ども、珈琲党のレオンです。砂糖もミルクもいらん派です。

これって毎回選挙のたびにうんざりする事のひとつなんです。だって本当に日本人って政治に無関心なんだもの。でもさ、うんざりしてても何も始まらない。だから原因を突き止めようって思ったんです。世界で一番投票率の高い国ってどこなんだろう？って先ずは検索してみました。スイスでしたね。だからスイスに注目してみようかって。

スイスって直接民主制なんですよ。直接民主制というのは簡単に言うとその名の通り、国民が直に政治に参加できるというシステム。スイスに置いては「国民投票 ( レファレンダム )」と「国民発議 ( イニシアチブ )」という、二つの独自の制度によって成り立ってます。もう知ってるという方は飛ばして読んでくださいね。これって面倒くさいしデメリットもあるシステムなんですけど国民が政治に関わらざるを得ないというか、暮らしに直接結びついてるという実感があるんです。私の一票が国を直接変えることができるんだって思えるんです。だから皆投票するんです。日本とは正反対ですね。日本の場合は票を獲得したあとでマニフェスト詐欺ばかり繰り返す政治家が多いです、だから自分たちの意思が政治につながるどころか逆になるケースが多くて、だったら最初からもう選挙なんかいかねえよってなっちゃいます。そこで少数派でもカルト宗教団体なんかの組織票が大活躍してしまう。

ポピュリズム政権によってポピュリストが増産されて民主主義が崩壊しかかっているのは日本だけじゃない。アメリカ、イタリア、ポーランド、オーストリア、ハンガリー・・世界中で今、民主主義が抑圧されている国がたくさんあるんですよね。これも時代だと嘆いて諦めるにはまだ早い気もします。

この制度はスイスに最初からあったわけではなくスイス国民が150年もの年月をかけて築いたものです。だから簡単に日本にも導入できるものではありません。が、つい最近の2018年7月にイタリアで世界初の直接民主制担当相(リカルド・フラカーロ氏)が誕生しました。これって割とすごいことです。何をするにもダラダラと時間のかかるイタリアにできて日本にできないわけないじゃないか？と期待せずにはいられません。(イタリアの方、失礼しました。私ジャンレノ大好きですヨ)

このまま安倍政権が続けば間違いなく日本は沈んでゆく。私達にはもういくばくの時間がないように思えます。インスタントでも良いから市民の政治参加を可能にするインフラが何かあればと願わずにはいられません。いや願う暇があれば行動しろよって自分に言い聞かせてます。