の外側にあったと思います。 (もちろん社会的処方自体、定義が曖昧で、議論に絶えないということや医療化などの問題点は初期から指摘させていただいておりましたが・・・。) 今回はあえて社会的処方自体の問題点ではなく、その外側の問題について考えてみたいと思います。 まず国内の学者や有識者らが持ち込んだ「英国の社会的処方」に関する情報が、驚くほど

        • 全日本断酒連盟 第60回全国(東京)大会へ菜のはなのアディクションの会代表として参加してまいりました。

          雨の日曜日、東京都立川市の立川ステージガーデンで全国大会が開催されました。 「ゼンダンレン」と聞いて、全日本断酒連盟を連想する方は少ないかと思いますが、私も初めて全国大会に参加させていただきました。 開会式からの参加でしたが、朝からアリーナ席はほぼ満席で、当日申し込みだった私は2回転目の席を案内していただきました。係の方々は皆親切で、初めての私でも安心してお話を聞くことができました。 総会の内容は、式典的な挨拶、会員の宣誓、アルコールに関する生活史を自ら語る「体験発表」

        The memory of being cherished as one's own person

          ケアカフェ・三原岳さんのお話を伺って

          地域の実情に応じたといいながら、容易に他地域の仕組みを整理や取捨選択もせずにもちこもうとするのは、地域の実情に応じていないか、中身が○っぽなのだろうと思いました。また、制度政策と現場・生活など、マクロとミクロの鋭利なせめぎ合いは、つねに政策が生活を支援する際の永遠の課題なのだろうとあらためて感じました。 これらを盲目的に、良いこととして推進したかつての自立支援介護や社会的処方に強烈な違和感を感じたのが腑に落ちました。 しかし一方で、どうしても必要な社会保障サービス(社会保

          ケアカフェ・三原岳さんのお話を伺って

          糖尿病専門医の末席から「ダイアベティス」について叫ぶ〜糖尿病の名称変更に関する議論についてコメントさせてください〜

          取り急ぎ「糖尿病の名称変更」についてコメントさせていただきます。 まず、この議論が病態の理解が不足していることに原因を見出しているとするならば、1型糖尿病と2型糖尿病とに分けて議論する必要があると考えます。また、1型糖尿病の名称変更の議論は、今回の議論に先駆けて存在しておりました。 次にダイアベティスという名前のインパクトが話題となっておりますが、過去に名称変更した統合失調症や認知症でさえ、名称変更のスティグマ解消に対する効果について十分に検証されていないようです。 ス

          糖尿病専門医の末席から「ダイアベティス」について叫ぶ〜糖尿病の名称変更に関する議論についてコメントさせてください〜

          本日、地域包括ケア会議。

          本日、地域包括ケア会議。行政、地域包括支援センター、社協など、日々地域を奔走する方々が菜のはなに集いな困難事例を共有しました。 それにしても、この社会はケアする社会。多くの市民や経済もあらゆる人たちが、あらゆる人たちを支えている、という話題があがりました。 「難しいね」「なかなか解決しないね」と互いを励まし合いながら、また地域の現場に向き合うために戻っていくのでした。 今日もお疲れ様でした。

          本日、地域包括ケア会議。

          今年度のケアカフェ幸せ杉がスタートしました!

          今年度のケアカフェ幸せ杉がスタートしました! ケアカフェは市民、専門職、行政、どなたでも参加できる出会いと学び、そして意見交換の場で、地域ケア拠点菜のはなが毎年主催しております。 特に今年、幸手市と杉戸町は厚生労働省の災害対策事業(地域BCP策定事業)を受託しており、災害は年間テーマの中心とのひとつになっております。 そのため最初の講師は、東京弁護士会の弁護士 中野明安さんでした。 私が防災士講習会でお話を伺い、衝撃を受けた講師のお一人で、地域の皆様にもぜひ聞いていた

          今年度のケアカフェ幸せ杉がスタートしました!

          職場&出張用でNreal airを導入しました。

          ずっと悩んでいたNreal air を職場と出張用に導入しました。 お悩みポイントはメガネ使用と画質でした。 メガネは秋葉原で使用させていただいたところ、(私の場合は)全く問題ないことがわかり、あえなくクリア。 画質もnebula for macの登場でクリアされ導入へ。 iPhoneはアダプタをかませて持ち歩きは難しいですが、iPad miniはアダプタ不要でしたので、むしろベストマッチ! 最初は不安でしたが、使用二日目でおおよそ期待値まで到達できたと思います。

          職場&出張用でNreal airを導入しました。

          pico4は仕事専用機としてコスパ最強?

          先週からpico4をレンティオで借りてるのですが、買うよりコスパ高すぎてマンスリーレンタルに変更しました。 pico4はmetaquestより画質や軽さでアドバンテージがあるも、アプリが少なく、特にyoutube以外の動画系サブスクはほぼ使えないのが残念です。 仕事特化として、immersed(私はこっち派)やvirtual desktopの専用機として考えれば、仕事に集中できて、巨大スクリーン4枚と快適な作業空間を手に入れることができます。 統計ソフトや書類を並べての

          pico4は仕事専用機としてコスパ最強?

          幸手市と杉戸町で5月以降のコロナ対応でお困りの時は?

          おはようございます。菜のはなの中野です。 ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか? さて、5月から新型コロナウイルス感染症が5類に移行することを受けて、不安を抱えている方も少なくないと思います。 幸手市や杉戸町では複数のコロナ対応医療機関がございます。感染を思わせるような発熱や咽頭痛などの症状でお困りの時は、まずはかかりつけ医に連絡していただくか、こちらの埼玉県ホームページから対応医療機関を検索して見つけることができます。 https://www.

          幸手市と杉戸町で5月以降のコロナ対応でお困りの時は?

          オンラインサロンでセミナーを開催します。

          私のオンラインサロン Dr.PANDAO〜地域医療とコミュニティケア〜にてシリーズもののオンライン講座を開講します。 文字通り、地域医療とコミュニティケアを志す、または従事される方々のための出会いと学びのためのガチのサロンです。 昨年まで雑誌「コミュニティケア」に1年半連載したわたしの半生と反省を綴ったエッセイをさらに深掘りしていきます。 雑誌の都合上、書けなかった諸々の話もたくさん盛り込みます✨ 第1回は5月9日20時よりオンラインで開催します。 ご参加はこ

          オンラインサロンでセミナーを開催します。

          オンラインサロン

          緩募^_^ 「地域とコミュニティケア」というオンラインサロンを作ろうと思います。 https://discord.gg/Yenfngq5 ミクロ、マクロを問わず、地域で活動したい方のためのオンラインサロンです。 私の経験も余す所なくお伝えします。さらに参加者同士で体験を共有できたら嬉しいです。 勉強会も定期的に計画します。 コミュニティケアの孤独を和らげます。 コンフリクトで傷ついたケアも行います。 参加を希望する方はDiscordからご参加ください。第一期の

          地域レベルでBCPを策定するには?GPT4に聞いてみた。

          個別の事業所ごとでなく、地域全体でBCPを策定していくことが重要と考えますが、こうした取り組みに名前は付けられていますか? 地域全体でBCPを策定する取り組みには、いくつかの呼び方があります。 地域BCP 地域共通BCP 地域防災計画 地域総合防災計画 地域安全保障計画 これらの呼び方は、地域の特性や目的に合わせて使われることがあります。たとえば、地震や津波などの自然災害に備える場合には、地域防災計画や地域総合防災計画という呼び方がよく使われます。一方、テロやサイバー攻撃

          地域レベルでBCPを策定するには?GPT4に聞いてみた。

          自立というワードの多義性についてGPT4様と語ってみた。

          自立の多義性 Model: GPT-4 自立という概念はその多義性について知られています。そこで、日本の法律や制度上で、自立という概念の多義性はいくつに分類することができるでしょうか? 日本の法律や制度における「自立」という概念は、多義的な言葉であり、その分類は一定ではありません。ただし、主に次のような分類が考えられます。 経済的自立: 経済的な面で独立し、他人に頼らずに生活できる状態を指します。例えば、働いて収入を得ることで生活費を賄える状況などです。 社会的自立:

          自立というワードの多義性についてGPT4様と語ってみた。

          まちづくりでモデルの横展開?おねがいだから笑わせないでくれ。

          地域実践ではケアシステム領域と暮らしとのあるべき関係性を約20年にわたり模索してきた。 この中で、あくまでも個人的な結論として「横展開」して仕組みを作っても、支援者側の支援になったとしても、市民のまちづくりには全く意味を持たないとの考えに至っている。 そもそも横展開、つまり移植できるモデルなんてまちづくりのレイヤーにのらない小さな事業レベルのものであり、またどんなに素晴らしいものを移植しても、それ自体の意味でしかない。 個別の事例によって、まちづくられることはないし、

          まちづくりでモデルの横展開?おねがいだから笑わせないでくれ。